【子連れ万博レポ⑫・最終回】子供と一緒に万博を楽しむために。計画よりも持ち物よりも、一番必要だったもの。
長かったようであっという間だった、万博での一日。
大満足で日本館を出ると、そこには昼間とは全く違う、幻想的な世界が広がっていました。
■光に包まれる、夜の万博会場
時刻は19時20分。すっかり日が暮れた会場は、色とりどりに美しくライトアップされていました。


大屋根リングは空に浮かぶ光の輪のようになり、様々なパビリオンが昼間とは違う表情を見せています。足元に目をやると、ミャクミャク柄のマンホールまでキラキラと輝いて見えました。



「わー、きれい!」
「昼間と全然違うね!」
その美しさに思わず足が止まります。この景色を見られただけでも、夜までいて本当に良かったと感じました。

■スタンプラリー完結へ!夜空を彩るサプライズも
さて、私たちの万博には、まだやり残したことがありました。
それは、娘が夢中になった重ね押しスタンプ!あと3つでコンプリートです。残りのスタンプを求め、私たちはコモンズ館Cへ向かいました。
その道中、遠くの空にパッと大輪の花が!
「あ、花火!」
思いがけないサプライズに、家族三人で大喜び。豪華なショーというよりは、私たちの冒険のフィナーレを祝ってくれているような、心温まる花火でした。


20時頃になると、さすがにコモンズ館はとても空いていました。混雑前に退場されている方や、残った多くの人が花火や夜のウォーターショーの観覧スポットに集まっているようです。ちらっと見えたウォーターショーも、音楽と光と水が織りなすアートのようで、本当に素敵でした。次回もし来れたら、あのショーを正面から見てみたい。


でも、今の私たちにとって一番大切なのは、娘の「やりたい!」を叶えること。ショーも魅力的でしたが、スタンプ集めを優先したこの選択に、後悔はありませんでした。
コモンズ館CからAへと巡り、スタンプは順調に集まりましたが…残念ながら最後の1つ、「国際機関館」のものだけが押せないままタイムアップ!そろそろ駅が混み始める時間です。
すると娘が、「スタンプ、あと1個だったね!絶対また来て、全部集める!」と、悲しむどころか、次への意欲を燃やしていました。その前向きな姿が、何より嬉しかったです。
■また来るね!光のリングから誓った再訪
退場のため東ゲートへ向かっていると、大屋根リングに上がれるエスカレーターが。
「最後にもう一度、あの景色を見てから帰ろうか」
夫の提案に、一日中歩いて汗だくになって疲れているはずの私も娘も「リング登ろ!」と頷きます。
リングの上から見下ろす、きらめく夜の万博会場。この時間でも、人気のパビリオンにはまだ行列が見えました。一日中、この場所がどれだけ多くの人の笑顔で満たされていたかを物語っているようでした。


この美しい景色を目に焼き付け、私たちは夢洲駅へと向かいます。
「楽しかったね」「また来たいね」
何度も何度もそう繰り返しながら、心の底から「最高の思い出ができた一日だった」と感じていました。

ありがとう万博!全12回で伝えたかった、子供と一緒に楽しむための「たった一つの極意」
ついに、この【子連れ万博レポ】も最終回を迎えました。
全12回という長い冒険記に最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
正直に言うと、行く前は「夏の万博なんて、子連れには過酷すぎるのでは…」と不安でいっぱいでした。でも、終わってみれば、その不安を何倍も上回るほどの感動と楽しさ、そして娘の成長に満ちた、忘れられない一日となりました。
これから万博へ向かう、かつての私と同じような不安を抱えるパパさん、ママさんへ。
このレポートを通して、私が一番伝えたかったことがあります。それは…
子連れ万博成功の秘訣は、「完璧な計画」より「楽しむ準備」と「計画通りにいかないことを笑える心の余裕」です。
■①「楽しむ準備」が、親の心の余裕を生む
このレポートでも触れてきましたが、やはり「準備」は大切です。でもそれは、分刻みのスケジュールを立てることではありません。
予約という名の「お守り」
朝イチの来場日時予約、そして「取れたらラッキー」くらいの気持ちで挑むパビリオン予約。一つでも予約が取れていると、「とりあえず、あそこには行ける」という心の余裕が生まれます。7月の予約争奪戦で惨敗した私が言うのだから間違いありません(笑)持ち物という名の「相棒」
我が家で特にヒーローだったのは、①凍らせた飲み物(最強のアイシング兼飲料)、②携帯椅子(行列中の救世主)、③モバイルバッテリー(命綱)、④日傘(パーソナルな日陰)、⑤ネッククーラー(涼しいは作れる!)の5つ。これらは、子どものためだけでなく、親の体力と気力を守るための大切な相棒でした。情報という名の「地図」
公式サイトはもちろん、SNSで有志の方が作ってくださっているマップや情報に、どれだけ助けられたことか。先人たちの知恵という名の地図は、広大な会場で絶対に役立ちます。
■②「計画通りにいかないこと」こそ、最高の思い出になる
そして準備と同じくらい大事なのが、その準備や計画に縛られすぎないこと。
「呼び込み」は運命の分かれ道
当初予定になかった韓国館やインド館。スタッフさんの「今なら入れますよ!」の一声がなければ、体験できなかった世界がありました。「寄り道」に宝物あり
モナコ館の存在を知らなかった「別館」、バングラデシュ館で学んだ「水と共に生きる知恵」。これらは全て、偶然の寄り道から生まれた経験となりました。子どもの「やりたい!」が最高のコンパス
夜のショーも魅力的でしたが、娘が夢中になったスタンプラリーを優先して本当に良かったと思っています。キラキラした目でスタンプ帳を眺める娘の顔は、どんなショーよりも輝いて見えました。
■旅は、子どもを大きくする
この万博で、私は娘のたくさんの成長した姿を見ることができました。
アフリカンダイニングで、自分の言葉で「I'm good!」と答えたこと。
火星の石や日本の知恵に、目を輝かせていたこと。
テレビ電話の向こうの人に、物怖じせずに呼びかけていたこと。
非日常の空間だからこそ見られる子どもの姿は、親にとって何よりのプレゼントです。
万博は広いです。暑いです。人も多いです。
でも、それを補ってあまりあるほどの「発見」「感動」「出会い」、そして子どもの「成長」が、あの場所には溢れています。
これから行かれる皆さん、どうか完璧な一日を目指さないでください。
一つでもいいんです。親子で「あれ、すごかったね!」「美味しかったね!」と笑い合える瞬間があれば、それがあなた方家族にとって、100点満点の万博体験です。
この長いレポートが、皆さんの「我が家だけの万博」を作る、ほんの少しのきっかけになれたら嬉しいです。
またいつか、あの夢の島で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
【子連れ万博レポ】シリーズの①は、以下からご覧ください👇
万博で子供の学びを高めるための工夫はこちらから👇
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