フィスニク・アスラニ(Fisnik Asllani, コソボ代表)のプレースタイルを紹介!:TSG 1899 ホッフェンハイムで躍動する「コソボのヴォルテマーデ」
フィスニク・アスラニ

Fisnik Asllani
所属クラブ:TSG 1899 ホッフェンハイム
生年月日:2002年 8月8日(23歳)
出身:ベルリン, ドイツ
身長:188cm 利き足:右足
主なポジション:ストライカー, トップ下
ブンデスリーガで躍動する「コソボ」の新星

2024/25シーズン、クリスティアン・イルツァー監督のもとでリーグ15位と大きく低迷したTSG 1899 ホッフェンハイムが、今季、第18節終了時点で3位と大きく躍進を遂げた。そんなチームでヴァウター・ブルヘルなどとともに牽引役となっているのが、3人のサッカーコソボ代表選手だ。CBのアルビアン・ハイダリ、MFのレオン・アヴドゥラフ、そしてFWのフィスニク・アスラニである。
3人それぞれが各ポジションで絶対的な地位を築き、攻守にバランスの取れたチームを支える。なかでも注目を集めるのがアスラニだ。今夏に2部のSVエルフェアスベルクへのレンタルから復帰すると、第1節バイエル・レバークーゼン戦で1ゴール1アシストを挙げるなど、17試合で6ゴール3アシストを記録。FCバルセロナからの関心が噂されるなど、欧州中が注目するタレントの持ち主だ。
フィスニク・アスラニのプレースタイル

基準点型のストライカーを本職としながら、高いテクニックを併せ持つアスラニは、イルツァー監督率いるチームで2トップ下の一角としてプレーする。彷彿とさせるのは昨季VfBシュトゥットガルトで躍動したニック・ヴォルテマーデ。味方からの縦パスに対して常に「ターン」と「落とし」の2つの選択肢をもち、ボールを捌きつつ、チャンス時には強烈なシュートを相手ゴールに沈める。
印象的なシーンを挙げるなら、第8節1.FCハイデンハイム戦のゴールだろう。味方のスローインの流れで、アンドレイ・クラマリッチからボールを受けたアスラニはボックスの外で右足を一閃。彼が放ったシュートは、ものすごい威力でゴール右隅に突き刺さった。またスペースへと侵入して好機を演出できる。ボールを収めつつ、得点の嗅覚も持つ「万能ストライカー」がアスラニだ。
フィスニク・アスラニのユースキャリア

2008-2016 BFCダイナモ(ユース)
2016-2020 1.FCウニオン・ベルリン(ユース)
アスラニは2002年8月8日、コソボ出身の両親のもと、ベルリンで生を受けた。2008年、当時6歳のときにBFCディナモのユースへ加入し、そこで8年を過ごしたのち、2016年、当時14歳で1.FCウニオン・ベルリンのユースへ移籍する。ウニオン・ベルリンのU-17チームに昇格したアスラニは、2018/19シーズンのリーグ戦23試合で23ゴールを記録し、大きな注目を集めた。
翌2019/20シーズン、U-19リーグでも16試合15ゴールを記録したアスラニに対して触手を伸ばしたのが、TSG1899ホッフェンハイムだった。実はホッフェンハイムへ移籍する前年、当時、セバスティアン・ヘーネス監督(現VfBシュトゥットガルト監督)が率いたFCバイエルン・ミュンヘンのセカンドチームに誘われるも、加入を断っていたというアスラニ。そんな彼は、当時17歳で、両親と2人の弟とともに、ベルリンからジンスハイムへと住居を移す決断をする。
フィスニク・アスラニの選手キャリア

2020-2023 TSGホッフェンハイムII
2021- 現在 TSGホッフェンハイム
2023-2024 オーストリア・ウィーン(ローン)
2024-2025 SVエルフェアスベルク(ローン)
2020/21シーズン、17歳ながらホッフェンハイムのセカンドチームで定位置を掴んだアスラニは、翌2021/22シーズンのほとんどを負傷で欠場するも、2022/23シーズンに22試合14ゴールを挙げる活躍を披露。実質4部のレギオナルリーガで、3位と躍進したチームの中心地なった。そんなアスラニがトップチームデビューを飾ったのは、2021年11月20日のRBライプツィヒ戦。当時のトップチームの監督はセバスティアン・へーネスだった。
実力は確かだったもの、選手層の厚いトップチームに定着することが難しいことを悟ったアスラニは、2023/24シーズン、オーストリアの強豪FKアウストリア・ウィーンへのレンタルを決断し、4ゴールを挙げる活躍をみせた。翌2024/25シーズンも、アスラニはSVエルフェアスベルクへの武者修行を決断する。前年にSVヴェルダー・ブレーメンからのレンタルで大活躍したヴォルテマーデの後釜という立ち位置だった。
ドイツ2部でのアスラニは、33試合で18ゴールを挙げるなど圧巻の活躍を披露した。当時、エルフェアスベルクを指揮したホルスト・シュテッフェンは、アスラニを以下のように評する。「彼は試合への深い理解力、目覚ましい得点能力、そして走ることへの大きな喜びを持ち合わせている。」チームの最前線でプレーする選手としてはこれ以上ない評価だろう。ホッフェンハイムへ復帰した今季も、素早くチームにフィットしてみせた。
得点能力と洞察力を備えた、完全無欠なストライカーがフィスニク・アスラニだ。
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