技術の変化を予測する【6つの発展パターン】
「ニーズを知る」ことに合わせて「技術の変化を予測する」ことができれば、ビジネス(事業)を優位に進めることができます。
どうすれば、「技術の変化を予測する」ことができるでしょうか?
技術の発展には法則があります。その発展法則を使えば、「技術の変化を予測する」ことが可能になります。
この記事では、発展法則の6つの発展パターンをご紹介します。
技術の変化を予測する
ドラッカーの『断絶の時代』では次のように述べられています。(参考文献1)
イノベーションと変革の時代に(中略)技術の変化を予期し、そこからもたらされる機会を利用することができなければならない
ニーズを知り、さらに「技術の変化を予測する」ことができれば、ビジネス(事業)を優位に進めることができます。
技術の発展には法則があります。その法則を使えば、「技術の変化を予測する」ことが可能になります。
その法則をシステムの発展法則と呼びます。システムの発展のしかたについての法則です。
システムの発展法則には、次の3つがあります。(参考文献2)
発展法則A:理想性の向上
発展法則B:システムの拡張と集約(複雑化と簡略化)
発展法則C:6つの発展パターン
発展法則A、Bについては、次の関連記事をご覧ください。
・タイトル:システムの発展法則【技術の変化を予測する】
(関連記事は記事の最後にあります)
この記事では、発展法則Cの6つの発展パターンをご紹介します。
6つの発展パターン
発展パターンには、主に次の6つがあります。(参考文献3、4、5)
細分化
可動性の向上
制御の向上
人手作業の置き換え
ミクロレベルへの移行
システム内の不均一な発展
例えば、「1.細分化」は、次のような順で進む発展パターンです。(参考文献6)
1つの固体→分割固体→さらに分割→粉末→液体→気体→場(エネルギー)
この発展パターンでは次の図のように、1つの固体が分割され、それがさらに分割されることで細分化が進んでいきます。

さまざまな技術の分野で細分化が進んでいます。またビジネスや会社などの組織においても細分化が進んでいます。このように、細分化は多くのところで見られるパターンです。
発展パターン1「細分化」については、シリーズ記事の「次回の記事」で、例をあげて詳しく解説します。
また発展パターン2~6についても、シリーズ記事で解説します。
【注記】
上記の6つのパターンは、アルトシューラ-の書籍や、他のTRIZ専門家の書籍を参考にしてまとめたものです。TRIZの研究では、それ以外のパターンも観察されています。それらは技術進化パターンや技術進化トレンドと呼ばれています。
(注記おわり)
※TRIZについては、次の「TRIZとは」をご覧ください。
TRIZとは
TRIZとは「発明問題を解決する理論」のことです。
世界中の特許の分析や、さまざまな分野(技術、ビジネス、芸術など)の研究により、つくり上げられてきた問題解決の理論です。
TRIZは、ゲンリック・アルトシューラ-によって創始されました。その後、長い時間をかけて研究開発が続けられ確立されてきた理論です。
シリーズ記事
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関連書籍
システムの発展パターンや、システムの発展法則について詳しく解説しています。(参考文献2)
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参考文献
上田惇生『ドラッカー 時代を超える言葉-洞察力を鍛える160の英知』
青戸けい『TRIZの世界観【秩序と変化】Kindle版』の「5章.技術システムの発展法則」
日経メカニカル編集『超発明術TRIZ シリーズ3 テクニック編「図解 40の発明原理」』の「第2章 TRIZ入門」の「5.技術システムの進化」
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第13章 問題解決ツール-技術進化のトレンド」
Yuri Salamatov『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「9.予期しないことの予測:システムの進化」
Yuri Salamatov『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「付録C.発明標準解」「標準解2-2-2.」
