「ロングウォーク」(備忘録的感想)
原作はスティーヴン・キングだが、書かれたのは大学生の頃で、初長編作品のようだ。
内容的に、追い詰められた主人公が命を賭けた賞金ゲームに挑む「バトルランナー」に近いのかと思ったが、想像とは異なりメリハリの少ない淡々と流れる作品だった。
アメリカは内戦により国が分断され、国は衰退していた。
政府は国民の発揚のため「ロングウォーク」を考える。
レイ・ギャラティは母の運転する車で、ロングウォークのスタート地点に向かっていた。
抽選で参加者に選ばれたのである。
しかし母はレイがロングウォークに参加することに反対だった。
ロングウォークは抽選で選ばれた50人の若者が参加し、昼夜を問わず休みなく歩き続ける競技だ。
時速4.8km以上で歩き続け、速度が規定を下回ると警告される。
そして警告を3回受けると、その場で処刑されてしまう。
ロングウォークは最後の一人になるまで続き、優勝者には破格の賞金と望みが一つかなえられる。
作品は、スタートから最後の1人までが描かれる。
その間、参加者のバックグラウンドが一人ずつ紹介され、あたかも学園モノのようでもある。
そして一人ずつ脱落していく。
ただ、脱落者はロングウォークのルール通りにいなくなるため、意外性はない。
少々ネタバレになってしまうが、ロングウォークがスタートしてからは、ほぼ想像していた通りにストーリーは進行する。
途中でロングウォークに反対する勢力の妨害が入る、などのアクセントを期待していたのだが、そういう展開はなかった。
スティーヴン・キングとは言え若い頃の作品のため、アクセントとなる捻りがないのかもしれない。
いずれにしろ、最後までワンテーマで進行するため印象に残りにくい映画であった。
99.ロングウォーク
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こんな辺境の文章を読んでいただきまして、本当にありがとうございます!