⛴️小笠原・父島一人旅②一人で一日中もくもくと島の中心を歩き回った日
片道24時間の船旅を経て、小笠原諸島は父島に上陸!
🚢予約方法や船内など、上陸する前までの話はこちら。
父島に到着して出迎えてくれるのは、大きなクジラのモニュメント!
奥に見えるのが、24時間乗ってきたおがさわら丸。

おがさわら丸が到着すると、乗客はそれぞれ宿泊施設の方の出迎えを受けて宿に向かったり、そのままドルフィンスイムなど海のアクティビティに行ったり、とするので、あっという間に閑散とする港。

今回の私は特に予定もなく、『小笠原に行く』のが目的で、宿の方に荷物を預けて「自分で宿に向かいます!」と宣言して迎えの車を見送ったので…
ハッと我に返ってまずは現在地を確認。

いざ、町なかへ。
気分はRPG。

右手に突然、すてきなお店!
☕ハートロックカフェ
「南国に来たー!」と一気に感じられるビジュアルありがとう。


奥にお土産屋さんも併設されていて、木漏れ日の下で珈琲が飲めるなんて最高に居心地が良さそう!
で、たぶんここに入ると一歩目でこのまま日が暮れると思ったので、歩き回った後に夕方ごろ再訪。
名物の「サメバーガー」を食べたかったのだけど、「限定品」というのを見逃していて売り切れ…!残念。
代わりに小笠原バナナコロッケバーガーをいただいたけど、これもなかなかおいしかった。
木漏れ日の中でリモートワークをしている方がいて、そのそばを小学生の子どもたちが下校していて、とっても素敵な空気!
と、うれしい気持ちになりながらのんびりしてたら、まさかのちょうど指の上に鳥の糞が落下。
わざわざここに落ちてくるってことは…!
これは、ウン(運)をつかんじゃったってことやね?!と思えるくらいには脳内ハッピーな空間に浸っていました。

主要道路に戻ると、道路沿いにテラス付きのお店があるのも素敵…!
宿とカフェが併設されている。
☕PAPA’S ISLAND RESORT HALE
このお店は最終日にお邪魔させてもらいまして、テラスでのんびりしながら町なかを見渡しつつ、海も見えるのもよかったなあ。

並びに、気になる看板の別のお店も。
グァバうどん、めちゃ気になったけど、後回しにしてたら入港日しか開いてなくて入れず…!残念。

こういう木がそこら中にあると、違う土地に来たんだなーと実感する。

ちなみに、小笠原は「東京都」であり「品川」ナンバー。

そして2026年4月現在、ガソリンはレギュラー253円!凄

生活を支えるお店たち
中心部に向かうと道路脇に2軒の商店、「小笠原生協」と「スーパー小祝」。
事前に
・この2軒で、村民の日用品をすべてまかなっている
・おがさわら丸の入港日は、搬入のためとても混雑する
・物流がおがさわら丸一択なので、物価は高い
などなど聞いていたので、島の暮らしを知るために絶対に行ってみたかったお店。
🛒小笠原生協
左端に、まだおがさわら丸が見えるくらいの距離。

ハーゲンダッツ400円!

500mlペットボトル215円!

開店スケジュールは、おがさわら丸の入港日と出航日が基準。
食料品以外にも、洗剤など掃除用具や日用品、子どもの学習用具なども揃っていて、とにかくなんでもござれ!なお店。夕方に行くと、大勢の方がレジに並んでいた。

🛒スーパー小祝
小笠原生協の、ほぼ真向い。
看板が修理されていないままなのは、競合がいないからなのかな…
社会主義国のソ連では、缶詰のパッケージに全くシズル感がなくて無味乾燥としている、ていう話を思い出したりして。

宮崎からわざわざ…!

栃木から、福岡からわざわざ…!

タコに至ってはモロッコから来ていたし、船旅の長さに想いを馳せて、食べものと勝手に同士のような気持ちになる。
🛒フリーショップMARUHI
前述の2軒が島の生活を支えている、といろんな事前情報で読んだものの、こちらのお店も日用品が充実してた。

他にもお土産品もあって、珍しくクレジットカードが使えたのは観光客向けだからかな。



🛒農産物観光直売所
こちらも農産物やお土産などが並んでいて、見どころ満載。

父島産、立派なバナナ!

トマトが有名というのは聞いていたので、買って帰って翌朝宿で食べたら…とんでもなく美味しかった…!

ドライフルーツ好きとして、ハマったのがこの小笠原レモン。
添加物とか一切入ってなくて、砂糖とレモンのみ。美味しくて嬉しくて、最終日に箱買いした。

小笠原村役場とその周辺
島の中心地へ。

右手に見えるのが小笠原村役場、奥に郵便局、警察署、小学校、中学校。


小笠原村役場の手前に「B-しっぷ」という商工観光会館、いろんなパンフレットや島の情報が手に入るところ。

こういう情報嬉しい…!

同じ宿に泊まった方は、有休を使って小笠原のポケふた(ポケモンのマンホール)を巡ってるって言ってたな。

ポケふたの場所、GoogleMAPにも載ってる!

小笠原郵便局では「風景印」を押してくれるので、ハガキを買って実家と友人に手紙を出しました。

この看板を見ると、「遠くに来たんだなーーー!」て物凄く実感!

👓小笠原ビジターセンター
小笠原村役場から少し進むと、左手にあるのが小笠原ビジターセンター。

小笠原諸島が海洋島として誕生してからの歴史、美しい海、めずらしい動植物やクジラ・イルカの情報などについて、わかりやすく解説しています。貴重な自然の保護・保全活動やエコツーリズムの取り組みなども紹介しています。
さらに、小笠原の自然や歴史を幅広く紹介するため、さまざまな企画展示や講演会、体験プログラム、自然観察会などを開催しています。大人から子どもまで楽しめるイベントプログラムにぜひご参加ください。
個人的に、この公園の一文が好き。
『あなた(飼い主)にとってかわいいペットでも、犬が嫌いな人やこわいと感じる方もいます。』
「多様性」の名のもとに権利を主張しがちな話題が多い昨今、こうしてピシッと言ってくれるのはありがたい。大切。

公園を左手に通り過ぎて、入口こちら。

島全体で、いろんな動物の目撃情報を共有し合っている一体感が好き。

イチから学べる小笠原の歴史。

乗ってきたからこそ分かる、いまのおがさわら丸の快適さ。
そして初代(写真右上の白い船)の小ささと心もとなさよ…!このサイズであの海路を渡ってきたなんて、志と勇気の大きさにひれ伏すばかり。


ジョン万次郎、あの時代に4回も小笠原諸島に来てるのすごい!
2028年大河ドラマの主人公なので、小笠原にもスポットやロケが来たりするのかな…!

ペリーも!
歴史の教科書にある「ペリー浦賀来航」の前に、小笠原諸島に来てたとは!

そういえば、港にもペリー来航の石碑があったな。

東京から1,000キロ離れた諸島の存在が、1600年代の江戸時代から知られていたってのが本当にすごい。

「国立公園」という響き…!
御朱印も御書印もいただいている身としては、ここから新たな「印」に惹かれてしまう。

ザトウクジラ展!
企画展示室の入口から頭を出して…

部屋全体で、ザトウクジラの大きさを魅せてくれている!

大きいー!!

他にも、小笠原諸島で見ることができる様々な生き物の解説がめちゃくちゃ充実していて、ここに来れば小笠原諸島の歴史から成り立ち、現在の様子まで一気にわかるすごい施設!
イルカの名付け方のセンスも好き。笑
🐬背びれの欠けた形がリーゼントに似ている=エルビス
🐬下あごが大きくしゃくれている=アイーン

「光害」という言葉を初めて知ったくらいだけど、島の夜は本当に真っ暗だった。
でも、島の方が言うには「犯罪を犯してもおがさわら丸でしか逃げられないので、とても平和。笑 夜中に暗闇でガサガサという音がするのは動物だけ。」という話に、ものすごく安心感が高まったんだよな。

👓小笠原世界遺産センター
小笠原ビジターセンターから歩いて2分くらいの場所にあるのが、小笠原世界遺産センター。
世界遺産!!

平日の昼間だったので他に誰もおらず、ゆっくりと見させてもらいました。
子ども向けのワークショップなども開催しているようで、親子連れでも楽しめそう。


小笠原諸島は、生きものの進化の過程が見られる独特の生態系が評価され、2011年にユネスコで世界遺産リストに登録されて、国内で4番目の世界遺産となりました。
屋久島は行ったことがあるので、こうなると俄然、知床と白神山地にも行ってみたくなるところ。

小笠原には、オオコウモリ以外の哺乳類や海を渡れないカエルなどの両生類はたどり着けませんでした。カラスやスズメも棲んでいません。小笠原に住む生きものたちには、海の彼方からここまでたどり着くまでの道のりや、島にたどり着いてからの進化の過程で様々なドラマがありました。小笠原の自然は、ここまでたどり着くことができた少数の生きものたちが、それぞれ役割を変えながら創り上げた世界です。

小笠原諸島が「一度も他の大陸と陸続きになったことが無い」ことで、独特の生態系が生まれて、続いているって…ものすごい神秘的な話。

「あかぽっぽ」という名前がかわいい小笠原固有のハトを、実は猫が捕獲して食べてしまっているという問題があり。そらそうだ、「固有種」かどうかなんて、猫には関係ないし。。
ただそれを「猫が悪い!」と一方的に駆除するのではなく、
・捕獲
・体調管理を行いながら飼い主を探す
・受け入れ体制が整い次第、本土の動物病院に送る
・人と暮らせるようなトレーニングをする
・小笠原島内で猫を飼う場合は、「飼い猫適正飼育条例」に基づいてマイクロチップの装着を義務化
と、手厚い地道な取り組みをされていることに、胸アツ…!

小笠原諸島について、素人でもとっても深く学べる施設でした。ありがたい。
⛩号泣した大神山神社
小笠原世界遺産センターを出て、大神山神社へ。

結構急な坂を登ると、立派な神社!

手水舎が閉まっている理由がかわいい。
水浴びしたら水が減るから…なのかな?

神主さんがこの大神山神社と小笠原神社を兼務されているようで、在籍の時間が決まっている様子。
ぎりぎり16:00前だったので、おみくじを引きたくて声を掛けると奥から出てきてくださいました。

そして私、ここで号泣。
御朱印をいただきたい旨を伝えたところ、「御朱印帖を持っていない人には出せない」と、ぴしゃり。(以前は書き置きをしていたものの、高額転売されていたことに悲しみ憤慨されたため、直書き以外は受付けなくなった、という話は本当だったのかな…)と思いつつ、「ここに神社があると知らなくて、持って来てなくて申し訳ないのですが」と粘ると、「なんでそんな悲しいことを言うの?神社は日本全国、どこにでもあるよ」と、またぴしゃり。「あなたはなぜ御朱印を集めようと思ったの?なぜここに来たの?ただのスタンプじゃないのよ、外国の人に意味を聞かれたときに、日本人として答えられるの?」と、穏やかに、でも力強く話される言葉がなんだか胸に刺さり、身の上話をしながらあふれる涙。
神主さん自身のお話もしてくださり、普通の仕事から60歳で学校に入り直し、漢字に拘りを持ち修行を重ねたそうで、「朱印」の在り方について真摯に捉えられていない人には厳しい背景も理解。
家庭の時間もある中で16:00を過ぎてしまい申し訳なかったのですが、泣きながら引いたおみくじに一言応援のメッセージをいただけないかとお願いすると(いま考えるとめちゃ図々しいな)、立派な字で「頑張れ!!」と書いてくださいました。
優しい。
いまもスマホケースに入れてお守りにしています。
大神山公園山頂展望台・パノラマ展望台
神社を出て、近くの展望台へ。


ここに来て改めて感じたのは、おがさわら丸が見えるって精神的な安定感大きいなあということ。「島に何かあっても、これに乗れば大丈夫。」という存在が、島のいろんな場所から見えるのって精神的な支柱な気がする。日本人にとっての富士山のような。

メイン展望台からもう少し奥まで登って、パノラマ展望台へ。
これは…夏はだいぶきつそうだ。

ここから見ると、より海の青さが鮮明。

ここからもおがさわら丸。
うーん、やっぱり安心感。私が勝手に感じているだけかもしれんけど。

帰りは大神山神社の階段から。
なかなか急な段差上がってきたな…!

🍺夕食に亀のお刺身をいただく。
「その場所に行かないと食べられないもの」を食べたい族として、小笠原で経験してみたかったのが亀。🐢
いくつか事前にチェックしていたお店の中で、この夜は洋風居酒屋CHARAさんへお邪魔することに。
ちなみにお店は、こちらの冊子を参考にしつつ、店構えをいくつか眺めて勘で選びました。
https://www.ogasawaramura.com/prod/wp-content/uploads/2023/02/d472cb08fd321db4bed2db05ae37b02d.pdf
開店17:00と同時に入店。

メニューはこんな感じ。


左から、「小笠原郷土料理ピーマカ」、お通しのお刺身、亀のお刺身、自家製島レモン酵素サイダー、島唐辛子味噌入りおにぎり。
デザートは自家製タコの実アイス。
どれも美味しかったー!嬉しい。

亀は臭みがあると聞いていたけど、全然そんなことなくて馬刺しみたいで食べやすかった。捕ってもよい時期が決まっているそうで、一年分をまとめて捕って残りは冷凍しておくのだとか。
その場で隣に座った、同じく一人旅のおじさま×3名と移住者のおじさま、店員さんも移住者の若者2名と、
・賃貸物件がなかなか空かず、物件相場は東京と同じくらい
・海上保安庁の「へき地手当」が割と良い金額なので、勤務希望者が多い
・東京の夏が38度くらいでも、小笠原は33度くらいで逆に過ごしやすい、ただ沖縄と同じ緯度なので日差しは強い
・どこにも逃げられないので犯罪がない、家に鍵を掛けたことが無いという人もいる
なんて話を聞きながら、わいわいと。
話には聞いていたけど、移住する人も、一人旅の人も本当に多いんだなあと実感。
🚌村営バスと島の夕暮れ
私の移動手段は、己の足か公共交通機関のみ。
今回は村営バスの最終便、18:15に乗ることが絶対条件なので、夕食のお店を18:10くらいに出てバス停へ。

バス停からの夕暮れ。
毎日こんな景色見てたら、心が洗われるだろうな。

距離感はこんな感じ。

こじんまりとして居心地の良いバス。
隣に座ってた小学生男子2人が、「アイツのくっつき虫がさ!!」て怒っててバリかわいい。
バス停以外でも、経由地近辺であれば「○○に行きたい」と伝えると近くまで行ってくれるの、めちゃくちゃありがたい。

バスの車窓から見える夕暮れもきれい。

15分ほどバスに揺られて、無事宿に到着。
予めバスに乗ることを伝えていたので、宿のオーナーさんが迎えに来てくださっていたのも、とってもありがたい。
宿は島の中心部から離れていることもあって、建物から数歩離れただけで、漆黒の闇と、一面の星空!
私のスマホではまったく拾い切れていないけど…
スクロールしても付いてくる白い2つの点は、汚れではなくて一番光が強い星です。
この周りが一面の星空で…!
私のスマホではまったく拾い切れていないので、ぜひ本物を見てほしい。

この日に父島に到着して、歩き回ったところは緑のチェック部分。
歩数計で13,500歩!

翌日は、島の中心から少し離れた宿から、この町なかまで歩きました。
↓
