やらないことを決めても、余裕が生まれない人へ──私が「抱え込み癖」に気づいた、たった一つの視点
「余裕をつくる努力」は、もうしている
余裕をつくったほうがいい。
やらないことを決めたほうがいい。
それはもう、十分わかっているという方へ。
私自身も、いろいろやってきました。
深呼吸をして落ち着くとか。
コーヒーを控えて、紅茶やカフェインレスにするとか。
家事は家電に頼るとか。
夫にも、できる限り任せるとか。
仕事でも、家庭でも、育児に関することでも、
「やらないこと」はちゃんと決めてきたつもりです。
それなのに、どこか余裕が生まれない。
減らしているはずなのに、
頭の中はいつもフル稼働していて、
気づくと小さなことまで気になっている。
「これ以上余裕を作るには、
何をどうしたらいいんだろう」
そんな感覚が、ずっとありました。
きっかけは、他人の一言
そんなある日、
仕事の進め方を、社内の人にぽろっと相談したときのこと。
返ってきたのは、こんな言葉でした。
「え、そんなところまで自分でやってるんだね」
その瞬間、
少し大げさだけれど、目からうろこが落ちた気がしました。
あ、これって
「自分がやらなきゃ」と
私が思い込んでいただけなんだ、と。
言われるまで、
それが「やりすぎ」だなんて、
考えたこともなかったのです。
余裕の作り方は、いつも“自分基準”
巷には、
余裕のつくり方や
やらないことの決め方、
優先順位のつけ方が溢れています。
私も、それなりに参考にしてきました。
でも、ふと気づいたんです。
それを考えているのは、
いつも自分の頭の中だということ。
自分の常識。
自分の基準。
自分なりの「普通」。
そのフィルターを通して、
「これはやる」「これはやらない」を決めている。
しかもそのフィルターは、
とても真面目で、
とても責任感が強くて、
「気づいてしまう」性質をしている。
だからこそ、
どれだけ工夫しても、
フィルター自体が変わらなければ、
出てくる答えも、大きくは変わらない。
「これ以上どうしたらいいかわからない」
状態になっていたのは、
むしろ自然なことだったのかもしれません。
他人のフィルターを通してみる
キャリアコンサルタントの勉強をしていたとき、
アルバート・エリスのABC理論を学びました。
A:出来事
B:信念(その人のものの捉え方)
C:感情・行動
このB、つまり「信念」。
私はこれを、
自分の中にある常識や基準、
「普通はこうでしょ」と思わせる
思考のフィルターだと捉えています。
今回の出来事も、まさにそれでした。
自分のフィルターでは
「ここは自分がやるもの」だったことが、
他人のフィルターを通した瞬間、
「あ、任せてもよかったんだ」と見えた。
抱え込み癖に気づく一番の方法
自分で考えることは、もちろん大切です。
でも、
もう十分やっているのに余裕がない
工夫しているのに、楽にならない
これ以上どうしたらいいかわからない
そう感じたときは、
諦める前に、人に話してみてほしい。
アドバイスをもらうためじゃなくていい。
答えを出してもらう必要もない。
ただ、
自分の考えを、他人のフィルターに一度通してみる。
それだけで、
「抱え込まなくてよかったもの」に
静かに気づけることがあります。
まとめ
私自身、抱え込み癖はあります。
正直、今もあります。
たぶん、この癖は
簡単にはなくならない。
でも、
「あ、また発動してるな」と
気づけるようになっただけで、
随分ラクになりました。
余裕をつくるために必要なのは、
もっと頑張ることでも、
もっと我慢することでもなくて。
一人で考え続けないこと。
人に自分の心の中を話すって、大事ですね。
本当に侮れない。
改めて、そう感じた出来事でした。
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