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「サンキュー、チャック」(備忘録的感想)

原作はスティーブン・キングだ。
スティーブン・キングの映像化作品は、個人的には「グリーン・マイル」と「ショーシャンクの空に」以外は面白いと思った事がない。
そもそもホラー映画は基本的に観ない事にしているが、「スタンド・バイ・ミー」も「これで終わり?」と思ったし、年初に公開された「ランニング・マン」もイマイチだった。
「ミスト」は観終わった後に本当に嫌な気分になったし、「ドリームキャッチャー」はとんでもない強引なオチで開いた口がふさがらなかった。
長くなったが、そんな事もありこの作品もスルーするつもりだったが、斎藤工が「衝撃を受けた」とコメントしていたので、思い直して観に行くことにした。
しかし難解と言うか安易と言うか、つかみどころのない作品だった。

第三章。
ある時から世界がおかしくなっていた。
世界各地で転変地位が多発しはじめ、カリフォルニア州は地震で水没してしまっていた。
インターネットもつながりづらくなり、TVも放送がなくなった。
人々はとまどい、やがて諦めかけていたが、街中にはそこら中に「サンキューチャック!」という広告が表示されていた。

第二章。
会計士のチャックが道を歩いていると、少女がドラム演奏をしていた。
軽快なドラム演奏に、やがてチャックは踊り出す。
するとチャックにあわせて踊り出す女性が現れ、二人は道の真ん中で踊り続けた。
やがて聴衆が集まってきて二人を取り囲み、ダンスパーティのようになった。

第一章。
少年時代、チャックは祖父母と古い家に住んでいた。
その家には小さい、城の塔のような屋根裏部屋があった。
そこにはカギがかかり、決して入ることができなかった。
祖父母もその部屋については、詳しい事は教えてくれなかった。

以上がストーリーの要約で、ネタバレになるためこれ以上詳しくは書けない。
ストーリーのキモは、第三章の「世界の終わり」、そして「サンキューチャック!」が何を意味しているかという事なのだが、「世界の終わり」の意味はわかるが「サンキューチャック!」は意味がよくわからない。
チャックに感謝をしてもいいとは思うが、しつこく感謝をする布石がなかった。
冒頭では「サンキューチャック!」の方が重要で、この意味を探る映画なのだと思ってしまう。
しかし実際には重要なのは「世界の終わり」の方で、個人的には「サンキューチャック!」がない方がしっくり来たのではないかと思った。

いろいろな意味で、観終わった後でとまどいの多い作品だった。

69.サンキュー、チャック

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