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西洋占星術ワーク⑥

自分の取扱説明書を作る/西洋占星術では、今まで書いていた記事を集大成しながら、項目別に、自分でも読み解けるような、そして本格的な鑑定の仕方を解説しています。
各項目は別々の記事にまとめていきます(上のリンクからアクセスするページの下の方に各記事への目次リンクがあります)。
自分や知り合いの鑑定をしながら読み進めていただくと最後には西洋占星術がマスターできます。


ドラゴンヘッド/ドラゴンテイル

実は、このリーディング。
泣いちゃう人が時々います。
今回はカルマ解消のためのワークもたっぷり書いてあるので、じっくりやってみてください。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイル。
月の軌道と太陽の軌道が交わるポイントです。
実体のある天体ではないのですが、人生のクセと進化方向が一番露骨に出ます。天体に横たわるような配置なのでドラゴン(龍)って呼ばれました。
多分、記事では両方合わせて「ノード」と書いていることが多いかもしれません。

「ノード(Node)」って何のこと?

node = 結び目・交点・ポイント
という意味。

占星術でいうノードには 2つの軌道が交わる点という意味があるんです。
月の通り道(白道)と太陽の通り道(黄道)が交差するポイントがノード。


実は、インド占星術にもノードがあります。
インド占星術では
☊ ドラゴンヘッド=ラーフ(Rahu)
☋ ドラゴンテイル=ケートゥ(Ketu)
と呼ばれます。

西洋占星術とインド占星術の違いを体感してもらうのに、この違いを見るのが一番よくわかります。

西洋占星術
ノード=成長の方向性
心理・人生テーマ
「どう扱うか」が中心

インド占星術
ノード=カルマの爆弾
人生をかき回す「避けられない力」
インドでは凶星扱いされることも多い

ラーフ(ドラゴンヘッド)
・欲望
・執着
・過剰
・拡大
・社会的成功・中毒
「欲しくて欲しくて仕方がない」

ケートゥ(ドラゴンテイル)
手放し
・過去生
・切断
・虚無
・霊性・悟り
「もう知ってる、だから興味がない」

西洋だと
ヘッド=これから育てる
テイル=慣れてる(癖)

だけど、
インドだと
ラーフ:現世でハマらされる罠
ケートゥ:過去でやり切った残骸・カルマ
になるのです。

だから同じノードでも
西洋 → 成長のヒント
インド → 人生の荒波
って感じ。

西洋占星術でのノードが意味するもの

西洋占星術。ノードの話ではインドと区別するために「トロピカル」と呼ばれることがあります。
トロピカル占星術(Tropical Astrology)
いわゆる西洋占星術で、春分点(太陽が春分に来る位置)を基準にしていて、星座と季節が固定されています。
これに対するのがサイデリアル占星術(Sidereal Astrology)。恒星(実際の星の位置)を基準にしていて、インド占星術(ジョーティシュ)で主に使用されています。トロピカルより約23〜24度ズレます。

今回はトロピカルでリーディングしていきます。

ドラゴンヘッド:向かっていく方向
ドラゴンテイル:無意識の癖

ドラゴンテイルは無意識の癖で、これは過去世からのものと思えることがたくさんあります。慣れてしまっているので、そう生きたほうが楽なんだけど、実際は辛い。
ドラゴンヘッドはこれから向かうべき方向。「がんばって行く場所」じゃなく「ちょっと居心地が悪いけど、呼ばれてる方向」。

ドラゴンヘッド・テイルのサイン

ごちゃごちゃしちゃうので、最初にみなさんに渡すネイタルチャートは一般的な天体のみ記載しているものです。
ノードやリリスなどのリーディングにはマニアック天体入りをご請求ください(LINEからご連絡ください。無料です)。
上の画像のようにアスペクト線までいれるとわけわからなくなるので、アスペクトは入れないものをお渡しします。

ではドラゴンヘッドを探しましょう。

このマーク。
蟹座26度36分、Rは逆行という意味です。

ドラゴンテイルはその反対側にあります。

山羊座26度36分、Rは逆行という意味です。


逆行のこと

実は、ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは、ほぼ常に逆行(R)しています。
たとえばドラゴンヘッドのテーマは、外から与えられて勝手に身につくもの
ではなく、いったん内側で反芻してから、人生に出てくるテーマなのでRなんですが・・・
だんだんにこの感覚は慣れてくると思います。
とりあえず、逆行が普通ってこと。


サインを読む

ヘッド:蟹座26度36分
テイル:山羊座26度36分

蟹座のキーワード
感情
・安心・居場所
・守る/育てる
・身内感覚共感・情緒
・「わかってもらえる」こと

つまり、ドラゴンヘッド蟹座の基本テーマは・・・・・

人生で育てていく方向性は:
・感情を持つこと
・感情を信じること
・感情で人とつながること

逆に言うと、理屈・正論・社会的正しさだけでは前に進まない人生です。

反対側:ドラゴンテイル山羊座
すでに慣れている領域・癖(ドラゴンテイル)
・責任感
・役割意識
・我慢
・結果・実績
・「ちゃんとしている自分」

前世からの癖なので、できちゃうし、評価されやすいのですが、魂は満たされない・・・

蟹座・山羊座ノードの人が人生で学ぶこと

やりがちなのが、
・感情を後回し
・自分より「立場」「役割」を優先
・泣かない・弱音を吐かない
・守る側に立ち続ける
・誰かに頼むより一人でやってしまうほうが楽
・誰かに頼るくらいなら 自分でやったほうが早い
・期待して裏切られるくらいなら 最初から一人で背負う
・甘えるって「技術」じゃなくて 危険行為
・親にさえ、弱音を見せるのが下手

・・・で、本人はそれを「強さ」だと思ってなくて「生き延びるための標準装備」だっただけなのです。これがドラゴンテイル。
サインによって全く違う「癖」があります。
サインの性質から読んでいきます。

蟹座・山羊座ノード × 逆行(R)を合わせて読むと
感情を使うことにどこか「許可」が必要な人 と、なります。

感情=弱さだと思ってしまうから、出す前に「これは正しい?」と考えるし、安心してからじゃないと動けない

でも、 正解ルートはドラゴンヘッドにあります。
蟹座のキーワードは
・感情
・安心
・居場所
・守る/育てる
・身内感覚共感
・情緒
・「わかってもらえる」こと

・・・でしたよね。
つまり、山羊座テイルのカルマ的癖は、蟹座ヘッドで生きることで解消されていくんです。
カルマは悪いわけじゃなく、「直す」ものでもなく、不要になるから手放されるという流れです。
逆にそうなれると、今まで本当はしんどかった(でも癖で生きたほうが楽でもあった)テイルカルマで習得した強さも生かされていきます。

山羊座テイルって、しんどかったけど、同時に
・判断力
・継続力
・責任感
・感情に飲まれずに立て直す力
・・・こういう「生き抜くための技術」を極限まで鍛えてきたってことなのです。
ただ問題だったのは、それを 孤独な場所でしか使えなかった こと。

蟹座ヘッドに向かうと
・頼っても壊れない
・感情を出しても拒絶されない
・役に立たなくても居場所がある
・・・って体験が増えて、山羊座テイルの強さが「防衛」から「才能」に変わるんです。

テイルを手放しヘッドに向かうワーク
(山羊座テイル用)

書き出してみましょう
・最近、我慢した感情は?
・「わかってほしかった」のはどんな気持ち?
・役に立たなくても大事にしたい自分の感情は?
・誰の前なら、少し弱くなれる?

毎日訪れる、そういうタイミング。
「私はどう感じてる?」を最優先
・守られる経験を受け取る
・甘える/頼る/本音を出す
・小さな安心を自分に与える
・頼んでみる
・本音(弱音)を吐いてみる
・・・勇気をもって実行してみましょう(些細なことから)


ハウスで読む

このサンプルで、ドラゴンヘッドは蟹座7ハウスにあります。

一言でいうと「感情を、関係性の中で育てる人生」

蟹座=何を学ぶか
・感情
・安心
・つながり
・守る/守られる
・「わかってもらう」
・・・という心の動きそのもの。

理屈・成果・正しさじゃなくて「どう感じてるか」が主役。

7ハウス=どこで学ぶか
・一対一の関係
・パートナーシップ
・対話
・鏡としての他者
・・・という、ひとりでは成立しない場所。

合体すると、
ヘッド蟹座7ハウスの人生テーマ

自分の感情を
誰かとの関係の中で表現し、育てること


この配置の人が「ついやりがち」なこと(テイル側)
(反対側:山羊座1ハウス)
・ちゃんとしようとする
・自立しすぎる
・感情を後回しにする
・「私がやる」で完結させる
・・・強く・一人で・責任を持つのは得意。

でもそれを続けると、なぜか虚しくなる。

ヘッド蟹座7ハウスが開く瞬間

この配置の人は
・誰かに弱音を吐いたとき
・感情を整理せずにそのまま話したとき
・「私はこう感じた」と言えたとき
・一緒に感じてもらえたとき
・・・人生が一段進むんです。

依存しろ、甘えろ、という意味ではないし、一人で立てない人、という意味でもなく、

「一人で立てる力を持った人が、あえて関係性を選ぶこと」

一人で完結させるより、誰かと気持ちを共有したときに本来の力を発揮できるんです。
感情を言葉にして関係性に出すことが、人生を前に進める鍵なんです。

感覚的な比喩で言うと

山羊座1ハウス:
一人で山を登れる人

蟹座7ハウス:
一緒に焚き火を囲むことを学ぶ人

どっちも必要。
でも今生で伸ばすのは、後者。

ルーラーシップを見る

☊ ドラゴンヘッド:蟹座・7ハウス → ルーラー(支配星)は月

つまり
「蟹座7ハウスノードは、月を通してしか起動しない」

月は
・感情のクセ
・安心の作り方
・無意識の反応
・日常の過ごし方
・・・を表します。

だからルーラーを見ると

「この人は、どうやって安心するとノードが動き出すのか」
がわかるのです。

基本ワークでは、テイルのルーラーは必須じゃないのですが
詰まりポイントの正体を知りたいなら、見る価値はあります。


☊ ヘッドのルーラーでどう動けばいいか、どんな状態だと前に進めるかがわかります。

☋ テイルのルーラーは、なぜそこに戻ってしまうか、どんな状況で暴走するか、どこが楽すぎるか(楽なのがいいのではないのです)がわかります。

最初は見なくてOKですが、
・わかってるのに、どうしても戻る
・気づくと同じパターン
・ヘッドを生きようとすると急に疲れる

このとき、テイルのルーラーは引き戻し装置になっちゃってるので、確認しよう!ってなります。


サンプル2


うっかりアスペクト入れたままにしちゃいましたが、見るのはその周り。
ノードリーディングって長くなりがちなのでサンプル2はサクッと解説しますね。

ではドラゴンヘッドを探しましょう。

このマーク。
蠍座4度18分、Rは逆行という意味です。

ドラゴンテイルはその反対側にあります。

牡牛座4度18分、Rは逆行という意味です。

牡牛座テイル → 蠍座ヘッド

・安定しているのに、どこか満たされない
・失わないように生きてきた
・大きな波を立てずに、人生を守ってきた
 ・・・間違ってないはずなんだけれど、でも、なにかが足りない

ドラゴンテイル(牡牛座)の完成度
では、この人はどんな癖を習得していたのかというと
・一人で立てる
・現実を育てる力
・粘り強さ・忍耐
・安定した日常を作る才能

でも、ここがカルマとして残るわけです
変化を避けすぎる
・感情を共有しない
・深い関係を「不安定」と感じる
・失うくらいなら、最初から踏み込まない
守ってきたものが、閉じ始める瞬間です。

蠍座ヘッドは「目標」じゃなく向かう方向、慣れていく課題
・信頼して預ける
・混ざる
・揺れる
・再生のプロセスを通る


❌ 情熱的になろう
❌ 深く愛そう
ではなく。

⭕ 巻き込まれてしまう体験
⭕ 抗えない感情
⭕ 手放したあとに残るもの

カルマが解消される瞬間
失ったのに、私はここにいる
・混ざったのに、消えなかった
・揺れたのに、壊れなかった
・・・「しがみつかなくても、生きていけた」これが解消になります。

テイルで得た強さの再配属
現実力 → 再生を現実に落とす力
・忍耐 → 変容の過程を最後まで支える力
・安定感 → 深い関係の土台

 防衛だった強さが、伴走の力になっていきます。

ハウスで読む

牡牛座テイルは
「ここにいれば安全」「これなら失わない」
という生活圏・得意圏が、ハウスに強く固定されます。

ハウスは
・安心の置き場所
・無意識に戻ってしまう領域

ドラゴンテイル:5ハウス(牡牛座)

「自分の世界を、自分の手触りで完成させる」

ここで身についた強さや、自分の感性・作品・やり方を守り抜く力、好きなことを形にする継続力、恋・創作・表現を自分の領域で完結させる安定感。

・・・でもカルマ的癖として残るものは、

・深く関わると壊れそうで、距離を取る
・感情や創作を、「自分の内側だけで完結させようとする」(防衛)
・評価されなくても平気だけど、共有は苦手
・「私のやり方」に固まりやすい

楽だったし、強かった・・・でも「私の世界」から外へ出られないのです。

ドラゴンヘッド:11ハウス(蠍座)

「個人の情熱を、集合体の深い力に変える」

11ハウス×蠍は、かなり本気で、

・仲間・集団・コミュニティに本音で関わる
・表面的な交流じゃなく、覚悟のある役割
・作品や想いを“共有”し、影響を受け合う
・一度関わったら、途中で降りられない関係性

・・・つまり、ここに自分のコントロールを超える世界があります。

移行期に起きやすい体験

・一人でやってきたことが、突然“仲間案件”になる
・巻き込まれる(頼まれる/期待される)
・自分の作品・想いが、他人の人生に影響し始める
・抜けたくなるほど重いけど、なぜか離れられない

ここが蠍座ヘッドの入口です。

カルマが解消される瞬間

牡牛5ハウス・テイルのカルマは
「自分の世界を守らないと失う」という記憶。

蠍11ハウスを生き始めると、
・共有しても、奪われなかった
・混ざっても、薄まらなかった
・仲間がいても、自分は消えなかった
・・・所有しなくても残る価値を体験します。

これで、カルマは「努力せず」ほどける。

テイルで得た強さの再配属

5ハウスの創造力
→ 11ハウスで人を変える火種に

牡牛の粘り
→ コミュニティを長期で支える安定軸に

個人表現の完成度
→ 集団の中で“核”になる才能に

一人で輝く力が、群れを照らす力に変わります。

ハウスから、このノードを見ると、

5ハウスで守ってきた「私の好き」は、
11ハウスで「私たちの力」へと変わっていきます。
それは奪われることではなく、
深く混ざることで生まれる、次の安定です。

ドラゴンテイルが山羊座だった方、牡牛座だった方はサンプルが参考になったかと思いますが、それ以外の方には鑑定も行っています。

>>ノード鑑定

ドラゴンテイル山羊座、牡牛座の方はルーラーシップでもリーディングします。
LINEから鑑定結果とチャートをPDFでお渡しし、質問2往復できます。

ワークリンク

西洋占星術ワーク①
西洋占星術ワーク②
西洋占星術ワーク③

西洋占星術ワーク④
西洋占星術ワーク⑤

西洋占星術ワーク⑥
西洋占星術ワーク⑦
西洋占星術ワーク⑧

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