ホルスト・シュテッフェン(ステッフェン, Horst Steffen):SVヴェルダー・ブレーメン監督の手腕に注目!
ホルスト・シュテッフェン

Horst Steffen
SVヴェルダー・ブレーメン 監督
生年月日:1969年 3月3日(56歳)
出身:メーアブッシュ, ドイツ
ホルスト・シュテッフェンの経歴・キャリア

1960年代にフォルトゥナ・デュッセルドルフで右ウイングとして活躍したベルンハルト・シュテッフェン(Bernhard Steffen)を父に持つホルスト・シュテッフェンは、バイエル05ユルディンゲン(現在のKFCユルティンゲン05)のユース出身。ユースでの活躍から1988年にトップチームへ昇格し、1991年には強豪ボルシア・メンヘングラードバッハへと移籍を果たした。
しかし、2シーズン目にポジションを失い、ユルディンゲンへ復帰。1993年から3年に渡って古巣で活躍したのち、1996年にはMSVデュースブルクへ移籍。2003年まで在籍するも得点できず、指導者へと転身する。6部のSCカぺレン=エアフトやデュースブルク、グラードバッハのユースを指揮したのち、2013年にシュトゥットガルト・キッカーズの監督に就任した。
しかし2015年11月に成績不振で解任され、その後もSCプロイセン・ミュンスター、ケムニッツァーFCと結果を残せなかった。そんななかでシュテッフェン最大の転機となったのが、SVエルフェアスベルクの監督就任だった。2018年にザールラント州のクラブの監督に就任したシュテッフェンは、4部のレギオナルリーガ・ズートヴェストに所属したクラブを2021/22シーズンに優勝に導いたのだ。
翌2022/23シーズンには3部で優勝。2023/24シーズンには2部で勝ち点43を挙げて11位、2024/25シーズンには3位でブンデスリーガ昇格プレーオフに進むも、1.FCハイデンハイムに敗れて昇格を逃した。エルフェアスベルクを4部から2部屈指の強豪へと押し上げた腕を見込まれ、シュテッフェンは2025年夏にSVヴェルダー・ブレーメンの監督として招聘されることになる。
シュテッフェンが信奉するスタイル

「ポスト・ナーゲルスマン」ともいうべき先進的なスタイルを標榜するオーレ・ヴェルナー監督の後任として、ブレーメンはシュテッフェンを招聘した。1969年生まれの56歳であるシュテッフェンにとって、初のブンデスリーガ1部のクラブでの指揮だ。しかし彼の監督としての手腕は、エルフェアスベルクでの成功もあってほとんど疑いの余地はなかった。
シュテッフェンが信奉するのは、クラブのインタビューでも答えたように、攻撃的なサッカー。「4-2-3-1」の布陣をベースとしながら、よりボールを持ち、素早い切り替えでハーフスペースを攻略して戦うサッカーを重視する。2018年の次点で4部にいたエルフェアスベルクを、7年で2部3位と昇降格プレーオフを争えるチームに作り替えてみせたことでもその手腕は明らかだ。
シュテッフェンの若手登用

ただシュテッフェンの最も評価されるべき点は、若手選手の魅力を引き出して開花させる点にある。ニルス=オーレ・ブックがSDを務めたエルフェアスベルクでは、ニック・ヴォルテマーデやエリアス・バウム、ムハンメド・ダマール、フィスニク・アスラニなどの才能を引き出し、彼らをブンデスリーガ1部で活躍できるまでに成長させた。若手選手を起用できる「勇気」は、シュテッフェン最大の魅力だ。
実際、今季のブレーメンですでに才能ある若手選手がチームの中核を担っている。左利きのセンターバックであるカリム・クリバリはその筆頭で、怪我人が続出するDFラインを支える。他にもユヴェントスFCから獲得したサミュエル・ムバングラ、守護神の長田澪、燻り続けるストライカーのケケ・トップなどがチームの主力として台頭しつつある。見事な手腕の賜物だろう。
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