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「シラート」(備忘録的感想)

娘を探す親子の物語という事でサスペンス調の作品かと思い期待して観に行ったが、予想と異なりちょっと意味不明な作品だった。

ルイスと息子のエステバンは犬を連れて、モロッコの砂漠の野外レイヴ会場に来ていた。
会場が盛り上がりっているなか、二人は参加者に若い女性を見なかったかと尋ねて回っていた。
若い女性はルイスの娘で、レイヴに参加すると言って家を出た後行方不明になっていた。
ルイスはバンを寝泊まりできるように改造して旅をしてきたのだが、会場で娘を見かけた者はいなかった。

その中で、とある5人組のグループが、自分たちは次のレイヴ会場に行くがそこにルイスの娘も来るかもしれないと言う。
ルイスはその場所を教えて欲しいと請うが、グループのリーダーは道は険しいのでそのバンで行く事はできないと言った。
ルイスはその言葉を無視してグループの車を追い、砂漠の奥地へと入って行く。

一言で言えばロードムービーだ。
グループ内には内戦による犠牲なのか、右手の手首から先を失った者と左足の膝から下を失った者がいる。
レイヴ会場を渡り歩くグループなので、運転中も常に車内にはビートの効いた音楽が流れ、休憩中に使用する大型スピーカも積み込まれている。
一方ルイスは、普通の中年男性だ。
エステバンも普通の少年で、この親子が最初はコミュニケーションが取れなかったグループと次第にわかりあい、助け合うようになる。

中盤までは、グループが娘の失踪に関与しているというサスペンスかと思ったのだが、作品は思いもよらない方向に展開していく。
この展開で、ラストはどう締めくくるのかと思ったが、少々ネタバレになるが広げた風呂敷がほとんどたたまれないまま映画は終了する。

カンヌで審査員賞など4冠を受賞したようだが、個人的には中盤以降は理解できない作品であった。

105.シラート

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