社内SEがいなくなったら起こること7選!社内SEの必要性を解説します!
最近、私の身の回りでこんな話を耳にしました。
「社内SEって何してるかわかんないよね」
「社内SEの人たち、開発はベンダーに任せてるし、別にいなくなっても困らないんじゃない?」
社内SEの人からすると、すごく嫌になる言葉です。
確かに、開発をベンダーに任せているのであれば、普通の人からすると何をしている人かよくわからないと思います。
経営陣や上司たちも同じ思想を持っていれば、社内SEの人数は減らされ、激務に追われることとなってしまいます。
私も昔は社内SEって何してるかよくわからない存在でしたが、部署異動で社内SEとなってからは社内SEの重要性がよくわかりました。
今回は、もし社内SEがいなくなったらどうなるのかを、私の経験談踏まえて解説していきます。
こんな人におすすめの記事となっています。
周囲から社内SE何やってるかわからないと言われてしんどい
自分の仕事って本当に必要か悩んでいる
社内SEを減らそうとしている
社内SEがどれだけ重要か、わかる記事になっているのでぜひ最後まで読んでみてください。
もし会社から社内SEがいなくなったら起こること
では早速、社内SEがいなくなったら起こることを紹介していきます。
紹介する内容には、社内SEの人数が減った場合に起こることも含まれています。
さすがに社内SEを0にしようとする人はいないと思いますが、減らそうと考えている人にも考えるきっかけにしてほしいです。
ベンダーに丸投げしてしまう
まずはほとんどの業務をベンダーに丸投げしてしまうことです。
社内SEは業務部門もベンダーもどちらもやっていない業務をやっています。
要件定義
ヘルプデスク
不具合発生時の対応
システム管理者権限での登録作業
システム企画・保守・運用
これ以外にもたくさんの業務があります。
その中で、社内SEがいなくなってしまうと、業務部門で引き取れる業務はあまりありません。
「要件定義とかヘルプデスクとかなら誰でもできるんじゃないの?」
こう考える人もいると思いますが、そこまで甘くありません。
ただ要件を伝えるだけ、ユーザから聞かれたことを答えるだけが業務ではないのです。
要件を実装するためにはどの機能を触る必要があるのか、それはリスクがないのか、本当にそれで業務が回るのか、など確認する観点は幅広いです。
そのため、急に社内SEがいなくなってしまうと、まともに業務ができないため、全てベンダーに丸投げしてしまうことになるでしょう。
ベンダーも業務を全て知っているわけではないので、業務と食い違いが出てくることは間違いありません。
ベンダーさんからしても丸投げされると気分悪くなりますし…
それでもベンダーにお願いするしかないので、結局はベンダーの負荷が増えることになるでしょう。
システムの仕様と業務を結び付けれない
次はシステムの仕様と業務を結び付けれないことです。
普段からシステムのことを意識して仕事をしているユーザや業務部門の人はほとんどいません。
基本的には業務のことをこなすのでいっぱいいっぱいです。
そのため、新たにシステム化をしようとしても、システムで何をしたらいいのか、システムで何ができるのかを考えることができません。
そこで、社内SEの出番です。
業務の意図をくみ取り、業務フローを整理し、システムの何をどう触れば、やりたいことができるのか、実現を目指して行きます。
これは社内のシステムに精通している社内SEでないとできない仕事です。
システムの仕様と業務両方を知っているのは社内SEだけです。
そのため社内SEがいなくなってしまうと、業務とシステムとがちぐはぐになってしまうことが可能性として大きいです。
社内SEで仕事の価値を感じないという人も、システムと業務を繋げてるのは社内SEなので、自信持ってくださいね。
想定していないところで不具合が起こる
次は想定していないところで不具合が起こることです。
基本的に業務部門の人はシステムの仕様を知らないし、ベンダーも業務のことを知りません。
そのため、新たな機能を作るときには社内SEが内容を見て、業務も機能もちゃんと回るのかを確認しています。
ただ、社内SEがいなくなると確認する人がいなくなります。
となると、思いもよらないところで障害や不具合が発生する可能性があります。
業務部門もベンダーも意識していない点は必ず出てきます。
その間をしっかり見るのが社内SEの仕事です。
社内SEがいなくなると、見れる人がいなくなるので、不具合は間違いなく出てくるでしょう。
ドキュメントやレビューを通して障害を防げるのは社内SEだけですので、自信持ちましょう。
要件通りのシステムが作れない
次は要件通りのシステムが作れないことです。
「社内SEなんていなくても、ベンダーに発注すればシステムなんて作れるでしょ」
こう考えている人は少なくありません。
ただやりたいことをベンダーに発注するだけでは、要件通りのシステムは作れません。
要件を伝えて、思い通りのシステム作るのって、結構難しいんですよ…?
仕事としてはこうしたいのがあっても、システムでどう実装すればいいのかは業務部門にはわからないからです。
逆にベンダーにとっても、業務の意図だけ伝えられても何の機能をどう作ればいいのかもわかりません。
それに加え、意図が食い違って伝わってしまうこともよくあります。
食い違いを防ぐためには、どの機能をどう作る・改修するのかを正確に伝える必要が出てきますが、これは社内SEでないと、中々正確に伝えることはできません。
もし社内SEがいなくなってしまうと、望んだ通りのシステムを作るのは難しくなるでしょう。
ベンダーとまともに会話できない
次はベンダーとまともに会話できないことです。
社内SEは当たり前のようにベンダーと会話をしていますが、これは簡単ではありません。
IT特有の単語や用語、会社の風習や価値観を理解する必要が出てきます。
IT特有の、デッドロックやロールバックなどの言葉を正しく理解しないといけない
「データを呼ぶ」などの意味を知り、イメージする必要がある
設計書や処理手順などのドキュメントを読み、理解する必要がある
こんな感じで、何も知らない人からすると「言っている言葉がわからない」状態になりがちです。
何気なくベンダーと会話をしている社内SEはそれだけで十分すごいんです。
普通の人たちは、ベンダーと会話しても理解ができないので、基本的に社内SEに通訳してもらっていると思った方がいいでしょう。
ちなみに私は情シスに異動してきたばかりの時は、とにかくググりながら会話を聞いてました.。
システムの長期的な目線が見えない
次はシステムの長期的な目線が見えないことです。
事業をしていると、法律改定対応、新たな施策、新規顧客拡大などその都度で、システムでやりたいことは出てきます。
その時にやりたいことができても、将来的に見るとデメリットが起こることはよくあります。
例えば、新たな販売用システムと導入したことで、新規サーバやデータベースを導入することになったとします。
そのためにかかる設備費用が大きくなったり、他のシステムとの連係が密結合になってしまい、少しの機能変更で今までよりも大きな改修が必要になったりします。
この新規機能によるランニングコスト増加や、保守性の低下というのはよく考えておかないと将来的には自分の首を絞めることになります。
社内SEは長期的なシステム運用を考え、このあたりも意識をしていますが、社内SEがいなくなるとここまで考えることができなくなり、将来的に後悔することになりかねません。
社内SEがいても、「この機能って何…?」を後任の人が感じるのはあるあるです…
安定性とセキュリティが低下する
次は安全性とセキュリティが低下することです。
昨今、セキュリティについてはより注目を浴びることが増えてきました。
社内SEは、日常的にシステムの監視やトラブル対応を行っています。
社内SEがいなくなると、セキュリティ事故が発生しても迅速に対処できず、長期のダウンタイムやデータ損失、セキュリティインシデントに繋がる可能性が出てきます。
また、社内SEがいないと、ウイルスやサイバー攻撃に対する防御が弱くなり、情報漏えいなどの重大な問題が発生しやすくなります。
セキュリティ面をベンダーに全て対応してもらうことはほぼ不可能です。
このシステムはどのPCから接続可能にするのか、どの程度のセキュリティを担保する必要があるのかは、業務を知っていないとできないからです。
セキュリティは求めれば求めるほど費用も大きくなるので、どこまでのレベルを求めるのか、事故発生時はどのように対応するのかをしっかり決めておく必要が出てきます。
これも社内SEがいないと間違いなくできない仕事なので、社内SEがいなくなると困るでしょう。
今は個人情報もかなりシビアな時代なので、セキュリティは超重要です!
まとめ
今回は社内SEがいなくなったら起こること7選を紹介してきました。
ベンダーに丸投げしてしまう
システムの仕様と業務を結び付けれない
想定していないところで不具合が起こる
想定していないところで不具合が起こる
ベンダーとまともに会話できない
システムの長期的な目線が見えない
安定性とセキュリティが低下する
具体的にみていくと、もっと影響がある可能性もあります。
社内SEが何をしているかわからないという人は、私のブログで社内SEがどんな仕事をしているのか、何がしんどいのかを書いています。
ぜひ他の記事も読んでみて、社内SEのことについて学んでみてくださいね。
