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小さな習慣|言いそびれた言葉は、「私は」から始まる

つい、
言葉を選びすぎてしまう。

角が立たないように、
相手の気持ちを先に考えて、
自分の思いは後回しにする。

そんなやりとりに、
心当たりはありませんか。

会議の場や、家族との会話。
本当は少しだけ違うと感じているのに、「まあ、いいか」と飲み込んでしまうそんな瞬間。

そのやさしさは、
きっとあなたが
長い時間をかけて、
身につけてきたものです。


前置きの奥に、やさしさがある

自分の意見を伝えるとき、

「たいしたことじゃないんですが」
「私なんてまだまだですが」

そんな前置きを、 つい添えてしまう。

場の空気を守りたい。
相手を困らせたくない。

そのやさしさがあるからこそ、
私たちは言葉を慎重に選んできたのだと思います。

ただ、会話は“バトンの渡し方”ひとつで、その先の流れが、大きく変わることもあります。

 前置きの奥に本当の気持ちを隠し続けると、 いつかその重さが、 関係そのものを疲れさせてしまうことがあります。


率直さは、相手への敬意でもある

率直さは、相手への敬意

ときには、 率直に思いを伝えることも、 必要なのだと思います。

「私は、こう思います」

そう語ることで、
自分の立場を示すと同時に、
相手を対等に尊重している、 という気持ちも伝わるからです。

遠慮しないことは、 強く出ることではありません。

『自分の考えを持っている』
という姿勢を、そのまま差し出すこと。

それは、誠実な関わり方なのかもしれません。


関係を守る一言の例

たとえば、こんな形です。

「私は、少し違う見方をしています。 あなたの考えも、もう少し聞かせてください。」

「私は、このまま進むのが少し不安です。 一度、確認させてください。」

「私は、あなたの頑張りをちゃんと見ていますよ。」

正しさではなく、 願いと姿勢を伝える言葉です。


迷ったときの3つの問い

もし言葉に迷ったときは、
この3つだけ思い出してみてください。

  • 私は、本当はどう思っている?

  • この人と、どんな関係でいたい?

  • 一言だけ伝えるなら、何を言いたい?

紙に書かなくても大丈夫です。

心の中で、そっと確かめるだけで、言葉の形が少し変わります。


いちばん大切な言葉は「私」から始まる

考えてみると、
人生でいちばん大切な言葉も、
「私」で始まっています。

I love you

自分の思いを、
自分の言葉で差し出す。

それは、
勇気というより、
正直さに近いものなのだと思います。


ミニワーク

最近の会話を、
ひとつだけ思い出してみてください。

  • 本当は、少し言いそびれたこと

  • 前置きの中に、隠してしまった本当の気持ち

もし今、それを言葉にするとしたら——

「私は____と思っている」

さて、どんな一文になるでしょう。

心の中で、そっと置いてみるだけで、今日はもう十分です。


もしよければ、今日の夜にでも、
最近言えなかった本当の気持ちを、
ひとつだけ思い出してみてください。

その奥には、
どんな願いが隠れていたでしょうか。


もし「もう少し読みたい」と感じていただけたなら、
こちらもあわせてどうぞ。


今日のひとこと

自分の思いを「私は」から伝えることが、 関係をいちばん静かに守る。

きょうもいい日になりますね🌹


Profile
桐生 純子|コミュニケーショントレーナー
法人を中心に30年・延べ15万人の研修現場に立ってきました。
「伝わらない」の多くは、言葉ではなく姿勢の問題です。
その気づきを、記事を通してお届けしています。
著書『こころのスイッチ』


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

「私は」から始まる伝え方は、 管理職研修・1on1研修・アサーション研修の現場で、 繰り返しお伝えしているテーマです。

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