世界遺産ブルーマウンテン
「ブルーマウンテン」って、名前だけ聞くとすごく神秘的な場所のように感じるけど、
実際に行ってみたときの第一印象は、ただひたすらに「広い」「高い」「自然すごい」。
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州。
シドニーから電車で数時間。どこか懐かしさを感じるレトロな車両に揺られながら、最寄りの駅に到着。そこからさらにバスで10分ほど、ようやくシーニックワールドに辿り着きました。
到着してすぐ、目の前に広がっていたのは、果てしなく続く岩山の景色。
あまりのスケールに圧倒されていると、ふと気づきます。
「あれ、今、自分…こんなに高い場所に立ってたんだ」と。
高所恐怖症の自分にとっては、思わず足がすくむような高さ。でも、それでも目が離せない。自然の迫力に、怖さと感動が混ざり合ったような不思議な感覚でした。
「ブルーマウンテン」の名前の由来が気になって調べてみると、
このあたり一帯に生えている大量のユーカリの木から発散される微細な油分(ユーカリオイル)が、気温が高くなると空気中に広がり、それに太陽の光が反応することで、山全体が青白く霞んで見える現象があるそうです。
その見え方が、ブルー(青)に見えることから「ブルーマウンテン」と呼ばれるようになった、というわけです。
なるほど、そう言われてみると…でも正直、教えてもらわなければ気づかなかったかもしれません。
そんな少し戸惑いながら始まったブルーマウンテンの旅。
ここからは、有名なスリーシスターズ、ちょっとした絶叫アトラクションだったトロッコ体験、そして観光を楽しむためのちょっとしたコツなどを紹介していきます。
スリーシスターズ
まず向かったのは、有名なスリーシスターズ。
観光客も多く、展望スポットにはすでにたくさんの人が集まっていました。遠くからでもその存在感ははっきりと分かり、近づくにつれて「これがあの…」と実感が湧いてきます。
お土産屋さんでよく見かけるステッカーやTシャツに描かれていたあの風景が、今まさに目の前に。
正直、日本からオーストラリアに来る前は、観光名所といえばエアーズロックやオペラハウス、グレートバリアリーフのイメージが強く、ブルーマウンテンはそこまで知られていない印象でした。
でも、実際に目の前に立ってみると、そのスケールと造形美にしっかり心をつかまれます。
日本では見られない、広大な自然がここにはあります。


トロッコアドベンチャー
スリーシスターズをあとにして、次に向かったのはシーニックワールドの中でも特に印象に残ったアトラクション、トロッコアドベンチャー。
「トロッコ」と聞いて、正直のんびりした乗り物をイメージしていたのですが、それは完全に油断でした。
乗り場に着くと、急傾斜のレールが地面へと落ちていくように伸びていて、見るからにスリリングな雰囲気。しかも乗車時にまず驚いたのが、座席の角度。なんと、かなりの後ろのめり。頭のほうが足元より低くなるような体勢で、すでに落下感を先取りしているかのような設計です。
乗ってみると、見た目以上のスピードと傾斜の強さに驚きました。
そしてなにより、「え、ベルト…ない?」というスリル。もちろんしっかり管理されている安全なアトラクションですが、ベルトなしでこの傾斜はなかなかの体験です。自然と天井や横のバーに手が伸びてしまいます。
途中、特に角度がきつくなった瞬間、後ろに座っていたお母さんが抱いていた赤ちゃんの足が、自分の頭の横からぴょこんと現れる場面も(笑)。
慌てて支えるお母さん、焦る自分、そして周りからは一斉に「キャー!」という悲鳴と笑い声。そんなちょっとしたハプニングも含めて、なんだか思い出に残る時間になりました。
このトロッコ、スリルを求めるなら後方の席がおすすめです。特に後ろになればなるほど傾斜の体感が強く、落ちていくような感覚が増します。


おすすめの周り方
そんなスリル満点のトロッコを含むシーニックワールドの乗り物は、大きく分けて3つ。
谷を横断しながら絶景を空中から楽しめるスカイウェイ(Scenic Skyway)、急な斜面を上り下りするケーブルウェイ(Scenic Cableway)、そして先ほど紹介した世界一の急勾配を走るトロッコアドベンチャー(Scenic Railway)です。
それぞれがブルーマウンテンの魅力的なスポットへアクセスするための移動手段であり、同時にアトラクションとしても楽しめるのが特徴です。
ぼくが訪れたのは平日の朝一番でしたが、それでも開場の30分前にはすでに長蛇の列。これが土日となれば、さらに多くの人で混み合うことが予想されます。
そのため、できれば平日の朝からのスタートがおすすめです。
また、事前に1Dayパスを購入しておくことも大切なポイント。
主要な観光スポットを巡るには、3つの乗り物すべてを利用する必要があります。混雑時にはそれぞれの乗り場での待ち時間が長くなるうえ、チェックインにも30分ほどかかることがあるため、ただ並んでいるだけで観光時間が大幅に削られてしまうことも。
ただし、チェックインの際にはスタッフの方がとても丁寧に観光の流れを説明してくれるので安心です。乗り物のルートやおすすめの回り方など、分かりやすく案内してくれます。英語が苦手でも、地図や案内用紙などももらえるので心配はいりません。
1Dayパスは乗り放題ですが、利用できる時間帯に制限がある場合もあるため、観光にしっかり時間をかけられるよう、余裕を持ったスケジュールを立てるのが何より大切。
ブルーマウンテンの壮大な自然を、焦らずゆったり楽しむために、早めの行動を心がけてください。



おわりに。
ブルーマウンテンの大自然に包まれた一日は、想像していた以上にスリリングで、そして心がすっと軽くなるような体験でした。
「観光地」っていう言葉では収まりきらない、肌で感じる広大さと静けさ。そんな場所に一度、足を運んでみるのもいいかもしれません。
さて、今回のブルーマウンテンだけでなく、これまでにもいくつか旅先をご紹介しています。
よければ、こちらもあわせてのぞいてみてください。
また次回も、ふと出かけたくなるような場所をお届けできればと思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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「海外で治療家やってみたら、想像の10倍むずかしくて100倍面白かった話。」
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