滑るって楽しいんだよな。NY州運営のベレエアマウンテン【🇺🇸スキー場探訪記⑥】
天気の悪化と気温の上昇を前に、3月最初の月曜、ベレエアマウンテン(ニューヨーク州、Belleayre Mountain)へ行った。快晴ながら最高気温は氷点下という恵まれたコンディションの中、朝から夕方まで滑り込んだ。コース状況も良く、滑る楽しさを改めて感じたスキーになった。
ベレエアマウンテンを滑る
スキー場の概要
スキー場はマンハッタンからは2時間半弱の距離にある。1949年開設の公営スキー場で、ニューヨーク州初のリフトが設置されたという歴史がある。コース数は62、リフトは8本(うち3本はカーペット)という規模だ。
拠点となる駐車場とロッジは、山麓と中腹の2か所にある。レンタルは山麓にしかないことと麓は斜面の傾斜が緩いため、初級者は山麓、中上級者は中腹を拠点に滑り始めるのがいいと感じた。
近年は設備投資が積極的に行われているようで、人工降雪設備が整っている。また新しいゴンドラや4人乗りリフトの存在が強く印象に残った。しかし高速で稼働するのは、ゴンドラと4人乗りリフトのそれぞれ1本ずつだった。
ロッジの面では、下部のディスカバリーロッジが改修を終えたばかりでとてもきれいだった。中腹のオーバールックロッジは改修工事中で、終了すれば、より使い勝手のいいスキー場になると感じた。
スキー場は現在、ORDA(Olympic Regional Development Authority)というニューヨーク州の外郭機関が運営している。この機関は1980年のレイクプラシッド冬季五輪の開催地・ホワイトフェイスマウンテンや州最大のスキー場であるゴアマウンテンなどの運営も担っているようだ。
中上級者向けのレイアウトだが、初級者にも密かな魅力
ゲレンデのレイアウトをみると、中腹より上部はほぼ全てが中上級者向けのコースだ。横に広い用地に中上級コースがたくさん配置されているので、飽きずに滑ることができる。
個人的には、コースマップ右上のホーククワッドリフトのあるエリアが最も楽しめた。最上級のダブルブラックダイアモンドのコースでリズミカルにターンを刻み、比較的幅の広い中級斜面を快調にクルージングした。またオーバールッククワッドリフト左側の急なコブ斜面も滑り応えがあった。
ここまで書くと、非常に玄人好みのスキー場っぽいが、初級者にも見逃せない魅力がある。ゴンドラを降りた目の前には平らなラーニングエリアがあり、ゴンドラで山頂へ行ってこのコースを滑り、帰りはゴンドラで下るということも可能だと思う。山頂エリアはリフトではなくカーペットが設置されていたので、これは安心ポイントではないだろうか。
混雑しづらいかもしれない
私が訪れたのは3月初旬の平日というのも要因かもしれないが、リフト待ちとは無縁だった。リフトの営業は午前9時からだが、人が増え始めたのは10時半ごろから。それでもリフトを待つことはなかった。
NYCなどの都市部から近いここキャッツキルやポコノエリアのスキー場の混雑は激しいとされている。週末はどうか分からないが、混雑しづらいなら大きな魅力だと思う。
混雑を感じにくい理由を分析すると、ゴンドラの存在を挙げられると思う。長距離を流して滑るのが好きな人はゴンドラを中心に利用するが、私のように滑っていて気持ちがいいコースを選んで滑るタイプはゴンドラではなく短いリフトを使う。このすみ分けができるのは大きな強みだ。
またホームページを見ると、チケットの販売数を限っているようだ。週末でも混雑度合はコントロールされているかもしれない。
写真と動画














まとめ
設備投資が積極的に行われているおかげでリフトやロッジがかなり新しい。そして滑り応えのあるコースがそろっている。この条件で空いていたのはかなりの驚きだった。
空いていると、周囲を気にしすぎずに滑ることができる。個人的には、「混みすぎていない」ということはスキーやスノーボードを楽しむ第1条件だと思っている。
ゴンドラがあることで楽しみ方の幅も広い。滑らない人が遊べるスノーチュービングはないが、純粋にスキーやスノーボードを楽しみたい人にはおすすめのスキー場である。
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