保護犬の育犬ノイローゼになりかけた
我が家の愛犬「長い犬(仮名)」は、推定1歳を少し越えたあたりで道端で野犬として発見され、シェルターに保護されたという。その後、一度良いご家族に引き取られたものの、ご家族の都合によりシェルターに舞い戻り、直後にわたしとパートナーの家に引き取られた。

シェルターで言われたのは、「最初の3日は緊張を解く時間、次の3週間はルーティンを設定する時間、次の3ヶ月はようやく落ち着いて新しい家族との絆を築き始める時間」という3-3-3 Rule。日本でも言われたりするんでしょうか?
わたしもパートナーも犬をしっかり育てたことがなかったため、最初の3日はどうしたらいいのかわからず逐一大騒ぎ。街の音が耳慣れなかったのか、最初の一夜は不安がってクレートに閉じ込めるのも憚られ、リビングのソファで一緒に寝た。寝たというか、バスや電車の音がするたびに耳をそばだてて不安そうな顔をする長い犬に「大丈夫や〜」と話しかけたり撫でたりするだけ。犬も人もあまり寝付けなかった。
毎日のトイレトレーニングや散歩のルーティンも3週間ほどすると定まってきて、もともと人懐っこい犬なので近所の子どもたちと出会っても問題は起こさず、ほっと一息ついた。
まずは夜のクレートトレーニングを始める
その頃には自分たちなりに情報を調べたり、しつけ方法をすでに犬を飼っている友人にあれこれ聞いたり、ペットショップで買い物に行くときにスタッフに相談をして、なんとなくクレートトレーニングを早めにしたほうが良いのでは?という話になった。
来た初日からリビングのソファにはあまり躊躇なく飛び乗って休んでいたので、前の家ではソファでくつろぐ週間だったのだろうなと思ったりしたが、うちはふたりとも別々で仕事などの理由で留守にすることがある。他の家に数日預けたり、今後犬の一時預かりに出したりするときに備えてクレートトレーニングをしておきたいとわたしが強く主張した。

そこで、まず寝る前にトイレに連れ出した後は、私たちがベッドに行く前は必ずクレートにいれる。朝、トイレに出してやり、ご飯をあげる。というルーティンを設定することに。最初はクンクンないていたりクレート自体を嫌がる様子を見せたので、長い犬が非常に好きなおやつをクレートでだけあげるというルールにしたりしたが、なかなかうまくいかない。食べ終わった瞬間に出たがって吠えるし、そのうちクレートに近づくのも警戒するようになってしまった。失敗である。
1〜2週間の「クレートは美味しいところだキャンペーン」の失敗のあと、ある週末にふと思いついてクレートの中に敷いていたマットレスを丸洗いしてみた。その朝にクレートでご飯をあげたあと、マットレスを引っ張り出して噛むような仕草を見せたため、もしかしてなにか嫌な匂いがついていて臭いのでは、と思ったのだ。
まさしくビンゴで、一度洗ってやるとクレートに入るときの嫌そ〜な顔をしなくなった。さらに、よく見ていると長い犬自身がわざわざ食べ物を持ってクレートに自分で入っていくようなことも全くしない。「ベッドでお菓子とか食べると食べかす散って嫌なんだよね」系の、潔癖犬だったのだ。

道に落ちているものは食べるが、ベッドには持ち込まない潔癖さを併せ持つ。
「クレートの中で食べ物をあげない」「クレートにいれるのは夜寝るときだけ」というルールでひとまず運用することにし、その後2週間ほどで犬も夜寝る前にはいそいそとクレートに入るように。その頃には長い犬が来てすでに2ヶ月ほど経っていた。
犬を引き取るまえには想像すらしていなかったが、犬のしつけには膨大な忍耐力と手間がかかるのだった。
一進一退を繰り返し数週間経ってようやく犬が夜クレートで寝てくれるようになり、勢いづくわたしはさらにクレートトレーニングを推し進めようと考えたのだった…(次回に続く!)
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今日の記事の続き、クレートトレーニング第二章。犬のしつけって案外辛い。
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