WANESPERANTO⑤ ワニと子どもワニ
duolingoでエスペラントを学び始めたら、例文に出てくるaligatoroとkrokodilo、ワニまたワニ。
ワニといえば、絵本『わにのだんす』。エスペラントはどうやらワニが好き。ならば、duolingoに出てくるワニ例文でエスペラントを学んでみようと始めたWANESPERANTOの第5回。第1回はこちら。
前回、第4回は復習。これまで学んだ表現を使って、絵本『わにのだんす』のストーリーをエスペラント作文(エス作文⁉︎)した。
ポイントは「しっぽに注目」。
✅動詞の現在形は s で終わり、主語に左右されない
✅名詞は o で終わる
✅形容詞は a で終わる
✅複数形は j で終わる
✅目的語は n で終わる
✅しっぽの順は o/a → j → n
新たに学んだルールは
✅名詞を連結して名詞を作れる
idoで終わると子どもになる
La krokodilo amuzas la krokodilidojn.
krokodilo はクロコダイル
krokodilido は子どものクロコダイル
しっぽのoがidoになると、ワニが子ワニになる。
ido単体だと子孫という意味。つまり次世代。
krokodilo の「oの前に接尾辞idを足す」というより
krokodilo(ワニ)+ido(子孫)=krokodilido(子ワニ)
と「名詞の足し算」で考えたほうがわかりやすい。
trajno(電車)+bileto(切符)=trajnobileto(電車の切符)
と同じ考え方。名詞を足すのは日本語でもよくやるので親近感。実際、ワニ+子=子ワニだし。ただし、「ワニ子」と連結せず、ワニの頭に子がつく。エスペラントのほうがやさしい。
oとidoの親子シリーズ
kato(猫)katido(子猫)
hundo(犬)hundido(子犬)
safo(羊)safido(子羊)
bovino(牛) bovido(子牛)
ĉevalo(馬) ĉevalido(子馬)
porko(豚) porkido(子豚)
koko(鶏) kokido(ひよこ)
kuniklo(うさぎ)kuniklido(子うさぎ)

「親が子になる」と似たルールで
✅ino で終わると男性が女性になる
がある。
kunabo(男の子)kunabino(女の子)
filo(息子)filino(娘)
patro(父)patrino(母)
など。「しっぽで変身」シリーズはたくさんあるので、回をあらためて。
エスペラントの改良版idoとは
「ido で子どもになる」について調べていたら「Ido」という言語があることを知った。Esperanto の子どもで Esperantido。略して Ido。エスペラントの改良版として生まれたらしい。
既存の言語にはないとっつきやすさ、広まりやすさを考えて作り出された言語が、次の世代から突っ込まれていた。
Esperanto以上にIdoは広まらなかったらしいが、Idoの特長を見ると、文字の上についているアクセント記号をなくす提案をしていて、これは大賛成。せっかく単語も文法もシンプルなのに、文字に余計なものをつけることで、書くハードルを上げてしまっているのが惜しい。
duolingoの筆記問題ではアクセント記号を抜いても正解にしてくれるので(「アクセント記号に気をつけてね」とは注意される)、抜きで回答しているが、エスペラント検定だと×になってしまうかも。
Idoについては、第4回に「Idoはエスペラントから派生した人工言語の名前にもなってますね」とyokoyama-midoriさんがコメントを寄せてくださっていた。
注目すべきはその続き。
《krokodiloといえば動詞形のkrokodiliはエスペラントを話すべき場面で自国語で話すというスラング(?)らしくて面白いです》
krokodili(ワニる)
なんと、ワニはエスペラント界隈のスラングになっていた‼︎
duolingoのにやたらとワニ例文が登場するのは、そのせいなのか。「ワニる」でおなじみのワニ‼︎
謎がひとつ解けたワニ。
「動詞の現在形は s で終わる」とポイントを書いたが、正確には「動詞の現在形は as で終わる」。
✅動詞の現在形は as 過去形は is 未来形は osで終わる
✅動詞の原形は i で終わる
なので、krokodiliは「ワニる」の原形ということなる。スラングらしいが活用するのだろうか。
たとえば、エスペラントを話すべき場でわたしが日本語を使ってしまい、他の人から「あなた、ワニってるね」とからかわれるときは
Vi krokodilas.
と現在形になるのだろうか。
というわけで、この流れで次回は動詞の現在形、過去形、未来形。WANESPERANTO⑥に続くワニ。
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目に留めていただき、ありがとうございます。わたしが物書きでいられるのは、面白がってくださる方々のおかげです。