システムの発展パターン1【細分化】
6つの発展パターン
システムの発展パターンには、主に次の6つがあります。(参考文献1、2,3)
細分化
可動性の向上
制御の向上
人手作業の置き換え
ミクロレベルへの移行
システム内の不均一な発展
この記事では、発展パターン1の細分化について、具体的な例をあげて解説します。
発展パターン1:細分化
細分化は、次のような順で進む発展パターンです。(参考文献4)
1つの固体→分割固体→さらに分割→粉末→液体→気体→場(エネルギー)
この発展パターンでは次の図のように、1つの固体が分割され、それがさらに分割されることで細分化が進んでいきます。

細分化の例
細分化の例として、洗剤の変化を見てみましょう。
洗剤の種類には、固形・粉末・液体があります。洗剤は一般的には、水や湯に溶かして使います。次の図のように「1つの固体→粉末→液体」と進むにつれて、使い勝手や便利さが向上してきました。

「洗剤の変化」は、次の図に示す「細分化パターンの赤色部分(1つの固体・粉末・液体)」に相当します。

発展パターンは一般的なパターンなので、製品によっては途中が抜ける場合もあります。
また最初からではなく途中から始まる場合もあります。
市場のニーズや、システム(製品)の制約などによって、途中が抜けたり、始まり方が変わることがあります。
細分化パターンを大きく見る
細分化パターンの最初の4段階の「1つの固体→分割固体→さらに分割→粉末」は、すべて固体の状態です。しかしその後は「→液体→気体→場」と進んでいきます。そのため細分化を大きく見ると、次のように見ることができます。
固体→液体→気体→場(エネルギー)
場とは
細分化パターンの最後の場(エネルギー)について説明します。
ここでの場とは次のような意味になります。
さまざまな種類のエネルギー
エネルギーが周囲に影響を与えている空間
上記の場は、TRIZ(発明問題を解決する理論)の考え方によるものです。TRIZの考え方による「場」には、次のような種類のものがあります。(参考文献5)
力学的場
流体力学的場
熱的場
振動的場
電気的場
磁気的場
電磁気的場
化学的場
光学的場
におい
その他
TRIZでは、上記のように広い範囲のものを「場」として扱います。
これらの場が与えてくれるさまざまなエネルギーを使って、さまざまな機能を働かせることができます。
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参考文献
日経メカニカル編集『超発明術TRIZ シリーズ3 テクニック編「図解 40の発明原理」』の「第2章 TRIZ入門」の「5.技術システムの進化」
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第13章 問題解決ツール-技術進化のトレンド」
Yuri Salamatov『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「9.予期しないことの予測:システムの進化」
Yuri Salamatov『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「付録C.発明標準解」「標準解2-2-2.」
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の『12.3「場」の一覧』
