介護の不安を軽くする考え方はあるのか
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
今日は、家族の介護の不安についてお話しします。
介護をしていると、「これでいいのだろうか」と自分に問いかける瞬間が増えていきます。
正解が見えない中で、日々の選択を重ねていくことは、想像以上に心をすり減らします。
最近、訪問診療の医師や訪問看護の看護師さんから、こんな言葉をかけられるようになりました。
「お母さまより、息子さんが心配です」と。
自分ではまだ大丈夫だと思っていても、周囲からそう見えるほど、知らないうちに負担は積み重なっているのかもしれません。
「限界ではないけれど、限界を感じる」という状態
医師から相談を受けたケアマネジャーさんからも電話がありました。
「ショートステイを考えてみませんか」と。
正直なところ、私は「もう無理だ」とまでは思っていません。
けれど、素人である自分が母の介護を担い続けることの限界を、じわじわと感じているのは事実です。
母は食欲が落ち、用意してもほとんど食べてくれません。
寝たきりの時間が増え、体のあちこちに痛みを訴えるようにもなりました。
ひとつ心配が減ったと思えば、また別の不安が生まれる。
そんな毎日です。
どちらを選んでも迷いは残る
・先手を打って施設入所を考えるべきか
・それとも、ぎりぎりまで自宅で介護を続けるべきか
この問いに、明確な答えはありません。
そして厄介なのは、どちらを選んでも「これでよかったのか」と思う未来が見えてしまうことです。
「あの時、別の選択をしていたら」と考える可能性を、完全になくすことはできません。
つまり――
このジレンマそのものを、きれいに消すことはできないのだと思います。
不安を消すのではなく、支えを増やす
では、介護の不安を軽くする方法はあるのでしょうか。
今の私が感じている答えは、少しシンプルです。
「不安をなくす」のではなく、「一人で抱えない」こと。
幸いなことに、関わってくださる方々は皆さん本当に親切です。
医師、看護師、ケアマネジャーさん――どの方も、こちらの状況を理解し、寄り添ってくれます。
だからこそ、遠慮せずに頼ること。
甘えられるところは甘えること。
それが、結果として自分の不安を少しずつ軽くしてくれるのではないかと思っています。
最後に
介護に「後悔しない選択」は、もしかすると存在しないのかもしれません。
だからこそ、「一人で背負い込まなかった」という事実が、あとから自分を支えてくれるのではないでしょうか。
完璧な介護を目指す必要はありません。
少し肩の力を抜いて、周りの手を借りながら進んでいく。
それでも十分に、誰かを大切にしていることになるはずです。
そして何より――
同じ思いをしている方へ。
あなた自身のことも、大切にしていいのです。
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