大人のお作法 その6 デビュー戦実況 〜旧知の年下の教育関係者からの突然の依頼 当たり前過ぎて意識しなくなっていること
毎日が日曜日を謳歌している今日このごろ…
経緯
Geminiさんに脇に付いてもらっての期待以上に知的なリタイヤ生活。
そこに突然の電話。ドタキャンされて代打を探せず困って居るとのこと。助けを請われたら受けるのが大人のお作法。結果として年金生活者、特に注意が必要な米国年金受給資格喪失のリスク分析をしての快諾。
電話を掛けて来た本人ではなく担当者との段取りのフェーズに進み、一つ一つ障害をクリアする作業に。ガチガチの情報セキュリティの我がスマホ。メールアドレスをセーフアドレスに登録。曰く付きのZOOMも注意深く設定。子ども夫婦と楽しく試験通話までして準備万端。
大人のお作法実現には、それなりの手間が掛かります。そしてあるあるのリモートでの打ち合わせ前のハプニング。ドタバタ。
ハプニングを靭やかに切り抜け所望のリモート会議に臨む事に…
サラリーマンの成れの果て迄熟したので定石を。硬くドレスコードを選んで臨みました。此方はきっちり相手はルーズと云う構図。当然終始此方のペース。10分程度の簡単な説明とやり取りで終了。質問は?と問われ、質問ではないけどテキストの解答/解説書はテキスト配布時に配って生徒が効率的に自習出来る様にしたいと要望し、快諾されました。これであっけなく会議終了でした。
緩い…
さて、月末からのボランティア。どうなることやら…
ってことで初日初日。
連載途中になっているOB会ネタの移動シーン。その横浜駅までは全く同じパターン。
久しぶりの横浜駅からぁそんなもん。移動を楽しみ尽くし現地到着。恵まれた講師の控室に安堵し…
さて、いよいよ…
良く整備された教室に入ると生徒さんが10名強。
窓側に女子は固まって居て、男子は散らして座っている… 典型的なフリーアクセスの展開。
如何に効率的に学習を進めるかをテーマに講習を進めさせて頂きたいとご説明しました。この中学生の方々を
大人扱いする事が成功の秘訣。
上目線でパワハラチックに…
言葉も命令形ってのは成功させるのが難しい…
そしてこの掴みは大成功。
テキストには何も書き込まず入学試験の問題用相当として活用
解説/解答集を参考書代わりに精緻に利用して頂く…
冒険せず過去の教訓を活かしての枯れた手法を使わさせて頂く事を丁寧に説明しました。
そして定石通りの基礎的事項を試験問題を効率的に解く切り口での実戦的な解説。1問ずつ解いて頂いて、
3秒考えても答えが浮かばなければ
遠慮なく即解説、解答を見る様にお願いして
学習進捗度の違いを吸収…
解説/解説集を最大限活用して講習を進めました。此処まで小分けにすると教室運営はなんとかなります。特に今回は生物で、深い考察をする問題は皆無で専ら記憶。
最後に
時間分解能を秒まで高めて効率化するトレーニングをする意味
を理解して頂きました。
カップ蕎麦の作り方を例に
必ず水を沸騰させて誤差無く100℃にすると
後は時間管理だけでの調理の管理に単純化できる…
まるちゃんの鴨そばでは私の好みは1分8秒。これで蓋を剥がして、液体スープを入れ七味を掛けて食べ始めると最高の蕎麦の硬さと温度になる… と説明。ウケました。
それも有って大過無く初日は終了しました。朝からの英数国社理の最終コマにも拘らず最後まで集中力は抜群でした。有難い話です。
まぁ、夏休みなので長丁場。
当然中弛みするのが常。前半に難易度高いものを済ませて、最後はなんかできるようになった気分を醸成するのもお作法かと…
蛇足
結局2コマでは無く1コマになったにも拘らずエグゾーストした感覚。まぁ疲れました。けど…
達成感伴った快感…
のんびり駅まで歩き夏休みの土曜日の郊外の空気を楽しみました。パラパラ居る若い方々の姿は、中学生以上の方には中々お目にかかれ無い別荘暮らしの私には新鮮。
中央本線は流石です。本数も多くしかも殆ど快速でした。 昔、技巧的な振り子台車の車両が残っていた頃から松本まで頻繁に乗ったあずさの最新型車両も混じります。鉄道ファンとしては最高。
良い機会なのでその深い鉄道車両の歴史を深めにご紹介しますね。

中央本線の鉄道車両の進化は、日本の鉄道技術の発展を象徴する興味深い事例が数多く含まれています。特に理工学部の学生さん向けには、具体的な技術的進化のポイント、導入された背景、そしてその効果を数値なども交えながら解説するのが適切でしょう。
中央本線の地理的・歴史的背景と車両への影響
中央本線は、東京都から長野県を経て愛知県までを結ぶ長距離幹線であり、特に山岳地帯を通過する区間が多いため、急勾配や急カーブが連続します。この地理的特性が、車両の性能、特に登坂能力、曲線通過性能、そして安全性を追求する原動力となってきました。また、首都圏と中央高地を結ぶ大動脈として、旅客輸送だけでなく貨物輸送においても重要な役割を担ってきたことも、車両開発に影響を与えています。
1. 黎明期:蒸気機関車と初期の客車・貨車(明治時代~昭和初期)
* 技術的特徴:
* 蒸気機関車: 軸配置、シリンダー配置、ボイラー圧力などが機関車の性能を決定しました。中央本線の急勾配区間では、D51形のような強力な貨物用機関車が重宝されました。
* 具体例: D51形蒸気機関車は、軸配置1D1(または2-8-2)、動輪直径1,520mm、最高速度85km/h、引張力約180kN。急勾配区間での安定した牽引力を発揮しました。
* 客車・貨車: 木造から鋼製へ、連結器も螺旋連結器から自動連結器へと進化しました。制動装置も手ブレーキから真空ブレーキ、空気ブレーキへと発展し、安全性が向上しました。
* 中央本線での影響:
* 急勾配を克服するための強力な蒸気機関車が不可欠でした。補機を連結して重連運転を行うことも頻繁に見られました。
* 木造客車では脱線事故時の被害が甚大であったため、安全性向上の観点から鋼製客車への移行が推進されました。
2. 電化と動力分散方式の導入:旧型電車(昭和初期~昭和30年代)
* 技術的特徴:
* 直流電化: 中央本線は早い段階から直流電化が進められました。これにより、勾配区間でも安定した高速運転が可能になりました。
* 旧型電車: 国鉄初の本格的な通勤電車であるモハ30形(後のクモハ11形)や、より高性能なモハ72形などが導入されました。
* 具体例: モハ72形は、主電動機出力142kW、歯車比3.23、最高速度100km/h。複数の電動車を連結することで、勾配区間でも加速性能を維持できました。抵抗制御による速度制御が一般的でした。
* 動力分散方式: 動力車と付随車をバランスよく配置することで、編成全体の駆動力を高め、編成両端に機関車を連結する必要がなくなりました。これにより、折返し運転の効率が大幅に向上しました。
* 中央本線での影響:
* 通勤・近郊輸送の高速化と大容量化が進みました。特に、都市部の混雑緩和に貢献しました。
* 高尾以西の急勾配区間では、登坂能力が求められましたが、電動車を増やすことで対応しました。
3. 新性能電車の登場と高性能化(昭和30年代~昭和50年代)
* 技術的特徴:
* カルダン駆動方式: 主電動機を台車枠に固定し、カルダンジョイントを介して車輪を駆動する方式。ばね下重量の軽減、粘着性能の向上、保守の容易化に貢献しました。
* 具体例: 101系電車で本格採用。主電動機出力100kW、歯車比4.5、最高速度90km/h。従来の吊り掛け駆動方式に比べ、乗り心地と静粛性が大幅に向上しました。
* 抵抗制御から界磁チョッパ制御、サイリスタ位相制御へ: 制御装置の進化により、きめ細やかな速度制御と回生ブレーキの採用が可能になり、省エネルギー化が進みました。
* 空気ばね台車: 従来のコイルばね台車に比べ、乗り心地が格段に向上しました。
* 冷房装置の搭載: サービスの向上として、冷房装置が標準装備されるようになりました。
* 具体例: 115系電車は、中央本線の山岳区間にも対応できるよう勾配抑速ブレーキを搭載。主電動機出力120kW、最高速度110km/h。
* 中央本線での影響:
* 通勤輸送を担う101系、103系(東京口)、近郊輸送を担う115系などが導入され、サービスの質が向上しました。
* 山岳区間を走行する115系は、勾配区間での安定した走行と抑速ブレーキによる安全性が重視されました。
4. 振り子式車両の導入と高速化:381系、E351系(昭和50年代~平成期)
この時期に、中央本線の山岳区間における曲線通過速度向上という課題に対し、画期的な解決策として「振り子式車両」が導入されました。
* 振り子式車両とは:
* 車体をカーブの内側に傾斜させることで、遠心力を打ち消し、乗り心地を損なわずに曲線区間を高速で通過できる車両です。
* 自然振り子式 (381系): カーブに差し掛かると、遠心力によって車体が自然に傾斜する方式。構造が比較的単純ですが、傾斜が始まるまでにタイムラグが生じます。
* 具体例: 381系電車(「しなの」などで運用)。曲線通過速度は、通常車両の+20km/hが目標とされ、例えば半径400mの曲線で90km/hから105km/hへ、半径600mの曲線で105km/hから120km/hへの速度向上を実現しました。これにより、例えば名古屋~長野間の所要時間が大幅に短縮されました。
* 制御付き自然振り子式 (283系、キハ281系など): 自然振り子式をベースに、空気圧シリンダーなどで傾斜を積極的に制御し、より速く、より正確な傾斜を可能にした方式。
* 強制振り子式 (E351系): カーブ進入前に列車の位置情報を検知し、空気圧シリンダーなどを用いて強制的に車体を傾斜させる方式。自然振り子式に比べてタイムラグが無く、より安定した傾斜が可能です。
* 具体例: E351系電車(「スーパーあずさ」などで運用)。JR東日本初の振り子式電車。最高速度130km/h、曲線区間ではカントに加えて車体傾斜角を最大5度とすることで、曲線通過速度を+25km/h向上させました。これにより、新宿~松本間の所要時間が最速2時間25分と、大幅に短縮されました。これは曲線通過速度の向上だけでなく、加減速性能の向上、表定速度の向上にも寄与しました。
* 中央本線での影響:
* 「スーパーあずさ」の高速化に大きく貢献し、首都圏と中央高地間のアクセスを飛躍的に向上させました。
* 振り子技術は、中央本線のような山岳路線において、線路改良に多大な費用をかけずに高速化を実現する有効な手段となりました。
5. 新世代車両とさらなる進化:E233系、E353系(平成後期~令和期)
* 技術的特徴:
* VVVFインバータ制御: 三相交流誘導電動機をVVVFインバータで駆動する方式。高効率で省エネルギー、高信頼性、メンテナンスフリー化を実現しました。回生ブレーキの性能も大幅に向上しました。
* 具体例: E233系電車は、全電動車にVVVFインバータ制御を搭載。主電動機出力140kW。従来の抵抗制御車と比較して、約20~30%の省エネルギー化を実現しました。
* 回生ブレーキの強化: 減速時にモーターを発電機として動作させ、発生した電力を架線に戻すことで、省エネルギーに貢献します。
* SiCパワーモジュール: 半導体素子にSiC(炭化ケイ素)を用いることで、VVVFインバータの小型・軽量化、高効率化、発熱量の低減を実現しました。
* INTEROS (インテロス): 車両情報を総合的に管理・伝送するシステム。故障診断、状態監視、運行支援など、車両の運用効率と安全性を高めます。
* セミアクティブサスペンション: 乗り心地の向上と曲線通過性能の安定化を図るため、台車に搭載されたアクチュエータで振動を積極的に抑制するシステム。
* 具体例: E353系電車(「あずさ」「かいじ」などで運用)。JR東日本の在来線特急形車両として初の動揺防止装置(セミアクティブサスペンション)を全車両に搭載。さらに、空気ばねによる車体傾斜装置を採用し、乗り心地を保ちながら曲線通過速度をE351系と同等の+25km/h向上させました。
* 中央本線での影響:
* E233系は、中央線快速電車として導入され、混雑緩和と運行安定性に大きく貢献しました。故障に強く、冗長性の高いシステムが特徴です。
* E353系は、E351系の後継として導入され、乗り心地と安定性を両立させながら、さらなる高速化と省エネ化を実現し、中央本線の特急列車として活躍しています。
まとめ:理工学的視点からの考察
中央本線の鉄道車両の進化は、以下の技術的課題と解決策の繰り返しであったと言えます。
* 牽引力・登坂能力の向上: 蒸気機関車の出力向上、電化と動力分散方式、高出力モーターの開発。
* 曲線通過性能の向上: 空気ばね台車、そして決定的な振り子式車両の導入。これは遠心力と重力のベクトル合成を巧みに利用した物理的原理の応用です。
* 高速化・加減速性能の向上: カルダン駆動方式、VVVFインバータ制御、軽量化技術。
* 省エネルギー化: 回生ブレーキ、VVVFインバータ制御、SiCパワーモジュール。
* 乗り心地・快適性の向上: 空気ばね台車、セミアクティブサスペンション、車体傾斜装置。
* 安全性・信頼性の向上: 鋼製車体、自動連結器、空気ブレーキ、INTEROSなどの故障診断システム、冗長性の確保。
これらの技術は、機械工学、電気工学、制御工学、材料工学など、多岐にわたる理工学分野の知見が集約されて実現されてきました。中央本線の車両進化は、日本の厳しい地形条件の中で、いかにして安全かつ高速、そして快適な鉄道輸送システムを構築してきたかを示す好例と言えるでしょう。
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日本の技術者の叡智の1つの極みとして、楽しんて頂けたと…
つづく

