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課題先進県の逆転発想!人口最少県が取り組む宇宙産業

「何もない地元」だと思い込んでいませんか?

「ウチの地元には何もないから」

そう思うことで、行動を起こすのをやめていませんか?

実は、その思い込みを覆す事例が、日本にはあります。そのうちのひとつが、鳥取県です。

「スタバはないけど、日本一のスナバはある」

10年以上前、鳥取県の平井知事が言ったこの言葉は話題になりましたね。

「スターバックスはないけど、日本一のスナバ(鳥取砂丘)がある」

これは単なるダジャレではなく、地方自治体が持つ発想の転換を表しています。大企業や都市にはない「あるもの」に目を向ける。そして、それを徹底的に活かす。

この姿勢は、鳥取県が取り組んできた様々な施策で垣間見ることができますが、私が最近「まさに『あるもの』に目を向けているなぁ」と感じるのが、宇宙産業への取り組みです。

鳥取県が宇宙産業???

人口最少県で、ロケットを打ち上げるような大規模施設があるわけでもない。
でも、内閣府の「宇宙ビジネス創出推進自治体(S-NET推進自治体)」に2023年度に選定されています。

小さいからこそ、できることがある

くり返しになりますが、鳥取県は日本で最も人口が少ない都道府県です。

スケールが小さい。一見、これは弱みに見えます。でも、鳥取県庁が「スモール」メリットと呼ぶこの特性が、実は強みになるんです。

なぜか?

人口が少ないからこそ、県の意思決定者や経営者、研究者といったキーパーソン同士がリアルでつながっているから。距離が近いから、小回りが効くから。一つのプロジェクトが立ち上がると、産学官が一丸になって推し進めることができるんです。

大企業が関わる大都市では実現しづらい、スピード感のある実行が可能になるのです。

「疎」を逆手に取る——宇宙産業への挑戦

鳥取県が次に着目したのが、鳥取砂丘です。

「砂丘」と聞いて、観光地としての価値は思いつきます。でも、視点を変えるとどうか。

砂丘は「月面」に似ている。

この視点から、鳥取県は宇宙企業の実証フィールドとして砂丘を整備し始めました。衛星データの活用、ロボットの月面実験。月を開拓するための技術開発に、地方の砂丘が使われているんです。

これが実現できたのは、なぜか?

鳥取県は「過密の逆」、つまり「疎」だからです。人や企業が密集していない。だからこそ、大規模な実験フィールドの確保が容易になる。都市部では許可が下りないような実証実験も、ここなら実行できる。

「課題先進県」は「成功モデルの発信源」

ここで気づくべき重要なポイントがあります。

鳥取県が今、宇宙産業で解決しようとしている課題。若い世代の流出への向き合い方。限られたリソースでの産業振興。

これらの課題は、10年後、20年後に、日本全国の自治体が解決を迫られる課題となり得ます。

日本は「課題先進国」です。そして鳥取県は、その中でも「課題先進県」。最初に直面した課題だからこそ、解決モデルが必要とされるのです。

鳥取県が作り上げるモデルは、やがて全国の自治体に広がります。さらには世界へ。

地方だからこそ、逆説的に「世界の最先端」になれるんです。

あなたの地元にも「スナバ」がある

地方には、正直なところ目をつぶりたくなるような課題が山ほどあります。

「うちの地元には本当に何もない」

そう思う気持ちもわかります。

でも、思い出してください。あなたの地元に「ある」ものを。自然、人間関係、食べ物、歴史、文化。ガイドブックには載らない、地元だからこそ気づけるものたちを。

大事なのは「何があるか」ではなく、「それに気づき、活かそうとする覚悟があるか」なんです。

人口減少という課題に直面する地方は、日本全国に数え切れないほどあります。でも、その課題と真摯に向き合い、「あるもの」を活かすために行動を起こせるか。

逆に言えば、あなたがそこに気づき、動き始めたら。あなたの地元も、スモール」メリットを活かした、世界的なモデルになれるかもしれない。

何より、人口最少県から広大な宇宙へ。
鳥取県が誇る美しい星空を見ながら、一県民としても夢が膨らみます。

さあ、あなたの地元の「スナバ」は何でしょうか?

そこから次の一歩が始まります。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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