モハメド・アムーラ(Mohamed El Amine Amoura):VfLヴォルフスブルクで活躍するアルジェリア代表エースのプレースタイル!
モハメド・アムーラ

Mohamed El Amine Amoura
محمدالأمينعمورة
所属クラブ:VfLヴォルフスブルク
生年月日:2000年 5月9日(25歳)
出身:タヘル, ジジェル県, アルジェリア
身長:170cm 利き足:右足(あるいは両足)
主なポジション:ストライカー, ウイング
モハメド・アムーラのプレースタイル

2025年夏にはSLベンフィカへの移籍の噂も絶えなかっただけに、モハメド・アムーラの残留はVfLヴォルフスブルクにとって大きな戦力のプラスだろう。ユニオン・サンジロワーズから加入したアルジェリア代表のアタッカーは、昨シーズン、出場したリーグ戦31試合で10ゴール9アシストとエース級の活躍を披露。ラルフ・ハーゼンヒュットル監督の戦術に適応してみせた。
170cmという小柄な体格に見合わないパワーと爆発的なスプリント能力を持つアムーラは、様々なポジションでプレーでき、ウイングとしても、ストライカーとしても活躍する。W杯出場を決めたソマリア代表戦で左ウイングとして出場した彼は、リヤド・マフレズのクロスからボレーとヘディングで2ゴールを挙げた。高い身体能力を持ちながら得点感覚まで備えるのは、アムーラの大きな武器だ。
モハメド・アムーラの初期キャリア

アルジェリアのジジェル県タヘル出身のアムーラは、ユース時代に幾つかのクラブを渡り歩いた。NRBウジャナやJSDタヘルを経て2018年に加入したのは、アルジェリアの強豪ESセティフのユースチーム。2020年2月17日には、CAボルジ・ブ・アレリジ戦で83分から途中出場し、当時19歳のアムーラはESセティフでアルジェリア1部デビューを飾る。すると出場からわずか7分でプロ初ゴールを挙げ、一躍話題を呼んだ。
デビュー2年目を迎えた2020/21シーズン、アムーラはアルジェリア屈指の強豪クラブで、主力に定着する。第1節のUSMアルジェ戦で2ゴールを挙げるなど活躍した同選手は、最終的にリーグ戦で15ゴールを記録。チームのリーグ2位躍進に大きく貢献した若手アタッカーに、ヨーロッパの強豪から声が掛かるのも時間の問題だった。アムーラは最終的に、スイスの強豪FCルガーノへの移籍を決断する。
ヨーロッパへ渡ったモハメド・アムーラ

ヴォルフスブルク加入時のインタビューでも、「家族は私にとってとても大切な存在なので、決断は容易ではありませんでした。」と語るように、当時21歳のアムーラにとって、渡欧による環境変化は少なからずストレスだったのだろう。実際、FCルガーノでの1年目は、出場機会はあったものの途中出場が中心だった。ただFCルガーノのマッティア・クロチ=トルティ監督はアムーラを信頼していた。
「私の意見では、アムーラは試合最後の30分でスイスのベストプレーヤーだった。彼のスピードはまさに驚異的だ」とクロチ=トルティ監督に評されたように、2022/23シーズンのアムーラはジョーカーとして活躍した。出場した31試合のうちで先発はわずか10試合だったものの、8ゴールを挙げるなどチームを牽引。そんなアムーラに目を付けたのは、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズだった。
ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ時代

ジュピラー・プロ・リーグでのアムーラの活躍は、凄まじかった。初先発を果たした第8節のサークル・ブルッへ戦で2ゴールを挙げると、続く5試合で4ゴールを挙げ、第13節で対戦した優勝争いのライバル、クラブ・ブルッへ戦では相手を圧倒。22分にバイシクルシュートから先制点を挙げると、68分にはケヴィン・ロドリゲスのスルーパスからスプリント能力を活かして得点し、2‐1の勝利に貢献した。
最終的には、シーズンを通じてリーグ戦で17ゴールを記録して準優勝したユニオンSGの立役者となり、カップ戦でも準決勝のクラブ・ブルッへ戦で得点するなど優勝に繋がる活躍を披露した。ただ、アムーラの名前が欧州中に知れ渡ったのは、ヨーロッパリーグでのリヴァプールFC戦。同試合に先発したアムーラは、1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献したのだ。そんなアムーラに声をかけたのが、ヴォルフスブルクだった。
モハメド・アムーラにかかる期待

クラブはもちろん、代表でもすでにエース級の活躍を披露するモハメド・アムーラに掛かる期待は大きい。ウガンダ代表戦でPKから2ゴールを挙げたことで、2026年W杯の予選10試合で10ゴールを記録したアムーラは、押しも押されぬアルジェリアのスターとなった。2025年夏には市場価値が推定3200万ユーロとされたが、すでにその値札では測れないほどの価値を彼自身が示している。
低調なスタートを切ったヴォルフスブルクに留まる可能性は高いとはいえず、冬に再びベンフィカが動くという噂も絶えない。しかし、クラブで最も好調な選手をヴォルフスブルクが手放すわけもない。むしろ、ワールドカップに向けて確実に出場機会を得ながらコンディションを整えられる現在の環境は、最高とも受け取れる。何にせよ、来夏のW杯では、アルジェリア代表エースの活躍から目が離せない。
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