【現役社内SEのベストバイ2025】GMKtec M5 Plus 実機レビュー|50台導入して分かった本当の実力

以前の記事「中華パソコンは業務で使えるのか?」で中華PCの可能性についてお話ししましたが、今回は実際に50台導入したGMKtec M5 Plus(Ryzen 7 5825U)の詳細レビューをお届けします。
半年間、事務所PCと受付PCとして運用した結果、この価格帯でこのパフォーマンスは驚異的というのが正直な感想です。
GMKtec M5 Plus 基本スペック
まずは基本スペックを確認しましょう。

なぜGMKtec M5 Plusを選んだのか
前回の記事でも触れましたが、全店舗のPC入れ替えで予算が限られていました。Intel第4世代から刷新する必要があり、コストパフォーマンスを最優先に検討した結果、GMKtec M5 Plusに辿り着きました。
選定理由:
価格が一般的なPCより安い:同スペックの国内メーカーPCは6〜7万円以上するところ、これは5万円前後で購入可能
ミニPCで省スペース:狭いデスクや受付カウンターでも設置場所に困らない
Ryzen 7搭載で十分なスペック:事務作業には十分すぎる性能
メモリ16GB標準:マルチタスクも快適
CPUは確かに最新世代ではありません。Ryzen 7 5825Uは2022年発売のZen3アーキテクチャです。しかし、事務作業やWeb会議においては、最新世代との体感差はほぼありません。むしろ、一世代前だからこその価格メリットが大きいと判断しました。
実際の使用感:50台導入して分かったこと
【圧倒的な省スペース性】現場から驚きの声
導入後、最も多く聞かれたのが「小さくてびっくり!」という声でした。
サイズは12.8×12.7×4.7cm、わずか528g。モニター下にすっぽり入るので、机にスペースができたと好評です。特に受付カウンターのような限られたスペースでは、この省スペース性が大きなメリットになりました。
以前使っていたタワー型デスクトップと比べると、デスク周りが劇的にすっきりしました。VESAマウント対応なのでモニター裏に取り付けることも可能ですが、今回は通気性を考慮してモニター下に設置しています。
【パフォーマンス】Intel第4世代からの大幅進化
以前のPCはIntel第4世代(2013年頃)だったため、比較すると快適すぎて笑えるレベルです。
起動速度:
旧PC:電源オンから使えるまで2〜3分
M5 Plus:約15秒
Excel・Word:
旧PC:ファイルを開くのに数秒待つ
M5 Plus:瞬時に開く
Web会議:
旧PC:Zoomを起動すると他の作業が重い
M5 Plus:会議しながら資料作成も余裕
Ryzen 7 5825Uは8コア16スレッドの実力を発揮し、マルチタスクでもストレスを感じません。メモリ16GBも効いており、ブラウザのタブを10個以上開いても快適です。
【発熱・騒音】意外と静か
中華PCで心配だった発熱と騒音ですが、特に問題ありませんでした。
通常の事務作業では、ファンの音はほとんど聞こえません。Excel・Word・メール程度なら、ファンが回っているのか分からないレベルです。Web会議中も騒音は気になりません。
高負荷時(複数のアプリを同時起動など)は多少ファンの音が聞こえますが、うるさいというほどではありません。50台運用して、「うるさい」というクレームは一度もありませんでした。
発熱についても、本体を触ると温かい程度で、熱暴走などのトラブルは一切ありません。
【トラブル】半年間、特になし
50台導入して半年が経過しましたが、特にトラブルはありません。
以前の記事で「中華PCは初期不良率5〜8%」とお伝えしましたが、今回のロットは当たりだったようです。もちろん、導入時にクリーンインストールを実施し、Windowsを公式から入れ直しています。
インターフェースの充実度
GMKtec M5 Plusは、小型ながらインターフェースが充実しています。
搭載ポート:
USB 3.2 Gen1 ×2
USB 2.0 ×2
HDMI ×1
DisplayPort ×1
USB Type-C(DP/DATA対応)×1
2.5G LAN ×2
3.5mmオーディオジャック ×1
また、2.5G LAN×2も地味に便利です。有線LAN接続で安定した通信が可能で、Wi-Fi6にも対応しています。
拡張性:メモリ・ストレージ増設可能
将来的なアップグレードも視野に入れた設計です。
メモリ:16GB(8GB×2)→最大64GBまで増設可能
ストレージ:512GB SSD→最大2TBまで増設可能
現時点で16GB/512GBあれば十分ですが、3年後にメモリやストレージが不足した場合でも、自分で増設できるのは安心材料です。
Ryzen 7 5825Uは古いのか?
「一世代前のCPUで大丈夫?」という疑問があると思います。
結論から言うと、事務作業においては全く問題ありません。
Ryzen 7 5825Uは2022年発売のZen3アーキテクチャですが、8コア16スレッドという基本性能は現在でも十分通用します。最新のRyzen 7 7000番台と比べると、ベンチマークスコアでは劣りますが、体感速度ではほぼ差がありません。
むしろ、一世代前だからこその価格メリットを享受できます。最新世代にこだわるより、コストパフォーマンスを重視する方が現実的です。
国内メーカーPCとの比較
同等スペックの国内メーカーPCと比較してみましょう。

国内メーカーPCは最新世代CPUを搭載していますが、メモリやストレージが少ない構成が多いです。価格差を考えると、GMKtec M5 Plusのコストパフォーマンスは圧倒的です。
どんな人におすすめ?
GMKtec M5 Plusは以下のような人におすすめです。
✅ こんな人におすすめ
コストを抑えたい
事務作業がメイン(Excel/Word/メール)
Web会議を頻繁に行う
省スペースなPCが欲しい
複数台導入したい
トリプルモニター環境を構築したい
❌ おすすめしない人
最新スペックにこだわる
動画編集・3Dモデリングなど高負荷作業がメイン
手厚いサポートが必要
5年以上使いたい
現場の声:当たり前に使えることの価値
導入後、社員からは「当たり前に使える」という声が多く聞かれました。
これは一見地味ですが、実は最も重要なポイントです。全く動かないでは話にならないからです。
以前のIntel第4世代PCは、起動に時間がかかり、アプリが重く、社員のストレスになっていました。GMKtec M5 Plusに変えてから、「PCが遅い」というクレームがゼロになりました。
この価格で、当たり前に使えることは大きなメリットです。高額な国内メーカーPCでなくても、日常業務は十分こなせます。
このような困りごとはありませんか?
まとめ:コスパ重視なら間違いない選択
GMKtec M5 Plusを50台導入して半年、非常に満足しています。
良かった点:
圧倒的な省スペース性
一般的なPCより安い価格
事務作業には十分すぎる性能
発熱・騒音も問題なし
トラブルゼロ
気になる点:
最新世代CPUではない(体感差はほぼなし)
長期耐久性は不明(3年持てば御の字)
サポートは国内メーカーに劣る
結論として、予算を抑えつつ実用的なPCが欲しいなら、GMKtec M5 Plusは間違いない選択です。特に、複数台導入する場合はコストメリットが大きくなります。
