見過ごしちゃってるかも? 毎日のドタバタに咲く、小さな“幸せの芽”の見つけ方

朝。それはもう、戦場ですよね。
特に小さなお子さんがいるご家庭なら、
「わかる…!」
って声が聞こえてきそうです。

我が家もご多分に漏れず、毎朝バッタバタ。

でも、そんなカオスな時間の中に、
ふっと息をのむような、
ほんの1分ほどの静かな時間が流れる瞬間があるんです。

夫が「じゃあ、行ってくるか」
と玄関に向かう、その時。2歳の娘が、
まるで吸い寄せられるようにトテトテと駆け寄り、
小さな手をめいっぱい伸ばして「パパ、だっこ」を全身で表現。

夫は慣れた手つきでひょいと抱き上げ、
娘の小さな背中をポンポンとしながら
「よし、いってきます!」。

そして、ここからが小さなクライマックス。
床に降ろされた娘は、
ちょっと得意げな顔でパパを見上げ、
小さな手でパチンとハイタッチ。

それから、ちっちゃな口をきゅっと結んで、
一生懸命にバイバイ。

この、ほんの短いやりとり。
時間にしたら、あっという間。

でも、その一瞬に、
家族みんなの顔がふにゃっと緩むんです。
言葉にするのは難しいけれど、
すごく温かくて、
ちょっとだけ切ないような、
そんな空気が流れる。

これって、単なる「いってらっしゃいの挨拶」なのかな?

もしかしたら、この何気ないように見える
毎日の繰り返しの中に、
私たちは知らず知らずのうちに、
何かすごく大切なものを見つけて、
それを確かめ合っているのかもしれない。

もしこの時間がなかったら…なんて考えると、
ちょっと胸がザワザワするくらい。

この朝のひとコマは、下の娘にとっては
「パパは私を見てくれてる」
っていう安心感そのものだろうし、
夫にとっては
「よし、今日も頑張るぞ」
って背中を押されるスイッチみたいなものなのかもしれません。

そして私は、
そんな二人をこっそり見守りながら、
胸の奥がじんわり温かくなるのを感じる。

ふと隣を見ると、
少し前まで自分も同じようにパパに甘えていた
小学生の上の娘が、ちょっとだけお姉さんになったような。

でもどこか懐かしむような優しい目をして、
その光景を見つめている。

でもね、たまにその上の娘も、
妹に触発されたのか、「私も!」
なんて言って、パパに抱っこをせがむことがあるんです。

そんな時は、夫も
「よっしゃ、二人まとめて!」
なんて言いながら、
ちょっと大変そうだけど嬉しそうに二人を抱っこする。

その光景は、なんとも微笑ましくて、
見ているだけで幸せなため息が出ちゃうくらい。
きっと彼女も、この朝の小さな儀式が持つ温かさを、
そしてパパの大きな愛を、
ちゃんと分かっているんだろうな。

これって、我が家だけの小さなお守り、
みたいなものなのかな。

皆さんの毎日にも、
きっとこんな風に言葉にならないけれど、
心をそっと温めてくれる
「我が家だけの何か」
があるんじゃないでしょうか。

忙しさに紛れて見過ごしてしまいそうな、
そんな小さな愛おしい瞬間。
たまには足を止めて、
じっくり味わってみるのも、いいかもしれませんね。


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