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決断が遅いのは、考え方ではなく「問い」が原因かもしれない

研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。

AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。

会議で結論を出せず、「いったん持ち帰って検討します」と答えることがあります。

その後、資料を集め、情報を調べ、何度も考えます。それでも結論が出ないまま、時間だけが過ぎてしまいます。

決められないのは、考える力が足りないからではないのかもしれません。考えても答えが出ない問いを、いつまでも考え続けている可能性があります。

今回は、STUDY HACKERに掲載された岡健作さんの記事「考えるほど、決められなくなる。決断が速い人が手放している『答えの出ない問い』4つ」をご紹介します。

決断が速い人は、見切る基準を持っています

この記事によると、決断が速い人に共通しているのは、単に頭の回転が速いことではありません。

「これは考え続けても仕方がない」と見切る基準を持っていることです。

私たちは、時間をかけて考えるほど、よい決断ができると思いがちです。しかし、答えの出ない問いを繰り返しているだけなら、どれほど時間をかけても前には進めません。

必要なのは、考える量を増やすことではなく、問いを変えることです。

「まだ調べ足りない」を手放す

決断できないとき、「情報が足りないのではないか」と考え、さらに資料を集めたくなります。

しかし、リスクと期待できる成果が整理されていないまま情報を増やしても、迷う材料が増えるだけです。

そこで、「情報は十分に集まったか」と考える代わりに、「実際に試したほうが早く分かるのではないか」と問い直します。

小さく試せることなら、考え続けるより行動したほうが、新しい情報を得られます。

本当に材料が足りない場合は、いつまで待つのかを決めます。何となく先延ばしにすることと、理由を持って「今は決めない」と判断することは違います。

「もっとよい選択肢」を探し続けない

選択肢が多いほど、納得できる判断ができそうに思えます。

ところが実際には、候補が増えるほど比較する組み合わせも増え、かえって決めにくくなります。

インターネットで商品を探しているうちに、いつの間にか大量のページを開いていた経験はないでしょうか。さらによいものがあるかもしれないと思う限り、比較は終わりません。

記事で紹介されている対策は、探し始める前に譲れない条件を三つ決めることです。

予算、期限、必要な機能など、自分にとって大切な条件を明確にします。そして、その条件を満たす選択肢が見つかったら決めます。

「もっとよいものはないか」ではなく、「決めておいた条件を満たしているか」と考えるのです。

「どちらが正解か」を考えない

二つの選択肢を前にすると、私たちはどちらが正解なのかを知りたくなります。

しかし、まだ起きていない未来の正解を、事前に確かめることはできません。どちらを選んでもデメリットはあるため、絶対に正しいという確信を待っていたら、いつまでも決められません。

そこで、「どちらが正解か」という問いを、「間違えた場合にやり直せるか」という問いに変えます。

仕事上の決断には、後から修正できるものが数多くあります。資料の構成、会議の進め方、作業の順番などは、うまくいかなければ変更できます。

取り返しのつく選択なら、完璧な正解を待たずに進んでもよいのです。

同じ考えが繰り返されたら紙に書く

頭のなかだけで考えていると、同じ内容を何度も繰り返してしまいます。

長い時間をかけたので、十分に検討したような気持ちになります。しかし実際には、思考が同じ場所を回っているだけかもしれません。

記事では、同じ考えが三周したと気づいたら、紙に書き出すことを勧めています。

文字にすることで、考えている内容を目で確認できるようになります。重複している考えや、本当に検討すべき問題も見つけやすくなります。

頭のなかにあった複雑な問題も、書き出してみると、考えるべきことは一つか二つしか残らない場合があります。

考えることをやめるのではありません

この記事が伝えているのは、深く考えずに何でも即決すればよいということではありません。

必要なのは、答えにつながる問いと、考え続けても答えが出ない問いを区別することです。

決断できずに立ち止まったときは、次のように問いを変えてみます。

  • さらに調べるより、小さく試したほうが早く分からないか

  • あらかじめ決めた条件を満たしているか

  • 間違えた場合にやり直せるか

  • 同じ考えを繰り返していないか

決断を速くするために必要なのは、思考の速度を上げることではありません。

答えの出ない問いを手放し、答えられる問いへ置き換えることです。

考えているのに前へ進めないと感じる方に、ぜひ読んでいただきたい記事です。

岡さんの著書です

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