「見ているだけ」では身につかない訪問介護を受けている家族こそ、学んでおきたい介護のスキル
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
今日は、家族が介護することについてのお話です。
人任せにしないで、自分も当事者と思う気持ちが大切です。
家族が訪問介護サービスを利用していると、つい「プロに任せておけば安心」と思ってしまうことがあります。
もちろん、それはとても大切なことです。介護の専門職は、利用者の体調や安全を考えながら、丁寧にケアを行ってくれます。
しかし、もし家族が介護の場面に立ち会えるのであれば、「見ているだけ」ではなく、実際にやらせてもらうことをおすすめします。
それは、将来のための大切な学びになるからです。
オムツ交換は「交換するだけ」ではない
「オムツ交換」と聞くと、
ただオムツを取り替える作業だと思っている人もいるかもしれません。
ですが、実際の介護ではそれだけではありません。
オムツ交換の流れには、次のような作業が含まれます。
排せつ物の処理
必要に応じた排便の補助
陰部を清潔にするケア
新しいオムツやパッドの装着
つまり、衛生管理と身体ケアが一体になった重要な介護技術なのです。
また、この作業は決して簡単ではありません。
利用者の身体の動き
介護者の手順
体位の変え方
こうした要素がうまくかみ合わないと、スムーズに行うことができません。
利用者の協力と介護者の技術、両方が必要になる場面なのです。
見ているだけでは覚えられない
介護の現場でよく言われることがあります。
それは、
「見ているだけでは覚えない」
ということです。
実際にやってみると、
手の位置
力の入れ方
身体の支え方
手順の順番
こうした細かなポイントが、はじめて理解できます。
頭で理解するのと、身体で覚えるのでは大きな違いがあります。
だからこそ、訪問介護のヘルパーさんにお願いして、
安全な範囲で実際にやらせてもらうことはとても大切です。
介護者がいない時間は必ずある
訪問介護はとても心強いサービスですが、
当然ながら24時間ずっといるわけではありません。
介護者がいない時間に、
排せつの介助が必要になった
オムツ交換が必要になった
そんな場面が出てくることもあります。
そのとき、家族が何もできないと困ってしまいます。
だからこそ、
「もしものときにできるようにしておく」
その準備がとても大切になります。
家族ができることは、安心につながる
家族が介護の技術を少しでも身につけておくと、
利用者の安心
家族の安心
介護者との連携
すべてが良い方向に進みます。
そして何より、
「自分たちも支えることができる」
という気持ちは、家族にとって大きな力になります。
訪問介護の時間は、
ただサービスを受ける時間ではなく、
介護を学ぶ時間でもある。
そう考えてみると、見える景色が少し変わってくるかもしれません。
介護は、突然必要になることがあります。
だからこそ、今できることを少しずつ。
「見て学ぶ」から
「やって覚える」へ。
その一歩が、きっと将来の安心につながります。
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