人事異動で事務職➡社内SEになった話
私は今でこそ社内SEとして仕事をしていますが、それまではずっと事務職として仕事をしてきました。
私のような人は結構多いのかと思っていましたが、SNSやNoteで同じような経験をしている人を案外見かけないため、今回記事にしてみます。
有益内容は少ないと思いますが、一つの経験談として語らせてもらいますので、キャリアの参考にしていただければと思います。
事務職時代
まずは事務職をしていたころの仕事について、簡単にお話しします。
私の仕事としては、
顧客の管理
接客・電話対応
既存顧客への個別営業・対応
請求書やお知らせメールの作成
各種システム登録
こういった業務を行っていました。
事務職といってもいろいろな種類の事務職があると思いますが、私の場合は既存顧客への営業もあったため、営業職と事務職を足した感じの仕事でした。
ですがメインは事務作業で、社内システムへの登録や顧客の管理を主に行っていました。
この時の私のスキルとしては、
タイピングは結構できる
ExcelやPowerPointは自力では作れない
すでに作られたExcelやPowerPointを使うことはできる
最低限の接客対応はできる
こんな感じでした。
自分で見て思いますが、本当に決められた作業をただこなすことしかできないレベルの事務職でした。
ただの平社員の事務職だったため、上が決めたことをただ粛々と作業をこなすことがほとんどでした。
そのため、定型作業は得意でしたが、それ以上のスキルはない状態でした。
内心、
「このままで本当にいいのか」
「もっとスキルアップするべきなんじゃないか」
「新規顧客への営業もした方がいいのか」
と悩んでいた時期もありましたが、行動することができず、ただ毎日・毎月の決まった業務をこなす日々でした。
そんな事務職として働いていましたが、転機が訪れます。
社内SEへ異動の宣告
とある人事異動で、私のもとへも異動の連絡がありました。
のんきに別地域への事務職かな~と思っていましたが言い渡されたのは、「社内SE部門への異動」でした。
正直、戸惑いました。
どうやら社内SE部門に欠員が出るらしく、その穴埋めとのことです。
特に情報系の学校を出ているわけでもない私ですので、不安でいっぱいでした。
「まずどんな仕事をするの?」
「システムの開発・保守・運用って何?」
「プログラミングなんてできないけど大丈夫なの?」
次々と不安が出てきます。
不安は出てくるものの、異動を告げてくれた上司もなにをするのかあまりよくわかっていないらしく、
「まあ、ウィッチゃんならできるよ。今の仕事もちゃんとこなしてくれてたし。」
みたいな感じで、あまり仕事について教えてくれませんでした。
その後とりあえず引継を受けましたが、何が何だかさっぱり。
情けない話、何も分からないので、「何がわからないのかわからない状態」です。
ただ時間もないので、とりあえず業務を引き継ぎ、社内SEの部門へ異動しました。
社内SEになってからの地獄
訳も分からないまま異動になりましたが、時間は待ってくれません。
何が何だかわからないですが、とりあえず教えられた仕事をこなします。
まずは比較的簡単な仕事で、
不具合箇所の修正
マスタ設定作業
ユーザの問い合わせ対応
など、こなせる仕事をただこなしていました。
ただ、これらの業務も慣れていないので時間がかかります。
また、引継を受けた時に進めているプロジェクトのリリースがまだで、それらの調整をする必要もありました。
「いや、調整って誰と何をどうしたらいいの?」
さっぱりわからず、周囲の人に聞きながらとりあえず言われたことをやるだけです。
こんな状態で調整ができるかと言われると、当然できません。
調整先部門から聞いたことを間に入って上司やベンダーに伝え、上司やベンダーに言われたことを調整先部門へ伝える。
こんな感じでただの伝書鳩状態でした。
この状態では、当然プロジェクトも前に進まないし、調整先からも煙たがられます。
「で、結局何をどうしたいの?」
こういわれても自分には解がありません。
これは最初に携わったプロジェクトだけでなく、普段の保守運用、別プロジェクトのシステム開発などでも同じことが起こり続けます。
自分はどうすればいいのかがわからないので、上司やベンダー、調整部門との板挟みが続きます。
「こんな間に入るだけの仕事、本当に自分は必要なのだろうか?」
こう悩む機会も増えてきました。
この悩みを抱えたまま半年が経ち、やりがいを感じない日々で精神的にもかなりキていました。
転職や元いた部署への異動も考えましたが、
転職するにもスキルがない
元いた部署での仕事もさほどやりがいがない
こんな状態で、結局どこへ踏み出すこともできずにいました。
基本情報技術者試験を合格してからなんか変わった
こんな精神的にしんどい状態でしたが、とりあえず仕事を続けることにしました。
ただそれでも仕事がしんどいことには変わりありません。
そもそも、システムとは何か、システム開発保守運用はどのようなことをするのか知らないのです。
とある日、何がきっかけかは忘れましたが基本情報技術者試験というものがあることを知りました。
どうやらエンジニアの登竜門と言われる資格で、基礎的なことが学べるとのこと。
とにかく何か勉強しないと思い、基本情報技術者試験の勉強をすることにしました。
私は情報系の学校を出ているわけではないので、当然最初は何もわかりません。
ただ、システムの仕組み、ソフトウェアやハードウェア、セキュリティの知識など幅広く学ぶことができる基本情報技術者試験は、今の仕事でも活かせると勉強しながら感じました。
「この勉強すれば、少しはましになれるかもしれない。」
こう思い、約3か月間毎日勉強して、無事基本情報技術者試験を合格することができました。
ただ、内心、合格しただけで、何が変わるわけでもないと思っていました。
合格した後は資格手当がもらえるので上司に申請。
その時の上司からは
「おお、ちゃんと勉強してて偉いな、この調子で頑張れよ」
と言われ、仕事がちゃんとできない自分へもちゃんとほめてくれ、嬉しく感じました。
また、後でわかったんですが、私の周囲では基本情報技術者試験に合格している人はいませんでした。
私からすると周囲の人は十分知識があるので、合格できそうな気はしましたが、なんとなく難しそうと毛嫌いしているようでした。
その実態を知り、
「お、基本情報技術者試験合格した自分てまあまあすごい?」
と感じました。
冷静に考えて思い上がりもいいところですが、すっかり自信をなくして板挟みの連続だった自分にはいい方に転がりました。
ベンダーや上司との調整でも、自分の意見や質問がしっかりと言えるようになったんです。
「こうこうだから、こうなんじゃないでしょうか?」
「この案を選ばなかったのは、やはりパフォーマンスが原因でしょうか?」
質問ができるようになったということは、何がわからないのかわかったことに繋がっています。
これは基本情報技術者試験を通して、最低限の知識が身についたため、ここまでのレベルまでなれたのだと後から感じます。
自ら質問できるようになったことで、自分の考えも持てるようになり、どうすればよいのかも考えることができるようになりました。
基本情報技術者試験を取ったから爆発的にスキルが身についたわけではないですが、最低限の知識と自信。
この2つが身についたのは大きく、そこから社内SEとして仕事がこなせるようになり、何だかんだ約5年間社内SEとして仕事ができています。
私が基本情報に受かった時の勉強法を紹介しています↓
最後に
未経験から社内SEとなった私ですが、最初は当然何もできないレベルの社内SEでした。
見てもらって分かったように、私は決して要領のいい人間ではありませんが、何とか仕事をこなせるようなレベルになっています。
私は精神的にしんどくなってしまっていましたが、未経験から社内SEになる人には同じ思いをしてほしくありません。
未経験から社内SEになった人にどんなことを勉強したらいいのか、記事にしていますので同じようにもがき苦しんでいる人は参考にしてもらえると嬉しいです。
また、社内SEになってからプログラミングの勉強もしました。
それによって苦手だったエクセルもそれなりにできるようになったのでそちらも記事にしています。
調整業務に苦しんでいる私のことを紹介しましたが、同じように苦しんでいる人はこちらの記事もおすすめです。
この記事が参考になったかはわかりませんが、仕事でしんどい思いをしている人が前向きになれるようになれるきっかけになると嬉しいです。
