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ハビエル・マスチェラーノ監督の「洞察力」についてちょっと考える。


ハビエル・マスチェラーノ

Javier Alejandro Mascherano
所属クラブ:インテル・マイアミCF(監督)
生年月日:1984年6月8日(41歳)
出身:サン・ロレンソ, アルゼンチン
身長:174cm 利き足:右足
現役時のポジション:守備的ミッドフィルダー




インテル・マイアミCFの優勝

2月6日、アメリカのメジャーリーグサッカーのプレーオフであるMLSカップが行われ、ハビエル・マスチェラーノ監督率いるインテル・マイアミCFが3-1でバンクーバー・ホワイトキャップスに勝利し、クラブ史上初のタイトルを獲得した。フロリダ州フォートローダーデールチェース・スタジアムで行われた試合で決勝点を挙げたのは、ロドリゴ・デ・パウル。同胞のゴールには、監督も喜びを露わにした。

同試合のインテル・マイアミには、2015年、マスチェラーノ監督とともにFCバルセロナUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たしたメンバーが名を連ねた。2アシストを挙げてMOTMに輝いたリオネル・メッシ、この試合限りで現役を引退するセルヒオ・ブスケッツジョルディ・アルバ。ベンチにはルイス・スアレスも控えていた。見知ったメンバーで再び獲得したタイトルだけに、監督も感情が溢れたのかもしれない。


ハビエル・マスチェラーノの洞察力

マスチェラーノについて調べるなかで、彼への評価として目立ったのは、「洞察力に優れる」という点だ。確かにマスチェラーノのキャリアを覗いてみると興味深い。ユース時代、攻撃的ミッドフィルダーだったマスチェラーノは自身の能力に疑問を持ち、自ら志願して守備的ミッドフィルダーに転向。身長174cmと小柄ながら、CAリーベル・プレートSCコリンチャンス・パウリスタなどの南米の強豪で活躍した。

プロになってからは、2007年、弱冠23歳で初のCL決勝を経験。カカアンドレア・ピルロ擁するACミランと対戦して敗北するも、リヴァプールFCファンが選ぶ同試合のMOTMに選出。2010年にジョゼップ・グアルディオラ監督率いるFCバルセロナへ移籍するとセンターバックへ転向し、何度もチームを窮地から救うと、代表でもディエゴ・マラドーナ監督に指名されて以来、長くキャプテンとしてチームを牽引した。


マスチェラーノ、footballistaでのインタビュー

そして何よりマスチェラーノの洞察力と知性を感じさせられたのが、2021年3月に発売されたfootballistaでのインタビュー。木村浩嗣さんが、現役引退を表明した彼に取材した内容が大変興味深かった。マスチェラーノ・アカデミーフリオ・ベラスコへの言及、「オートマティズムは出発点に過ぎない。」という発言は、マスチェラーノが監督として大成するであろう予感を内包していた。

マスチェラーノがグアルディオラから大きな影響を受けたという内容も納得だったし、サッカーはあくまでも3つの戦線をどう守り、打ち破るかの勝負だという話をしている点にも興味が湧いた。ヴァンサン・コンパニ監督がペップの影響を受けた戦術を武器にFCバイエルン・ミュンヘンで成功していることを考えても、ペップの戦術は元ディフェンダーの方が理解しやすいのかもしれない。

優勝を成し遂げたマスチェラーノに賛辞を。監督としての更なる成功に期待したい。


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