【叱らない育児②】今日からできる!「叱らない育児」実践ヒント集~親子の笑顔を増やすコミュニケーション術~
前回の【第1回】では、「叱らない育児」の基本的な考え方や、それが子どもたちにどんな素敵な影響を与えてくれるのかをお話ししました。「感情的に怒るのではなく、愛情をもって伝えること」「放任ではなく、温かく見守ること」が大切なんだな、と感じていただけたでしょうか。
さて、第2回目の今回は、いよいよ実践編! 「じゃあ、具体的に毎日どんなふうに関わっていけばいいの?」という疑問にお答えするべく、今日からすぐに試せる「叱らない育児」の具体的なコミュニケーションのヒントをたっぷりお届けします。
そして、忘れてはいけないのがママ・パパ自身の心のケア。イライラしてしまった時のクールダウン方法などもご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
1. まずは子どもの気持ちに「そうだね~」と寄り添おう(感情のコーチング)😌💬
子どもが泣いたり、怒ったり、かんしゃくを起こしたり…。そんな時、つい「どうして泣くの!」「早く泣き止みなさい!」なんて言いたくなってしまうこともありますよね。でも、そんな時こそ、ぐっとこらえて、まずは子どもの心に「うんうん、そうだね」と寄り添うことから始めてみませんか? これを「感情のコーチング」と呼んだりします。
どうやるの?
子どもが感じているであろう気持ちを、そのまま言葉にして返してあげるんです。おもちゃの取り合いで泣いている子に
→「おもちゃで遊びたかったんだね。取られちゃって、悲しかったね。」お絵描きがうまくできなくて怒っている子に
→「うーん、うまく描けなくて悔しいんだね。もっとこう描きたかったんだね。」転んで泣いている子に
→「わー、痛かったね!びっくりしたね。」
どんな効果があるの?
こうすることで、子どもは「ママ(パパ)は、私の気持ちをわかってくれる!」と安心して、少しずつ落ち着きを取り戻すことができます。自分の気持ちを受け止めてもらえると、心が満たされ、親の言葉にも耳を傾けやすくなるんです。これは、子どもが自分の感情を理解し、コントロールする力を育む第一歩にもなります。
2. 「できた!」を見つけて具体的に伝えよう(ポジティブな言葉かけ)🌟
子どもは毎日、小さな成長をたくさん見せてくれます。その「できた!」の瞬間をキャッチして、具体的に言葉で伝えてあげることは、子どもの自信を育む上でとっても効果的です。
ポイントは「具体的に」!
ただ「すごいね!」「えらいね!」と言うだけでなく、何がどう良かったのかを具体的に伝えると、子どもは何を認められたのかが分かりやすく、その行動をまたしようという気持ちになります。お片付けができた時
→「わぁ、ブロックを箱に全部入れられたね!お部屋がスッキリして気持ちいいね。ありがとう!」ごはんを自分で食べられた時
→「スプーンで上手にすくって、お口に運べたね!モリモリ食べてくれて嬉しいな。」弟や妹に優しくできた時
→「妹ちゃんに絵本を読んであげてるんだね。優しいお兄さん(お姉さん)だね。」
ママ・パパの「嬉しい気持ち」もプラスして
「〇〇してくれて助かったよ!」「〇〇できるなんて、ママ(パパ)も嬉しいな!」のように、親の気持ちを添えると、子どもは「自分の行動が人の役に立ったんだ」「喜んでもらえたんだ」と感じ、さらに自己肯定感が高まります。
大げさに褒めちぎる必要はありません。「ちゃんと見てるよ」「あなたの頑張りを認めているよ」というメッセージが伝わればOKです。
「できた!」の積み重ねが、子どもの自信の根っこを育てます。下記のマグネットを使えば、「歯磨き」「お片付け」など、日々の頑張りが目に見える形に。「自分でできた!」と磁石を冷蔵庫やボードに貼ったりする達成感が、子どものやる気を引き出します💪ママやパパも「これとこれができたね!」と具体的に褒めやすく、親子のポジティブな会話が自然と増えるアイテムです👇
3. ダメなことは「理由」と一緒に、でも「優しく毅然と」伝えよう 🙅♀️➡️😊
危険なことや、お友達を傷つけてしまうような行動など、どうしても「それはダメだよ」と伝えなければならない場面もありますよね。そんな時こそ、「叱らない育児」の腕の見せどころです。感情的に怒鳴るのではなく、なぜダメなのかの理由を、子どもにも分かる言葉で、落ち着いて、でも真剣に伝えましょう。
伝える時のステップ
まずは子どもの行動を止める
道路に飛び出しそうになったら、まずしっかりと手を掴む。お友達を叩いたら、そっと間に入る。落ち着いたトーンで、短く、具体的に伝える
低い声で、真剣な表情で。長々とお説教するのではなく、ポイントを絞って伝えます。「道路は車が来ると危ないから、急に飛び出しちゃダメだよ。」
「叩かれたら痛いし、悲しい気持ちになるよね。叩くのは、いけないことだよ。」
どうすれば良かったのかを一緒に考える(可能であれば)
「次はどうしたらいいかな?」「お友達におもちゃ貸してって言ってみようか?」
事前に「お約束」しておくのも効果的
初めて行く場所や、何か新しいことをする前には、「今日は〇〇に行くから、お店の中では小さい声でお話ししようね」「公園では順番を守って遊ぼうね」のように、事前にルールを伝えておくと、子どもも心構えができますし、親が注意する回数も減らせます。
大切なのは、「あなた自身がダメなのではない。その行動が良くなかったんだよ」というメッセージを伝えることです。
4. 罰ではなく「経験」から学ばせるには? 🤔🌱
子どもが何か困った行動をした時、罰を与えて従わせるのではなく、その行動が自然とどんな結果に繋がるのかを経験させることで、子どもは自分で「あ、こうするとこうなるんだな」と気づき、学ぶことができます。これを「論理的な結果を体験させる」と言ったりします。
例えば…
牛乳をわざとこぼした場合
罰としてテレビを見せない、のではなく、「あ、こぼれちゃったね。じゃあ、一緒に雑巾で拭こうか」と、自分で後始末をする経験をさせる。その際、「牛乳がなくなっちゃったね。もう今日は飲めないね」と事実を伝える。おもちゃを投げた場合
「おもちゃ、痛い痛いって言ってるかもしれないね。投げたら壊れちゃうこともあるんだよ。そうしたらもう遊べなくなっちゃうね」と伝え、もし本当に壊れてしまったら、そのおもちゃでは遊べなくなるという結果を体験させる。お友達とケンカしておもちゃを取ってしまった場合
しばらくそのおもちゃで遊ぶのをお休みにして、「お友達も悲しい気持ちになったみたいだよ。次からはどうしたら一緒に楽しく遊べるかな?」と考える時間を持つ。
ポイントは、罰としてではなく、あくまでもその行動から自然に起こる結果を体験させること。そして、その経験から子どもが何を学べるかを、親が一緒に考えてあげる姿勢が大切です。
ママ・パパ自身の心のケアも忘れずに! イライラした時の対処法 💖😮💨
「叱らない育児」を心がけていても、人間だもの、イライラしたり、感情的になったりすることだってありますよね。そんな自分を責める必要は全くありません! 大切なのは、そんな自分の感情に気づいて、上手に対処する方法を知っておくことです。
カッとなりそうになったら、まずは深呼吸
ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐く。これだけでも少し冷静になれます。「6秒ルール」を試してみる
怒りのピークは6秒と言われています。心の中で6つ数えているうちに、少し気持ちが落ち着いてくることも。ちょっとだけその場を離れる
「ごめんね、ママ(パパ)少しだけ頭を冷やしてくるね。すぐに戻るからね」と子どもに伝えて、別の部屋に行くなどしてクールダウン。子どもを一人にしないよう、安全な場所で短時間だけ、というのがポイントです。イライラの「本当の理由」を探ってみる
実は「疲れているから」「寝不足だから」「他のことで心配事があるから」など、子どもとは直接関係ないことがイライラの引き金になっていることも。自分の状態に気づくだけでも、対処しやすくなります。「まあ、いっか!」と自分を許す
毎日完璧じゃなくて大丈夫!「今日は疲れちゃったから、仕方ないよね」と、頑張っている自分をたくさん褒めてあげてください。頼れる人に話を聞いてもらう
パートナーや友人、子育て支援センターのスタッフなど、誰かに話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。
ママやパパが笑顔でいることが、子どもにとって何よりの安心感に繋がります。自分自身を大切にすることも、「叱らない育児」の大切な一部なんですよ。
いかがでしたか?
今日ご紹介したヒントが、皆さんの毎日の子育ての中で、少しでも「やってみようかな」と思えるものになっていたら嬉しいです。
最初はうまくいかないこともあるかもしれません。でも、焦らず、一歩ずつ。親も子も、一緒に成長していくのが子育てですよね。
次回は、「叱らない育児」シリーズもいよいよ最終回! どうぞお楽しみに!
いいなと思ったら応援しよう!
記事を最後までお読みいただきありがとうございます。もしこの記事が少しでもお役に立てたり、面白いと感じていただけたら、下のボタンからご支援いただけると大変励みになります!チップで子供に本を買いたいと思います。