『飲食業界の未来を考える』調査ノート飲食業界編⑤〜総まとめ〜全5話
こんにちは!
ユキちゃんのビジネスモデル調査ノートの新シリーズはいかがですか?今回で飲食業界、ファーストフード編はラストです。これまでにした四つの調査を振り返りながらこれからの飲食業界を考察していきたいとおもいます!
是非1話目から読んでみてください👇
第一弾は『飲食業界』ファーストフード編
①マクドナルド—『世界を味方にしたファストフードの革命』
②スターバックス—『コーヒー1杯が生む空間価値』
③ドミノ・ピザ—『30分以内の挑戦と逆転劇』
④モスバーガー—『日本発・こだわりの味と地域密着』
⑤総集編—『飲食業界の未来を考える』
全5話、本日でファストフード編はラストです!
無料で読める最新の記事はこちらから🐰
『食卓から広がるブランドの物語』
「今日はゆっくりランチしよ〜っと……」
そうつぶやきながら、私は会社の近くにあるカフェのドアを開けた。時刻は平日の昼休み真っ只中。オフィス街のど真ん中にあるこのカフェは、ゆったりとした音楽が流れていて、店内のソファ席にはスーツ姿のビジネスパーソンや、タブレットを広げて作業中らしき学生がちらほら。私も入り口付近の席に腰を下ろし、まずはホッと一息つく。
「うん、このお店はやっぱり落ち着くなあ……」
私はメニューを受け取り、サンドイッチとコーヒーを注文してからカバンを開く。取り出したのは、一冊の分厚いノート。表紙にはちょっと恥ずかしいけど、自分で書いたタイトルがデカデカと目立っている。そう、「ユキちゃんのビジネスモデル調査ノート」と。社会人2年目の私がいろんな企業について調べた結果をまとめてきた、大切な“研究成果”だ。

ページをめくると、メモや貼り付けた資料、うさぎ先生との会話ログなんかがぎっしり詰まっている。最初のほうに書いてあるのは、私が最初に調べたファストフードの大手、マクドナルド。次に“サードプレイス”の概念を学んだスターバックス、それから“30分保証”で有名なドミノ・ピザ、そして“スローフード”を掲げるモスバーガーの記録……。まさに飲食業界の多彩な企業を巡ってきたんだなあ、と改めて実感する。
「マクドナルドも、スターバックスも、ドミノ・ピザも、モスバーガーも……それぞれ全然違うのに、どれも成功してる理由があるんだよね。スピード勝負だったり、空間づくりだったり、地域へのこだわりだったり……」
小さく独り言をこぼす私。思えば、最初は「売上を伸ばすアイデア、どこかに落ちてないかな」くらいの軽い気持ちで調べ始めた。でも、いざ世界的な大企業や日本発祥の企業の歴史や戦略に触れると、単に“儲かる”とか“目立つ”だけじゃなく、それぞれに「ブランド価値を作るための哲学や信念」があることに気づかされた。
「あ、そういえば先生にも聞いてみよう……」
頭の中でそんなことを考えていると、まるで呼応するように私のスマホが振動した。画面を見ると、案の定「うさぎ先生」からメッセージが届いている。今は会社の昼休みで忙しいから、いつもなら後でまとめて見返すんだけど……まあ、このノートを広げているタイミングなら、今すぐチェックしたい。
「ユキくん、調子はどう? 昼休みかな? この前言ってた“飲食業界まとめ”の件、もう少し詰めてみようと思うんだけど、どうだい?」
先生はマーケティングと心理学、AI研究が専門の元大学教授。闇の組織によりウサギの姿にされてしまった、というちょっとファンタジーみたいな背景を持つ同居人だ。ルックスこそフワフワのウサギだけど、ビジネスに関しては鋭い洞察と知識量で、私をいつも唸らせてくれる。
私はすぐに返信した。
「ちょうど今、カフェで調査ノート見返してました! すごいですよね、それぞれ違うスタイルで成功してるんだから……」
すると、ほんの数秒でメッセージが返ってきた。
「そうだね。共通点もあるし、違いもある。まとめるとビジネス全体への示唆も多いはずだよ。せっかくだから、夕方にでも一度会って総まとめしようか?」
私は「ぜひお願いします!」と返し、スマホをそっと机に置く。そして来たばかりのサンドイッチを一口かじる。う〜ん、このカフェもそこそこ美味しいな。だけど、次々と頭に浮かぶのはマクドナルドのフライドポテトやスターバックスのラテ、ドミノの熱々ピザ、モスバーガーのこだわり野菜……やっぱり、先週まで巡ってきた企業たちのインパクトが強いのだろう。
「仕事終わりに先生と合流したら、徹底的に振り返ってみよう。きっと飲食業界だけじゃなくて、私の会社にも応用できるヒントがあるはず……」
そんなことを考えながら、私はサンドイッチをペロリと平らげた。スマホの画面には「うさぎ先生」のアイコンが微かに光っている。夕方が楽しみだ——。

『成功を生む5つの共通点』
ここから先は
この記事が参加している募集
最新記事を無料で提供していく為にも支援頂けますと幸いです。頂いた支援は資料や宣伝などクリエイターとしての活動費として使わせていただきます!

