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AIの実力 #21: 私の「スキ」わかる?

人類皆クリエーターの現代
読み手が自分の好きな作品に巡り逢うのは奇跡
その奇跡を起こりやすくしたい
という話を書きました。

もし、AIが「わたし」の好みを理解して
選ぶことができたら・・・
そんなことは現時点で
果たして可能なのでしょうか?

というわけで、試してみました。



1. 比較した生成AIのバージョン

  • ChatGPT 5 Thinking

  • Gemini 2.5 Pro

  • Claude Opus 4.1

2. 試した質問

AI に私の「特にスキ」を理解できるか、実験してみたい。

過去のセッションの記憶はいっさい使わず、
以下を忠実に実行して。

まず、背景を理解するために、
次の二つの記事を読んで、 ポイントを簡潔に挙げて。 https://note.com/kakuchill/n/n953d02363198
https://note.com/kakuchill/n/nea95626fe3a3

その上で、
私が「特にスキ」に選んだ次の記事を読み、
私が何を「特にスキ」と思ったのか想像し、
解説してみて。
https://note.com/flu_den/n/ndfbdf3c68fad

3. 模範解答

私自身の正解は言語化してませんでした。
AIの回答を読んで、私の気持ちと合っているか、確認するつもりでした。

4. 結果

  • ChatGPT 5 Thinker: 〇

  • Gemini 2.5 Pro: 〇

  • Claude Opus 4.1: 〇

3者とも
思ったりよりちゃんと、
タスクを実行してくれました

url にアクセスできないと言い出すとか、
記事と違うことを語りだす (ハルシネーション) とか、
そういう残念なことは起きませんでした

その意味で「」。

5. 所感

私の気持ち
適切に表現してくれているかというと、
正直違います
ですが、サンプル1個だけですし、
私の好みもほとんどインプットしてないので、
それは仕方がないかな、と。
あとは鍛えれば使えるかもしれない、と期待できます。

敢えて言うなら、
私の「読みながら可笑しく吹き出しちゃう」という感覚が、
果たしてAIにわかるのか、
そこがわかりませんでした。
どっちかというと、わかってないんじゃないかと、疑ってます。
そこを評価するには、
もう少し丁寧に実験を設計しないと
いけなそうです。


6. ChatGPT 5 Thinking の回答

承知しました。記事を読み、要点→推測の順で簡潔にまとめます。

背景(2本の要旨)

  • 「情報生活デザイン #9」

    • 本当に「好き」に出逢いにくい理由:①制作/流通コスト低下による量の爆発、②“目利き”の不在、③広告経済の最適化指標(滞在時間/クリック)との乖離、④広告非依存でも「スキ」等の単一指標に依存せざるを得ないこと。

    • 解決の方向性:自分の嗜好を深く理解する「わたし専用の目利き」と、信頼できる知人の“目利き”同士の連携=顔の見える口コミ。プライバシー上の違和感を避けるため、あくまで実名関係に基づく共有とする。奇跡の出会いを“必然”に設計する発想。

  • 「特にスキ #0: 趣旨」

    • 上記の方針を“まずは手動で”実践する宣言。「ただのスキ」では埋もれるため、ジャンルを絞らず“特にスキ”な記事へのリンクを継続的に共有していく。

「特にスキ」推測(対象:潮永三七萌「エロ本退治」)

以下は想像ですが、上記の“好み”の例示(「読んで気分が楽しくなる話」「複雑な気持ちを言葉にできる」「他者を非難せず自分を笑える」等)に照らすと、この作品が刺さった理由は次の通りと考えます。

  1. 読後感の軽やかさ
     幼少期の“退治”という出来事をユーモアで包み、下世話に流れず爽やかな笑いに着地させる語り口は、「読んで気分が楽しくなる話」に合致します。作中の軽妙な自問自答(見つけた→本当は見たい、しかし退治…という往復)が効いています。

  2. 複雑な感情の可視化
     道徳(退治)と好奇心(見たい)の葛藤を、平易な言葉で切り分けて言語化しており、「複雑な物事や気持ちを、うまく言葉にできる人が好き」という嗜好と整合します。特に“退治の論理”(おっぱい=本質→識別不能化が最優先)という擬似ルール化は、思考の骨格を見せる巧さです。

  3. 自嘲と他責回避
     作者は誰かを断罪せず、自身の好奇心も含めて茶目っ気をもって描きます(「本当は惜しい」等)。これは「他者を非難するより、自分を笑う人が好き」に合います。

  4. 説教や“知らない人のアドバイス”の不在
     結論を押し付けず、体験の温度で終える構成は「知らない人のアドバイスは読みたくない」という指向に合致。体験談の共有に留める距離感が心地よいです。

  5. 具体と抽象の行き来
     “駐車場の茂み/おもちゃの剣/枝”といった具体の連打で情景を立ち上げつつ、「何がエロ本をエロ本たらしめるか」という抽象化に跳ぶ構成が巧みで、読み手の内省を誘います。

結論として、この作品は「顔の見える口コミ」で共有したくなる“私的最適”――〈軽やか・自嘲・精密な言語化〉の三拍子が揃っており、あなたの「特にスキ」の基準に合致すると判断します。


7. Gemini 2.5 Pro の回答

実験にご協力いただき、ありがとうございます。

ご指定いただいた3つの記事を拝読しました。まず、背景となる2つの記事のポイントを整理し、その上であなたが「特にスキ」に選んだ記事について、その理由を解説します。

背景:あなたにとっての「特にスキ」とは

はじめの2つの記事から、「特にスキ」があなたにとってどのような意味を持つのか、以下のポイントが読み取れました。

  • 単なる「スキ」を超えた強い共感や感動: いいなと思ったコンテンツに気軽につける「スキ」とは一線を画し、「これは!」と心を鷲掴みにされた、自分にとって特別に響いた作品に送るもの。

  • 「顔の見える口コミ」としての共有の意思: 素晴らしい作品が他の情報に埋もれてしまうのを惜しみ、「この感動を誰かと分かち合いたい」「この素晴らしい作品をもっと多くの人に知ってほしい」という純粋な気持ちが込められている。

つまり、あなたが選ぶ「特にスキ」は、個人的な深い感動と、それを他者へも届けたいという思いが合わさったものであると理解しました。

「特にスキ」に選ばれた記事の解説

あなたが「特にスキ」に選んだ記事 https://note.com/flu_den/n/ndfbdf3c68fad は、小学生時代の「エロ本退治」という微笑ましい思い出を振り返りながら、大人になった今だからこそ気づく、物事の多面性やそこに関わった人々の優しさ、そして自身の幼さへのほろ苦い反省が描かれた秀逸なエッセイです。

以上の背景を踏まえ、あなたがこの記事を「特にスキ」と感じた理由を、以下のように推察・解説します。

1. ユーモアと切なさの絶妙なブレンドへの共感

この記事の最大の魅力は、子供時代の無邪気な正義感(エロ本退治!)というユーモラスなエピソードを入り口にしながら、読み進めるうちに、幼馴染の純粋さ、母親たちの陰の苦労、そして大人になった筆者の後悔といった、切ない感情へと巧みに誘う点にあります。

この笑いと切なさのコントラストが、読者に深い余韻を残します。多くの人が経験するであろう子供時代の思い出を、単なるノスタルジーで終わらせず、人生の機微に触れる物語へと昇華させている点に、あなたは強く心を動かされたのではないでしょうか。

2. 「気づき」の瞬間に込められた普遍性

子供の頃は「正しい」と信じて疑わなかった自分の行動が、大人になって振り返ることで、全く違う側面を持っていたことに気づく。この記事は、その「気づき」の瞬間を鮮やかに切り取っています。

「正義のヒーロー」だったはずの自分が、実は好奇心に負けていたり、誰かの優しさの上で好き勝手やっていただけだったり…。こうした過去の自分へのほろ苦い気づきは、多くの人が人生のどこかで経験する普遍的なテーマです。この記事を通して、あなた自身の過去の経験や感情が呼び覚まされ、「そうそう、こういうことあるよな」という強い共感につながったのだと想像します。

3. 誰かに伝えたくなる「良質な物語」

そして最後に、この記事が持つ物語としての完成度の高さです。巧みな情景描写、テンポの良い語り口、そして読後感が、あなたに「これは単に面白いだけじゃない、素晴らしい作品だ」と感じさせ、「この感動を誰かと共有したい」という「特にスキ」の動機を強く刺激したのではないでしょうか。

この実験を通して、あなたの「特にスキ」は、単に好みというだけでなく、心を動かす物語の構造や、そこに込められた感情の機微を的確に捉える感性に裏打ちされたものであると感じました。


8. Claude Opus 4.1 の回答

背景記事のポイント

1つ目の記事「もしSNSが『わたし』の幸せを優先してくれたら?」

  • コンテンツ過多の問題:noteだけでも1日4万件の新着記事。好きなものに巡り合うのが奇跡的に難しい

  • 「目利き」機能の消失:プロのフィルタリングがなくなり、玉石混交の状態に

  • 提案する解決策:「わたし」専用の目利きと、信頼できる知人の目利きとの連携

  • 「顔の見える口コミ」:システムの自動推測ではなく、本来の意味でのソーシャルネットワークを重視

2つ目の記事「特にスキ #0: 趣旨」

  • 実践の宣言:前の記事の理論を手動で実践する試み

  • 「特にスキ」の共有:ただの「スキ」では埋もれてしまう、特別な作品を記事として紹介

  • ジャンル不問:文章、写真、イラストなど何でも、自分の「特にスキ」を共有

あなたが「特にスキ」と思った理由の考察

「エロ本退治」という記事をあなたが「特にスキ」に選んだのは、以下の要素があるからだと想像します:

1. 複雑な感情と視点の多層性

この記事は一見コミカルな子供時代の思い出話でありながら、実は多層的な視点と複雑な感情が絡み合っています。正義感を持つ幼馴染、それに表面的に同調しながら内心では別の欲求を持つ語り手、そして最後に明かされる母親たちの存在。これは、あなたが背景記事で言及していた「複雑な物事や気持ちを、うまく言葉にできる人が好き」という点に合致します。

2. 自分を笑う姿勢

語り手は自分の過去の行動を振り返り、「私の行動に関しては、一つも褒められるところが無い」と自虐的に、しかしユーモラスに描写しています。これは「他者を非難するより、自分を笑う人が好き」というあなたの好みに完璧に合致しています。

3. 発見と反転の構造

物語は段階的に新たな視点を提供します:

  • 第1段階:子供の正義感vs隠れた欲求

  • 第2段階:大人になって告白→幼馴染の純粋さの再発見

  • 第3段階:母親たちが片付けていたという最終的な真実

この構造は、単純な懐古話を超えて、認識の反転を繰り返す知的な面白さがあります。

4. 普遍的でありながら独特な体験

エロへの興味という普遍的なテーマを、「エロ本退治」という独特な切り口で描いています。誰もが持つような感情を、誰も経験したことのないような状況で表現する技術の高さがあります。

5. 優しさと後悔の混在

幼馴染の純粋さを今更ながら理解し、母親たちへの申し訳なさを感じる語り手の姿勢には、人間関係への繊細な配慮と優しさが感じられます。これは「観て優しい気持ちになる」というあなたの好みとも通じるものがあるでしょう。

この記事は、表面的な面白さだけでなく、人間の複雑さを軽やかに、しかし深く描き出している点で、あなたの「特にスキ」の基準を満たしているのではないでしょうか。



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