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イスラム教の国に住んで感じた5つの良いこと【インドネシア】

Selamat siang(こんにちは)!
まっすーです!
私は今、JICA海外協力隊員としてインドネシアに住んでいます🇮🇩
インドネシアは国民の85%以上がイスラム教徒(ムスリム)を占める国です。インドネシアに住み始めて一年以上経過しましたが、イスラム圏のおかげで安心して過ごせることやイスラム教の良さを実際に感じることが多々あります。
そこで、今回は実際にイスラム圏に住んで感じたイスラム教の良さを、日本人のイスラム教に対する偏見を無くすためにnoteに書きました📖🖊️
多くの日本人に読んでほしいです。


酒を飲まないため、酒が原因のトラブルがほぼ無い

インドネシアはイスラム教徒(ムスリム)が多い国です。
イスラム教ではアルコール飲料の摂取が禁止されています(飲む人も一部いますが…)🚫
酒に酔って礼拝を忘れたり、酔っぱらって礼拝堂や宴席で暴力沙汰が起こるのを防ぐために禁酒になったそうです。
私が住む街はムスリムが多いため、スーパーやコンビニにはアルコール飲料はほとんど置かれていません。
そのため、飲酒運転での事故や暴行事件など酒が原因のトラブルは滅多に起きません。実際にインドネシアの暴行事件の発生頻度は日本の1/3以下というデータがあります。


犬がいないので狂犬病のリスクが低い

私の配属先に現れた野良犬(珍しい)
ムスリムの上司は犬を見かけたら石を投げて
追い払っていました。

インドネシアに限らずイスラム圏の国を訪れると野良犬や飼い犬が少ないことに気づきます(チュニジアやモロッコなど一部の国には🐶がいます)。
これはイスラム教では犬が不浄な動物とされているためです。特に犬の唾液は人間にとって危険だと唱えられています。そのため、犬に舐められた場合は舐められた部分を7回洗って清めます(7回のうち一回は土で洗わなければいけません)。

犬は昔から狂犬病という今でも致死率100%の恐ろしい病気を持っている危険な動物とされてきたため、ワクチンが無かった時代は犬を殺処分していたようです。私の住む街にも飼い犬は全くいないですし野良犬もとても少ないですが、昔狂犬病が蔓延するのを防ぐため犬を殺処分していたみたいです😅
ちなみに、インドネシアで狂犬病が多いのはバリ島やスラウェシ島のマナドなど、ムスリムが少ない地域で、ムスリムが多い地域では狂犬病は少ないみたいです。実際、イスラム圏の国は非イスラム圏の国に比べて狂犬病が少ないそうです。
犬派の私としてはムスリムの犬の扱いの悪さに悲しくなりますが、狂犬病が少ないのはとてもありがたいです。

猫は野良猫も飼い猫もとても多いです🐱


性犯罪が少ない

イスラム法では既婚者以外の性的関係は厳重に禁じられており、罰則も厳しいです。特にイスラムの規律が厳しいイランやサウジアラビアなどの国では婚外での性的関係は犯罪とみなされており、酷い場合は死刑になることもあります。
ムスリムの女性は性的魅力を抑えるために髪や肌を隠したり、女性らしい身体のラインが出る服装を避けるため、男性からの性的被害やセクハラを避けることができます。ムスリムの男性たちもイスラム教の教えをしっかり守るので、女性に性的暴行をする人が少ないです。私は髪を隠さないですし半袖の服を着て出歩きますが、今のところ危ない目には遭ったことがありません。女性一人でも安心して外出できるのはとても有難いです。

ただし、一部のムスリムの男性には異教徒を犯すのは悪いことではないと判断し、外国人相手に性犯罪をする奴がいるようなので、注意が必要です。

また、知人のインドネシア人技能実習生を雇っている農家さんは、「インドネシア人(ムスリム)は婚前交渉が禁止されているから男女を同じ職場で働かせたり、同じアパートに住まわせても望まない妊娠や性的トラブルが起こらないから他の国の外国人技能実習生よりも雇いやすい」と話していました。


断食や喜捨で貧しい人たちの気持ちに寄り添う文化

イスラム教の習慣に『ラマダン』があります。
ラマダンはイスラム暦の第9番目の月の名前です。
毎年一度、30日間ラマダンの時期が来ますが、この約一ヶ月間に断食を行います。イスラム教ではラマダン月の日の出前から日没までの間、飲食を行いません(子どもや病人、妊娠中の女性、授乳中の女性は許可されています)。飲食だけではなく喫煙や性行為、喧嘩も禁止されています🚫
ラマダンは元々貧しくて食事ができない人の気持ちを理解するために始められたものです。
お金持ちの人も貧乏な人も等しく、空腹や喉の渇きの辛さを味わうことで、恵まれない人々を思いやり、平和の有り難さに感謝し、欲望や悪を遠ざけ、自身の心を清めるためにとても大切な慣習です。
また、ムスリム全員が同じ試練を同じ時期に共有することで、信仰をより深める目的を持ちます。
毎日健康な身体で食事ができることに感謝し、貧しい人々の気持ちに寄り添う慣習は素晴らしいと思います。

夕方、ラマダンが明けた時の様子
大学の入口にある屋台に集まります。
楽しそうに食事をしています🍴


実は女性に優しい宗教

ヒジャブを被るムスリムの女性たち
中央の帽子が私

イスラム教と聞くと『男尊女卑』『女性蔑視』とイメージする日本人は多いと思います。
しかし、実際は反対です。イスラム教は女性想いの宗教です。
女性の髪は美しく(性的)魅力があるので男性を誘惑させないように隠すべきという教えから髪の毛を隠します。
ヒジャブやブルカ、肌を露出しない&身体のラインが出ないダボッとした服装はムスリムの女性たちを性犯罪や性的トラブル、虫刺され、ホコリ、有害な紫外線から守ってくれます。
肌を隠す服装は、社会的な秩序を保ち、女性を保護するための慣習となっています。肌を隠すことで、女性の尊厳と名誉を守り、社会的地位を維持します。
ちなみに黒いヴェールのブルカは元々宝石と同じように価値がある女性を守るためにできたものです。

ニカーブを着るムスリムの女性たち
写真中央が私

また、マリンスポーツをする時もムスリムの女性は顔と手足首以外を覆う水着(ブルキニ)を着ます。私は普通の水着を着て海を泳いだため、海で泳いだ時に日焼けで身体中が赤くなりヒリヒリしたり、海の中に住むチンクイ(蟹や海老の幼生)に露出した皮膚をたくさん噛まれて2週間程ピリピリした痛みに苦しめられました。しかし、全身をガードする水着では日焼けは顔以外しないですし、チンクイに肌を噛まれる心配はありません。

私(左)とブルキニを着るムスリムの女性(右)
ブルキニを着てマリンスポーツを楽しむ女性たち
写真右が私

ムスリムの女性は髪を染めたり髪型を楽しめないですし、服装も制限されているからオシャレを楽しめないのは可哀想と思う人がいるかもしれませんが、ムスリムの女性たちは色んな色のヒジャブを服装に合わせたり、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを身に着けてオシャレを楽しんでいます。
実際、インドネシアのイスラム教は全体的に緩く、インドネシアのムスリムの女性はヒジャブをしていない人も多く、日本人女性と同様に髪を染めたり肌を出すファッションをして楽しんでいる人も多いです😌

桜の色に合わせて、ピンクのヒジャブをかぶり
オシャレを楽しむインドネシア人技能実習生🌸

余談ですが、インドネシア男性はレディファーストの人が多いです!また、インドネシアの女性は医師や学校長、社長など社会的地位の高い職業に就く人が多く、イスラム圏の国の中ではインドネシアは女性が生きやすい国だと思います。


如何だったでしょうか?
以上が私が実際にインドネシアに住んで感じたイスラム教の良いところです。
日本人にとってイスラム教は馴染みが無い宗教で、メディアの影響でテロなど怖いイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、実際は女性に優しく、危ないものから守る非常に保守的で慈悲深い宗教です。
私は帰国後は多くの日本人にイスラム教の間違った誤解を解いて正しい知識を広めたいと思っています。私のnoteがきっかけでイスラム教について知ってもらえたらとても嬉しいです☺️

他にもインドネシアの豆知識についてnoteで色々紹介しているので、良かったら時間のある時に他の記事も読んでみてください📖


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