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寒い日こそ、NYメトロポリタン美術館

 少し前にニューヨーク観光の超定番スポットであるメトロポリタン美術館へ行ってきた。今さらかよ!とツッコミを入れたくなった方もいるだろう。今さらですみません。

 訪れたのは大雪が降る前だが、非常に寒い日だった。寒くても屋内の美術館は関係なく楽しめるのがいい。かなり大きい美術館のため、印象に残った作品を中心に記録していく。

アメリカン・ウイング


アメリカン・ウイングの吹き抜け


フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)

「Living Room from the Francis W. Little House: Windows and paneling」
1番印象に残ったのはこのインスタレーション。ライト設計の邸宅のリビングルームを移設したものらしい
特徴的な窓。奥に通路があり、屋外はセントラルパーク
ソファなどもライトの設計。ナチュラルかつ落ち着いた雰囲気の空間で、こんな部屋に住みたいなと思った
電気や窓枠の格子などからは、どことなく日本ぽさも感じる


アメリカン・ウイングその他の作品

「The Lighthouse at Two Lights」(Edward Hopper)
ホッパーの絵を見まくっているので、見た瞬間「おっポッパー」という感じになってきた。なんでだろうか。構図が特徴的なんだよな
「Stage Fort across Gloucester Harbor」(Fitz Henry Lane)
広角で夕陽が沈む様子を描いたのだろうか。写真のような風景
「Belvedere」(Grandma Moses)
色とりどりの畑がパッチワークのように見える
「Sunset on the Sea」(John Frederick Kensett)
サンセットの作品が多い
「Twilight on the Sound, Darien, Connecticut」(John Frederick Kensett )
こちらもサンセット。どれもきれい
「The Teton Range」(Thomas Moran)
イエローストーンの景色だとか。山の麓が暗く、山肌に当たった光が際立って神々しい
「The North Country」(Willard Metcalf)
晩秋っぽい風景。自分がそこに立っていて、空気を感じているかのような作品


ヨーロッパ


ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)

「Young Woman with a Water Pitcher」
有名な作品。思っていたよりも色彩が豊かに感じた。見てはいけないものを見ているような感じがするのはなぜだろう


エドガー・ドガ(Edgar Degas)

「The Dance Class」
音声ガイドでは構図について解説していた。確かに奥行きのある構図
「Dancers, Pink and Green」
とにかくバレエが好きなドガ
「The Dancing Class」
こちらもバレエ。バレエの絵がかなりたくさんあったのが印象に残った



クロード・モネ(Claude Monet)

「Camille Monet in the Garden at Argenteuil」
色の濃淡、鮮やかさも感じられてすごくきれい
「Haystacks (Effect of Snow and Sun)」
積わらは日本で2年くらい前に開かれた展覧会で見た気がする。これだったか覚えていない…
「The Stroller」
ナショナルギャラリーにあった「散歩、日傘をさす女性」の傘をさしていないバージョン?と思ったが、見比べたら全然雰囲気が違う


ジョルジュ・スーラ(Georges Seurat)

「Study for "A Sunday on La Grande Jatte"」
「グランド・ジャット島の日曜日の午後」の習作。美術の教科書か何かで見たことがあるな
「Gray Weather, Grande Jatte」
柔らかな雰囲気でとても美しい。近くで見ると点描もよく見えてもっときれい。生で見る良さを実感する。構図的にはサイドに木が配置されていて引き締まった感じを受けた
「Circus Sideshow」
夜のサーカスを描いたようだが、何となく不気味だ


ポール・シニャック(Paul Signac)

「The Jetty at Cassis, Opus 198」
ただよう地中海の雰囲気。白っぽい薄い黄色に味がある
「Notre-Dame de la Garde (La Bonne Mère), Marseille」
こちらは赤っぽい色と緑っぽい色が混ざり合わさって鮮やか。浮かび上がってくるような感覚


フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent van Gogh)

「Self-Portrait with a Straw Hat」
METで1番の人気作品?のゴッホの自画像。吸い込まれそう


ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)

「The Pool at Jas de Bouffan」
セザンヌの作品も複数あったが、これが好みだった。歩きながら撮った写真みたいな雰囲気があっていい


グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)

「Mäda Primavesi」
到着して1番最初に見た作品。この紫っぽい色が唯一無で、かなり目を引いた
「Serena Pulitzer Lederer」
こちらは一転して背景に溶けて消えてしまいそうな白


その他


「Imperial Caucasus Egg」(House of Carl Fabergé)
ファベルジェの卵は、名探偵コナン世紀末の魔術師に登場する?とか
「Untitled」(Philip Guston)
何の展示場所か分からない所で見つけた。何だろう?よく分からないけど好きかも


感想


 このほかにも、エジプトやアジア、アフリカなど、ありとあらゆるジャンルの作品が展示されていた。超混んでいるが、世界三大美術館の1つと言われるのは納得である。個人的にはアメリカン・ウィングが1番楽しめた。

 最も印象に残ったはライトのリビングルームだったが、ライトは旧帝国ホテルを設計したことで日本でも知られている。何年か前に読んだ「帝国ホテル建築物語」(植松三十里)という小説がおもしろかったので、よく覚えている。旧帝国ホテルは、地元の栃木の大谷石を用いていることに加え、小説にも登場するライトの愛弟子・遠藤新が設計した「久保講堂」という建物も地元にあるので、世界遺産建築家であるライトを勝手に身近に感じている。

 さて、これでニューヨークで訪れた美術館は、今回のメトロポリタン、MoMA、ホイットニーの3館になった。ライトが設計したグッゲンハイム美術館にも行こうと思っているのだが、今は展示替え中で螺旋状スロープに入れないようだった。終了したら訪れることにしたい。




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