崩壊・模索・再構築。春分図で読む2021〜2030年の10年史
こんにちは、LunaPastです!
毎年3月20日頃、太陽が牡羊座0度に入る瞬間のホロスコープを「春分図」と呼びます。そして、春分図には、その年の社会の空気、人々の心理、時代の方向性が刻まれていると考えられています。
個人の誕生日のホロスコープがその人の人生の傾向を示すように、春分図はその年の社会や世界の傾向を示すのです。
そして、1年ごとに読めば「今年の運勢」になるのですが、10年分くらいをズラ―っと並べると、全く違うものが見えてきます。
時代の大きな流れ、社会が向かっている方向、そして「今、私たちはどこにいるのか」が浮かび上がってくるのです。
そこで今回は、2021年から2030年までの春分図を一気に読み解いていきたいと思います!
春分図で時代を読むとは、どういうことか
そもそものお話になるのですが…
このnoteでは、今の星の配置と過去に似たような配置をしていたときの歴史を重ね合わせながら、時代の空気を読み解く「歴史ホロスコープ(歴ホロ)」をお届けしています。
なので、占いを信じすぎなくていいんですが、星の動きには不思議なほど時代の空気と重なる瞬間があるんですよね。
「なんとなく生きにくい」「時代の流れについていけない気がする」という感覚の正体を、星と歴史を通して言葉にする。それが歴ホロの目指すところです。
そして2021年から2030年の10年分の春分図を読むと、この時代に起きていること、これから起きることの輪郭が少しずつ見えてきます。
2026年の詳細な分析(無料記事)と2027~2030年までの時期を有料記事で公開しているのですが、この記事では10年の大きな流れをザックリとお伝えします。
2021〜2025年:崩壊と模索の5年間
2021年 始まりの形が、まだ見えなかった
2021年の春分図では、太陽が魚座の最終度数にいました。新しい年が始まろうとしているのに、まだ終わっていないものを抱えたまま。木星と土星が水瓶座で重なり、新しい時代の枠組みが動き出したばかりの年でした。
コロナ禍2年目。ワクチン接種が始まり、五輪開催を巡る議論が続いた。「どこへ向かえばいいのか」がまだ誰にもわからなかった、そういう年でした。
2022年 現実が突然書き換えられた
2022年の春分図では、木星と海王星が魚座で接近していました。現実と幻想の境界が溶け、「信じていた前提」が崩れていく配置です。
2月に起きたロシアのウクライナ侵攻。「まさかこんなことが」という衝撃が、世界中に広がりました。現実が突然書き換えられた。チャートは、その瞬間を正確に映していました。
2023年 新しい時代が一斉に動き出した
2023年の春分図では、ASC(上昇点)が牡羊座に入り、木星も牡羊座を進んでいました。「本当の意味での新しいスタート」を示す強い配置です。
ChatGPTの爆発的普及、AI革命の本格化。「これまでの当たり前が根底から変わり始めた」という感覚を、多くの人が覚えた年でした。
2024年 権力の形が、静かに塗り替えられ始めた
2024年の春分図では、冥王星が水瓶座に入ったばかりの配置が刻まれていました。冥王星は「根本からの変容」の星。それが「テクノロジー・民主主義・集合知」を象徴する水瓶座に移動した直後の春分図です。
AI規制論争、各国の選挙イヤー、物価高騰の継続。「誰が権力を持つのか」「新しい秩序はどこへ向かうのか」が問われ続けた年でした。
2025年 手放すことで、次が見えてきた
2025年の春分図では、水星と金星が同時逆行し、海王星が魚座の最終度数にいました。約14年間続いた海王星魚座の時代が、ついに終わりに近づいている。
「何を信じればいいのかわからない」という集合的な迷いの中で、多くの人が「これまで当たり前だと思っていたもの」を手放し始めた年でした。手放したことで初めて、次に何が必要かが見えてきた。そういう年です。
2026年:折り返し点
そして2026年。今、私たちはここにいます。
この年の春分図では、太陽・土星・海王星が牡羊座に集中しています。「始まり」の星座に、現実(土星)と幻想(海王星)が同時に重なる。新しいスタートを切ろうとしているのに、霧の中にいるような感覚。「これまで信じてきたものを、もう信じきれない」という違和感が、社会全体に静かに広がっていく年です。
でも、これは終わりではありません。
2021年から続いてきた「崩壊と模索」の5年間を経て、2026年はちょうど折り返し点にあたります。ここからの4年間は、新しい土台が少しずつ形になっていく時間です。
2027〜2030年:再構築の4年間
2027年 態度を問われ始める
違和感を抱えたまま、理想と現実を無理にでも重ね合わせようとする力が強まる年。「形にしなければならない」「責任を引き受けなければならない」という圧が先に立つ。どう生きるか、何を選ぶか。態度が問われ始める年です。
2028年 引き返せない流れに乗る
天体が一方向に集まる「いかだ配置」が現れる年。すでに流れに乗っていて、簡単には引き返せない状態。選び直すというより、「無意識のうちに選んでいた」。流れの中でどう振る舞うかが問われます。
2029年 少しずつ自分で漕ぎ始める
流れに運ばれるだけではなくなる年。でも、流れに逆らえるわけでもない。流れに漂ういかだの上で、少しだけ自分のオールを漕ぎ始める。個人の意思が、少しずつ現実に影響を与え始めます。
2030年 行動が現実を動かし始める
ようやく「どこへ向かうのか」が見えてくる年。これまでの4年間、社会は大きく揺れてきました。信じていたものが崩れ、理想と現実がぶつかり合い、流れに運ばれながら、少しずつ自分で漕ぎ出してきた。そして2030年、思考と行動が結びつき、個人の選択が現実を動かし始めます。
今、私たちはどこにいるのか
10年間の流れを俯瞰すると、一つのストーリーが見えてきます。
2021〜2025年は「崩壊と模索」の時代でした。信じていたものが崩れ、現実が書き換えられ、新しい時代が動き出した。でも、どこへ向かえばいいのかは、まだわからなかった。
2026年は、その折り返し点です。しんどいのは当たり前です。霧の中にいるのも、足元が定まらないのも、この星回りが生み出している自然な感覚です。
でも、星は方向を示しています。
2027年から少しずつ形になり始め、2030年には「行動が現実を動かし始める」時代が来ます。今感じている「信じきれなさ」「手放せないもどかしさ」は、次の時代へ向かうための、必要な通過点なのです。
各年の詳細はこちら
この記事で触れた各年の春分図について、より詳しく歴史と重ね合わせながら読み解いた記事を書いています。
