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レナート・カール(Lennart Karl , U-21ドイツ代表):FCバイエルン・ミュンヘンのユースが生んだ「ドイツのリオネル・メッシ」


レナート・カール #42

Lennart Karl
所属クラブ:FCバイエルン・ミュンヘン
生年月日:2008年 2月22日(17歳)
出身地:フランメルスバッハ, バイエルン州
身長:168cm 利き足:左足
主なポジション:右ウイング, トップ下




FCバイエルン・ミュンヘンの「新星」

2005年生まれの17歳の少年レナート・カールが、ドイツの強豪FCバイエルン・ミュンヘンで圧巻の活躍を披露している。今季ここまで公式戦20試合に出場し、5ゴール2アシストを記録したのだ。2025年のFIFAクラブ・ワールドカップオークランド・シティFC戦でトップチームデビューを果たしたカールは、すでにチームの主力とみなされている。

カールがプロ初ゴールを挙げたのは、UEFAチャンピオンズリーグで対戦したベルギーの強豪クルブ・ブルッヘ戦。カットインで中央へ侵入した彼は、ペナルティアークで左足を一閃。強烈なゴールが右隅に突き刺さした。身長168cmと小柄な選手が、屈強なディフェンダーたちを躱して中央を切り裂く様は、まさにリオネル・メッシを彷彿とさせた。17歳とは思えないほどに、フィジカルと技術が完成した選手だ。


レナート・カールのプレースタイル

トップ下あるいは右ウイングを主戦場とするカールは、すでにマイケル・オリーセの貴重なバイ・プレイヤーだ。カール最大の武器は、利き足である左足の技術力。対戦相手を欺くカットイン、強烈かつ精度の高いシュートはそれだけでも大きな脅威だ。加えて、カールはプレースピードが速い。相手を躱しての初速で敵を抜き去り、少ないタッチ数でも正確なプレーを披露する。

カールの魅力が凝縮されたゴールが、第8節ボルシア・メンヘングラードバッハ戦の得点。右ハーフスペースでボールを受けたカールは、2度のタッチでカットインしつつコントロールし、3度目のタッチで強烈なシュートを沈めた。17歳の選手の完成度としては、他の追随を許さない。同じく2008年生まれのウィズダム・マイクとともにFCバイエルン・キャンパス屈指の逸材と期待を集めたカールだが、すでにその頭角をあらわしている。


レナート・カールの初期キャリア

レナート・カールは、2008年2月22日にドイツ中部ヘッセン州のフランクフルト近郊フランメルスバッハで生を受けた。7歳で故郷から程近いビクトリア・アシャッフェンブルクに加入したカールは、2007年、当時9歳のときにアイントラハト・フランクフルトのユースへ加入。そこで4年を過ごしたのち、アシャッフェンブルクへの一時的な復帰を経て、2022年、14歳でバイエルンへ移籍した。(レナートの弟ヴィンセント・カールは現在もフランクフルトのユースチームでプレーしている。)


FCバイエルン・キャンパスに所属したカールは、2024/25シーズンU-17ナーハヴークスリーガで目覚ましい活躍を残す。開幕戦となったSpVggウンターハヒンクU-17戦で5ゴールを挙げると、最終的にはシーズン14試合で23ゴールを挙げたのだ。当時の年齢で考えれば、1つ上のカテゴリーである。加えて、U-19カテゴリーでも6試合5ゴールの活躍を披露したことで、カールにはクラブ内外から大きな注目が集まるようになる。


2025年に飛躍したレナート・カール

クラブ内でカールの状況を注視していたのは、ヴァンサン・コンパニ監督だった。代理人のミヒャエル・バラックのもとに欧州中の強豪からオファーが届くなかで、カールはバイエルンと契約を延長するかを吟味していた。コンパニ監督が、2024/25シーズンを通じてユース選手にほとんど出場機会をあたえていなかったのは事実だ。しかし、2025年夏にコンパニはカールをチームの中軸に据える決断をする。

クラブ・ワールドカップでのデビューからの活躍ぶりに関しては、先述の通りである。プレシーズンのグラスホッパー戦でトップチーム初ゴールを挙げたカールは、スポルティングCP戦での得点でCL史上最年少での3試合連続ゴール記録を更新。飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を遂げている。そんなカールが、メッシとともにロールモデルとしているのがアーセナルFCマーヴィン・ウーデゴールだという。

若くして欧州屈指の強豪に在籍している類似点はある。しかし、世界中のスター選手のみが揃うレアル・マドリードFCで出場機会に恵まれなかったウーデゴールと異なり、カールにはコンパニ監督という心強い支援者がいる。カールがプレー時間をセーブしつつ真価を発揮できるのは、コンパニの起用法があってこそだ。「ドイツのメッシ」カールの更なる成長と飛躍に期待したい。


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