🍿シネマちこ|大好きなニール・サイモンの大好きな映画作品
学生の頃、劇作家、ニール・サイモンの劇を本で読んでた。人間味あって、笑いあり、涙あり心温まるストーリーが多い。
わたしは顔がまんまると言われることがあるが、ニール・サイモンも満月のようなまるい顔。
優しそうな人だ。
彼は脚本も手がけている。
たくさんの作品が映画にもなった。
ニール・サイモンの映画でわたしが1番気に入ってるのは、1番最後に紹介するとしよう。なので最後までお付き合いくだされ。
ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダの抜群な相性(英語ではgood chemistry と言う)で演ずる、新婚さんの1967年の映画、「Barefoot in the Park(裸足で散歩)」。
直訳すると、公園で裸足に、だ。
今で言う、ロマンチック・コメディ。
タイトルの公園で裸足、という印象的なシーンは、映画のクライマックスで描かれている。真面目で堅物の夫を演じるレッドフォードが酔っ払って、(おそらく公園は)セントラル・パークを裸足で無邪気にふわふわとさまようのを自由奔放の妻のフォンダが発見。
コミカルなレッドフォードも魅力的だ。
音楽はニール・ヘフティ。
ニール・サイモン作品に何回か参加している。この時代、独特なさわやかサウンドだ。
Neal Hefty “Barefoot in the Park opening/ending theme” (1967) YouTube動画
映画が始まった途端に、その音楽に引き込まれた作品、わたしにはけっこうある。
ニール・サイモンの「Biloxi Blues(ブルースが聞こえる)」もその1つだ。
音楽と映像のロング・ショットが見事だった記憶がある。
1988年の映画化作品。
Pat Suzuki “How High the Noon” (1953) YouTube 動画
ニール・サイモンの半自伝的3部作から第二次世界大戦下のストーリー。
3部作の、青年時代である2番目の話。
主役のユージーンを演ずるのはニール・サイモンの作品では、お馴染みのマシュー・ブロデリック。
ニール・サイモンとブロデリックはアクター/ライターの素晴らしい切っても切れないパートナーシップがある。
ニール・サイモンは半自伝的3部作のオーディションで、ティーンで無名のブロデリックのことを大変気に入り、舞台だけではなく、「Max Dugan Returns(ニール・サイモンのキャッシュマン)」という映画にもブロデリックの出演を決めた。
その後もブロデリックはサイモンと色んな劇や映画を共に作り続けた。
「Biloxi Blues(ブルースが聞こえる)」は舞台、映画、両方に主演している。
この映画では厳しい訓練教官を、クリストファー・ウォーケンが演じてる。
主役のユージーンが成長していく姿が描かれている。
印象に残るシーンに、(将来はライターになる)ユージーンの日記を仲間達が読んでしまうシーンがある。そのことで、ユージーンは、言葉というものが文章化されることで、発する思いもよらない力を知ることとなる。
日記に書いた仲間達の人物像が、紙の上では好ましいとは言い難かったはずなのに、彼の人生の青春章の主役達であった、と最後に、この頃を振り返った気持ちが語られる。
「Barefoot in the Park(裸足で散歩)」で、レッドフォードとフォンダの相性が抜群だったように、ゴールディ・ホーンとチェヴィー・チェイスも「Seems Like Old Times(昔みたいに)」という作品では、match made in heaven、つまり、天国が結びつけたような最高なペアなのだ。
2人のやりとりを楽しむだけでも観る価値がある映画だ。
あまり映画の内容は覚えてないけど、見て楽しかったのは確か。
音楽は、名曲をいっぱい作ってるマーヴィン・ハムリッシュ。
オープニングの曲はいかにもこの時代の響きのあるサウンドだ。
Marvin Hamlisch “Seems Like Old Times” (1980) YouTube 動画
アル中だった主人公の舞台女優。
その長い療養を終えて退院後、舞台女優の母と、その娘の触れ合いを描く映画、「Only When I Laugh(泣かないで)」。
ニール・サイモンの当時の妻、マーシャ・メイソンと、大人気だったクリスティ・マクニコルが母と娘を演じる。
ニール・サイモン作品に、とっても合うエンディングの曲は、デイヴィッド・シャイアによるもの。
心を温かくしてくれる。
David Shire Only When I Laugh End Titles (1981) YouTube 動画
この映画でわたしの頭に残ってるのは、タイトルのOnly When I Laughという言葉の意味が説明されてたシーンだ。
内容は忘れてしまったが、大変な怪我で、痛いか聞かれたときに、笑うときにだけ痛むよ、というようなことが語られた。
うまいこと言うなぁ、と思った。
この映画のお母さんのように、人生の痛みや苦しみの中、笑いを見出そうとする重要性。
笑ってるときにだけ、苦しみを忘れられる。
そんなほろ苦い人生を生きてる、弱さのあるお母さんと、同じように弱いお母さんの仲間たち。
そして、しっかりしてるけどお母さんを必要としてる、とんでもなくかわいい娘。
モーリーン・マクガヴァーンが歌うタイトル曲がこちら。
Maureen McGovern “Only When I Laugh” (1981) YouTube 動画
最後に、わたしが1番に挙げたかったニール・サイモン映画、。
それは、「The Goodbye Girl(グッバイ・ガール)」。
1977年の作品。
わたしと同年代の映画好きな人なら、この作品はきっと上映されたときに楽しまれてることと思う。
やはり、主演は当時ニール・サイモンの妻だったマーシャ・メイソン。
そして相手役が、リチャード・ドレイファス。
一見とんでもなく不釣り合いに感じるこの2人。実はパーフェクト・カップルなのだ。
個人的には、リチャード・ドレイファスが1番光ってる作品だと思う。
相手の男性にいつもグッバイされてきた子持ちのダンサー。彼女は、売れない俳優と一緒に住むことになる。
その2人の行方は。。。
監督はイイ作品をいっぱい残してる、ハーバート・ロス。
エンディングでデイヴィッド・ゲイツのこの曲が流れてきたときは、わたしはぐじゃぐじゃだった。
今観ても泣けるだろうか。
きっと、もっとぐじゃぐじゃになるんじゃないかな。
David Gates “The Goodbye Girl” (1977) YouTube 動画
ニール・サイモンの最も有名な作品「The Odd Couple(おかしな2人)」は、舞台、映画、ドラマになっている。
あえてここで、あげなかった。
正反対の2人の話なのだが、最近、正反対の姉と一緒に暮らしているわたしにとって、あまりにもリアルだなぁと思ったのだ。
なので、近いうちにまた見る機会があればイイなぁと思っていたりなんかする。
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