里見八犬伝聖地巡礼【安房十一】東条城
2026年1月24日〜25日
「白箸河」で運命の出会いを果たした里見義実と金碗八郎。
領民を苦しめる悪徳領主・山下定包と、その愛妾・玉梓を打倒すべく、誕生寺でついに旗揚げ!
義実が本拠地・滝田城を攻める前に、まず狙いを定めたのが誕生寺からほど近い「東条城」。これが安房における義実の初陣であり、鮮やかな策略を用いて、一気に落城させたという。
さて、そんな歴史(と物語)の舞台となった東条城は、現代のどこにあたるのか?
現在の鴨川市東部は「東条海岸」と呼ばれているけれど、八犬伝の時代の東条郡はもっと広かったらしい。さらに物語の描写では、
東条城の西北に抜け道があり、険しい切り岸や深い谷川があったとのこと。
資料を紐解くと、なんと候補地が3つも!
ならば…
3つとも全部攻略してしまえばよかろう❣️
出撃じゃ〜〜❣️
ぷろぽ〜〜〜〜🐚(法螺貝の音)
候補その1 日澄寺に眠る?「天津城」
JR外房線・天津小湊駅の南側、日澄寺の境内付近に中世の城郭「天津城」があったという。
実際に訪れてみると、背後に山がそびえ立ち、確かに”お城があってもおかしくない”地形。

境内は綺麗に整えられていて、遺構らしきものは見当たらないけれど、誕生寺からの距離を考えると、ここが最初の攻略地でも不思議じゃない。
まずは候補地その1 天津城、攻略完了❣️
ぷろぽ〜〜🐚
候補その2 歴史ロマンとスリル満点!「金山城」
金山城の近くにある金山ダムはハイキングコースの一部……なんだけど、現在は船代橋が損傷していて渡れず、どうにも“ウエルカムではない”雰囲気。とはいえ、立ち入り禁止ではない区域もあるので、
自己責任で突撃したいで候。
(※足場が悪く、案内板標識はありません。行かれる方は無理せず自己責任で。)

しばらく歩くと、Y字路の真ん中に「金山城跡」の石柱が。
まずは右手のトンネルへ向かうと、お昼前なのに真っ暗でちょっと怖い😅
心霊スポットとして有名らしいのも、なんとなく納得。

トンネルを抜けると金山ダムと、現在は渡れない橋。
そして「金山ダムと金山城跡」の案内板が。

「ここには、東條氏の居城(金山城)跡があり、歴史ロマン漂う旧跡である。」
むむっ、東條氏の居城……⁉️
史実を調べると、のちに里見義実に攻められて落城したという。
義実が攻め落とした城……八犬伝と同じ展開ではないですきゃ〜〜⁉️
ダム前広場から西を見ると「金山城跡」の看板。背後にはこんもりした山。周囲を見渡すと、険しい切り岸や深い谷川……まさに物語の描写にピッタリ。

これは登るしかないち!
先ほどのY字路まで戻り左へ進むと、住宅地を抜け、細い山道へ。
突然ひらける平場に「うわ〜山城っぽ〜い❣️」とテンションが上がる。

さらに進むと、山城特有の土塁や虎口が現れ、切り通しを抜けると広い平場。

資料によると、ここが金山城跡の4郭らしい。

この先には主郭(本丸)があるはずだけど、道はさらに荒れている様子。
今回はこの4郭までを「登城」とし、ここで撤退。
東条城候補地その2 金山城、攻略完了❣️
ぷろぽ〜〜🐚
👇 金山城を移動したルートの、3Dアニメーション動画です。
候補その3 本命!? のどかな田園に眠る「東条陣屋」
最後に訪れたのが、本命視されている「東条陣屋」跡。
江戸時代、東条藩の陣屋が置かれていた場所で、遺跡も発掘されている。
いざ訪れてみると、目の前に広がるのは見渡す限りの田んぼ!
案内板も何もない。

でも、河津桜越しの夕暮れな田んぼも、なんか乙なもんよのう🌸
八犬伝でも義実は無駄な血を流さず、策略で東条城を落としたというし、
この静かな風景こそ“攻略後の姿”にふさわしいのかもしれない。
これにて東条城候補地、すべて攻略完了❣️
ぷろぽ〜ぷろぽ〜〜〜🐚(勝利の法螺貝)
おまけ 暗闇で見つけた「東条氏館跡」
東条陣屋の近くに「東条氏館跡」という史跡を発見したので、ちょっと寄り道。
すっかり暗くなってしまったけれど、田んぼの中にポツンと手作りチックな看板が。

東条氏のお家があったなんて、やっぱりこのあたりが東条城の重要拠点だったのかな?
今は平らな田んぼだけど、八犬伝の時代には険しい切り岸や深い谷川があったのかも…。
目を閉じると、そんな地形がふわっと脳内に浮かんでくる。
(これぞ聖地巡礼の醍醐味!)
こうして、文献と地形と妄想をフル動員した「東条城総当たり戦」は幕を閉じた。
東条城も無事攻略したので、次こそ本命。
定包の居城・滝田城へ出撃じゃ〜〜❣️
ぷろぽ〜ぷろぽ〜ぷろぽ〜〜〜🐚
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