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辛い過去も糧になる。よりみちさん×岡本雄太郎さんトークイベント「商業出版へのみち」に参加してみた【イベントレポ・裏話あり】

「短文だけで伝わらない世界があるんですよ」

そう語るのは、絵本作家として活動しているよりみちさん。

 ※『発達障害のよりみちが、それでも生きる理由。』発売記念のトークイベントでした。

 そのお話をうかがったのは、1/9によりみちさんのメンバーシップ&岡本さんの専属編集者コミュニティ限定で開催された「商業出版へのみち」というイベントでした。

 今日の記事は、こちらのイベントのレポートです。なお、イベント終了後のアフタートーク(裏話)にも触れているので、最後までお楽しみに~!

イベントで感じた、よりみちさんが心掛けていることがよかった

 私はつい、癖のように長文を書いてしまいます。

 「伝わらないから」というよりも、「書きたい気持ちがあふれて止まらず、気づけば長文になっていた」というタイプです。noteでその欲を発散しているところもあって、正直、書いている瞬間が一番「気持ちいぃー!(北島康介風)」時すらあります。変態か。

 しかも、noteには優しい人が本当に多くて。私の記事を読んで「良かったです」と言ってくださる方も多いから、つい嬉しくなってしまうんです。その楽しさに引っ張られて、気づけばすっかり note の沼に首ったけですよ。

 ここで俯瞰する視点を失うと、読者に距離を置かれてしまう……。だからこそ、自分なりにしっかりセーブしていかなきゃいけないなと感じています。

 一方で、イベントでよりみちさんのお話を聞いていると、

「読んでいる人に〇〇(ポジティブな内容)になってほしいなぁと思って」

という「読者の変化」を軸にコンテンツを作っている印象を受けました。Xでの日頃の投稿を見ていても感じていたのですが、よりみちさんの発信は、

「最初は〇〇だった(ネガティブ)→だから僕はこうしようと思った(行動)」

という流れになっています。

 よりみちさんによると、Xで広告を一度も出したことがないのに、現在のフォロワー数は脅威の14,145人(2026年1月10日現在)。

 バズの経験も豊富なのに、バズったこと自体に浮かれるのではなく、その裏側で見えてくる「人の業」を冷静に観察し、淡々と語っていく姿は実にダンディーでした。

 その姿勢に、「SNSのプロだわ……」と、1人静かに感心していました。

本を出すことになったきっかけ

 お話の中で印象的だったのが、書籍出版に至る前段階で、一般社団法人リベラルコンサルティング協議会代表理事である森田さんから

「アニメを作りたいんだけど、作れる?」

と、声をかけられたというエピソードでした。

リベコとは、コンサルタントが社会環境の変化に応じて、主体的にビジネス(仕事)を創出すると同時に、自らのキャリア形成を戦略的に行えるよう、伴走支援する団体。

noteより引用。よりみちさんは、過去にキャリコンの講座を受講していたそうです。

 岡本さんとは、その森田さんの紹介で出会い、そこから書籍出版へとつながっていったそうです。

詳しいお話は、大崎さんが執筆したインタビュー記事で確認できます。

 さらにアニメ制作の話も、「別の方が森田さんに僕を紹介してくださったことがきっかけ」とのこと。

 まさに、紹介の紹介で広がっていったご縁というべきでしょうか。イベント中、よりみちさんが繰り返し「縁を大切にしている」と語っていた理由が、すっと腑に落ちました。

 人との縁を大事に育てることで、思いがけない道が開けていくのかもしれません。

辛い過去があっても、僕は闇落ちさせない

 お話の中で、とくに印象に残ったのが、よりみちさんの

「僕の自伝は、辛い過去を乗り越えてきている。だから闇落ち的に書こうと思えばいくらでも書けるんです。でも、それだと読んだ人が辛い気持ちになってしまう。だから、そうならないように調整します

というエピソードでした。

 その話を聞くなり、私は思わず

「よりみちさん、私は闇落ちタイプが読みたいので、ぜひ書いてください」

とお願いしてしまったのですが、返ってきたのは

「えっ……いやあ、それはちょっと……読んだ人が暗くなっちゃうから……(みくさん、ちょっと怖い)」

という、若干引き気味の反応でした。イベントの最中に、なんだか変な催促しちゃってすいません。

 なお、よりみちさんの原稿をすでに読んだ岡本さんは、嗚咽まじりで1人号泣してしまったそうです。校正後の原稿を読んで泣くなんて滅多にないのに、どうやら今回もまた涙が零れてしまったのだとか。そのエピソードを聞いて、思わずその姿を想像してしまい……なんだか可愛いなと思ってしまいました(すいません)。

 そんなに「泣ける原稿」って、一体どんな作品なのだろうか。すでに予約済みなので、届くのが今から楽しみで仕方ありません。

裏話

アフタートークでよりみちさんからアドバイスを受け、Xにブルーバッチをつけたはなし

「みくさん……そろそろXにブルーバッチつけた方がいいで……」

これは、昨日のイベント後のアフタートークで言われたセリフです。

 私はただの参加者だったのですが、チャットであれこれ書き込んでいたら、よりみちさんに

「みくさん、なんか喋りたそうだから……」

と声をかけてもらい、気づけばアフターだけ参戦する流れに。そのアフタートークの中で、よりみちさんから上記のようなアドバイスをいただきました。

 実は少し前から、SNS運用についてよりみちさんから色々と教えてもらっていました。よりみちさんによれば、ブルーバッチは直接の収益化に繋がらなくても、「広報」としての役割や、企業からの信頼を得られるという大きなメリットがあるのだとか。話を聞いていくうちに、

「書籍の中でもSNSについて触れているし、ブルーバッジをつけた方が説得力が増すのでは」

という思いが、日に日に増していました。(※でも、結局何もしてなかった)

 そしてイベントの最後に、よりみちさんが「みくさん、そろそろブルーバッチつけた方がええで……」と背中を押してくれたお陰で、やっと重い腰を上げました。


 これでやっと、SNSについても堂々と語れそうです。

 審査には時間がかかると聞いていたので、「まあ、1週間くらいかかるかな」と思っていたのですが……支払いを済ませて「審査します」の画面を閉じた瞬間、まさかの秒速でブルーバッジがつきました。

 これまで真面目にコツコツ投稿を続けてきたことが、Xから見て「信頼できるユーザー」として評価されていたのかもしれないと思うと、なんだか嬉しくなりました。

 そして、この一歩を踏めたのも、よりみちさんのオンラインイベントに参加していなければ起きていなかったこと。あの時は、ありがとうございました。

 ようやく、一歩を踏み出せました。

よりみちさんとの出会いとアレコレ(※裏話つき)

 よりみちさんとの最初の出会いは、マーブルさん主催の「ライター忘年会」でした。

 あの日、よりみちさんが私に声をかけてくれたおかげで、イベント登壇者である伊佐さんをはじめ、たくさんの方に挨拶することができました。

 実は「ライター忘年会」のようなイベントに参加するのは、この日が初めてでした。SNSでよくバズっている人気編集者の方や、「あっ、この人、SNSで見たことある…!」という売れっ子ライターさんがずらり。

 場の熱気に煽られてしまったともいうべきでしょうか。

 緊張を通り越して、むしろ妙なハイテンションになっていました。ええ、そうなんです。私は緊張すると照れが入って、逆に喋り倒して「照れ」をごまかしてしまうのです。これが、THE婚活不器用女の片鱗です。

 平常心を装いつつ、いつもの八方美人スキルを活かしてヘラヘラしていたところ(※ここは、婚活じゃないんだよ)、よりみちさんが「伊佐さんのところへ挨拶に行きましょう」と、あくまで自然に誘ってくれて……。

 登壇スペースは少し段になっていて、自分から上がっていくにはちょっと勇気がいる場所なのに、よりみちさんは迷いなく歩いていくんですよ。その背中を見ながら、心の中で「この人、す……すげぇ……強いわ……」と、唸っていました。

 その後、気づけばいつの頃からか、Xでも仲良くなっていました。

まさかの策略にハマっていく

 でも実はその裏で、岡本さんとよりみちさんの間で、ひそやかに

「みくさんとよりみちさんとコラボして〇〇をする」

という計画が進んでいたという衝撃の事実を「イベント後のアフタートーク」にて知ることとなります。

「や、やられた……! すべて仕組まれていた罠だったのか!(もちろん良い意味で)」

 と、後から知り、思わず笑ってしまいました。それにしても、岡本編集者のプロデュース能力は本当に凄いです。校正や表紙デザイン、キャッチコピーはもちろん、「販促戦略」まで抜かりなく、しかもそのすべてが自然に一本の線でつながっているというか……。

 気づけば著者がいつの間にかハマっていて、気づいた時には──そんな流れを、あくまで軽やかに、嫌味なく作り上げてしまう。そして不思議なことに、「むしろ、もっと騙されたい」と思ってしまう自分がいるんです。
……えっ、こう感じているの、私だけでしょうか。

 さてさて、このあたりの裏話は、先日のイベントのアフタートークで少しだけ触れましたが、残念ながらアーカイブには残っていません。あの日その場にいた方だけが知る秘密です。あの場にいた方々、シークレット情報なのでどうかあの時に私やよりみちさんが話したネタは、墓場まで持っていってください。

 さて──よりみちさんと私に、これからどんな展開が待っているのか。
どうぞ、今後の告知を楽しみにしていてください。

【完】


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