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生き方を探究するわたしが、3月に続けた「緊急ではないけど大切なこと」

コーチングで「自分の人生を決める」ことをサポートしていると、いつも難しさを感じることがある。

それは、「緊急ではないけど、大切なことに取り組むこと」だ。

「本当に大切なこと」は、たいてい今すぐやらなくてもいい。だからこそ、気づけば手をつけないまま、人生が過ぎてしまう。


たとえば、お金を稼ぐこと。これは「大切」であり「緊急」だから、みんな時間をかける。「お金を稼がないといけないから」という理由は、他人に説明しやすい。不安もあって、とりあえず時間を注ぐ。でも、それだけの時間が本当に必要だったかは、意外とわからない。

一方、「緊急だけど大切じゃないこと」も、けっこう頭の中にこびりつく。ふいにかかってくる電話。ピコーンと鳴るスマホの通知。やる気の起きない調整ごと。「重要かどうか分からないもの」に取り組むのは、意外と消耗する。

そして、「緊急でも大切でもないこと」——。人生の時間の、なんと多くがここに奪われていることか。なぜ参加したかも思い出せない、愚痴大会のような飲み会。帰り道に寄ってしまうコンビニ。夜、疲れてついダラダラ眺めてしまうSNS。気を抜くと、どうでもいい時間は容赦なく流れ込んでくる。


「自分の人生を自分で決めて、取り組む」ということは、人生の命題と言えるくらい重要だと思う。でも、それは緊急ではない。

緊急だと思えるのは、おそらく「余命があと半年です」と宣告されたときくらいではないか。

気づけば、緊急ではないけれど大切なこと以外に追われ、人生があっという間に通り過ぎてしまう。


だから今月、自分自身も「緊急ではないけど、大切なこと」の割合を増やしてみた。

見えない将来に漠然と不安になるより、「自分で選んだ」と思える時間を少しでも増やしたい。たとえ明日死んでも、悔いがないような日々を生きたい。

やってみて「この生活、大丈夫かな……?」と思う瞬間もある。でも、「間違ってはいない」という確信も、どこかにある。

「丁寧に暮らす」とは、たぶん「自分の人生を丁寧に愛しむ」ことなんだと思う。




朝型生活にシフトするためのゴミ拾い


2月中旬から、1ヶ月以上ほぼ毎朝河川敷のゴミ拾いをしている。
こうやって書くとすごく良い人のように聞こえるが、ゴミ拾いは「朝から強制的に太陽を浴びて身体を動かすことで、朝型の生活に整える」という理由ではじめた。

自分本位の理由があったうえで、河川敷を一緒に使っている地域の人が喜んでくれるといいなとか、地球上のゴミを少しでも減らしたいなという思いがある。自分本位の理由があって、一緒に拾ってくれる仲間もいて、1ヶ月以上続けることができている。

朝型生活でいちばん難しいのは、「早く寝ること」だ。
朝6時に起きるには、8時間睡眠を前提に22時に就寝したい。そのためには、21時には寝る準備を終えていたい。逆算して、夕食やお風呂は17時ごろから。つまり、16時台には仕事を終えたい——という計算になる。

健康的な生活は、「夜遅くの仕事や飲み会ができない」こととトレードオフになる。その不便さこそ、「緊急ではないけれど、大切なこと」を続ける難しさだと思う。



セロトニン重視の食事


私が「人間らしい時間の使い方」を探究しているのと同時に、夫も「良質な睡眠の取り方」を探究している。これまで運動や寝具にこだわってきたが、最近「睡眠にはセロトニンが大事かもしれない」と言い出した。

それ以来、納豆、豆腐、青魚、アボカド、チーズなどを使った食事をつくってくれるようになって、本当にありがたい。特にバナナ・牛乳・ヨーグルトに、いちごとはちみつを加えたドリンクが本当においしい。これを飲んでしっかり寝た日は、二人とも翌朝すこぶる元気だった。

栄養・運動・睡眠は、「緊急ではないけど、大切なこと」の三本柱。
どれも欠けては成り立たない。でも今の社会では、それらを簡単に後回しにできてしまう。シンプルなことが、一番守れない。


バナナと牛乳のてもみジュース。私は「快便マジカルドリンク」とも呼んでいる。


「たべるをつくる」市民農園の開墾


今月から、日野市に市民農園を借りて、野菜づくりを始めた。
これは、「自分で食べるものを自分でつくってみる」という挑戦であり、日光を浴びて心身を整える機会でもある。

「農業は大変」とよく聞く。今はまだ何も生えていない畑も、これからは雑草や虫との格闘になるのだろう。

でも——。

芽が出たとき。花が咲いたとき。熟した野菜をもぎとったとき。
畑の前でじっと立ち尽くしてしまう自分が、もう目に浮かぶ。

苦労もあるかもしれない。
でも、それ以上に大きな喜びが待っている気がしている。



自分の街を自分でつくる、雑木林管理


3月に、一年間の日野市の雑木林ボランティア養成講座を修了して、晴れて初級日野市雑木林管理士になった。なんだか名前がかっこいい。

といってもまだまだひよっこ管理士なので、いろいろなことを勉強している。日野市在来の植物のこと、鳥のこと。刈払機やチェーンソーの使い方。日野市の他のボランティアとの協業方法。自分たちで自分たちが住む街をつくっていくこと。

自分の街の田んぼや森がつぶされて、建物に替わっていくのを指をくわえて見ているのはもうおしまい。自分たちで考えて、手を動かして、住みたい場所をつくっていく、大切な活動だ。



好奇心を全開にさせる書店巡り


心身が整ったとき、自然とやりたくなることがある。

それが、文章とともに過ごすことだ。

2月に個展を開いたとき、毎日同じ会場に通っていた。ふと「もし自由に動けるとしたら、どこに行きたい?」と考えたとき、思い浮かんだのは書店ばかりだった。

思い立ったら即行動。この1ヶ月で、行きたかった書店をたくさん巡った。


・PASSAGE All Reviews(神保町)
・青熊書店(大岡山)
・本店・本屋の実験室/本屋ココドコ(高円寺)
・本屋Title(荻窪)
・プラサード書店(西荻窪)
・UNITÉ(三鷹)
・国立本店(国立)
・マルジナリア書店(分倍河原)
・よりまし堂(南平→2025年4月オープン予定で、DIYをお手伝い)


気になる本にもたくさん出会い、幸せな積読が増えていく。
お気に入りの本屋があることも、読みたい本があることも——本当に、夢のようなことだ。



創作を、暮らしの中心に


最も大切な「緊急ではないけど、大切なこと」。

それが、書くこと。創ること

今月だけでnoteを12本書いた。はじめて「ただひたすらnoteを書く日」もつくって、1日で4本書いた。面白い記事を読んで、コメント欄で感想も伝えてみた。

同時に、今月末のツアーの地図をつくったり、4〜5月のおもしろ同人誌バザールと文学フリマに向けて、新刊を制作したりもしている。


「書く」ということにかんしては時間をかけられるようになってきた。でも自分はもっと「緊急ではないけど、大切なこと」を極めないといけないと思っている。本当は続けて書きたいテーマがあるのだけど、今月上旬に一度取り組んだ後は、あまり筆が進まなかった。「本当に自分にとって必要なこと」に時間を使うのは、こんなにも難しいのかと痛感した。

来月の自分ののびしろとして、大切に育てていきたい。



「緊急じゃないけど、大切なこと」を、自分で一つずつ選び取っていく。
人生の中の比率を増やしていく。
それは気が遠くなるくらい、地道な選択の連続だ。

その積み重ねの先に、どんな景色が広がっているんだろう。
私はそれを、この目で見てみたいなぁと思う。


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おくだまなみ|ライフデザイン研究家 応援ありがとうございます!ライフデザイン研究家としての新たな実験の原動力にさせていただきます。