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人がたくさん辞めた日に考えたこと|在宅ワークの現場から

こんにちは、いとです。
「無理しない働き方」を目指している、オンライン事務員です。

今月、複数名が辞めました。
毎月のように誰かが辞めて、新人が入ってくる今の職場。

在宅ワークって「ママでも大丈夫!」で、
オンライン事務って「未経験OK!」じゃなかったの?

本当に働きやすい職場なら、こんなに人が入れ替わることはないと思います。


辞めた理由は分からない


今月辞めたのは、みんな勤務歴1〜2年で「ベテラン」と呼ばれていた人たちだった。

私が入ったとき、最初に思った。

「長い人で2年……!?みじかっ」

でも今回、それが偶然じゃないとわかった。
この職場は、どうやら1〜2年で人が入れ替わっているようだ。目の当たりにして、確信した。

なぜ彼らが辞めたのか、本当の理由は分からない。

リモートワークで気軽に話せる環境でもないし、「チームでの会話は業務に関することのみ」という決まりもあって雑談ができない。

誰かの本音を聞くことも、「実は…」と打ち明けられることもない。


「在宅ワーク」人気の裏側


辞めても、すぐに次の人が入ってくる。
会社も採用には困ってなさそうだ。

辞めていった人たちも、きっと思うことはいろいろあったのだと思う。

在宅で働きたい人は多い。
家庭の事情、体調、住んでいる場所。
「それでも働ける環境」を求めて、人がたくさん集まってくる。

今の職場もチャットの様子から察するに、育児や介護、自身の通院など、それぞれの事情を抱えている人が多い印象だ。

私自身も、田舎に住みながら育児と生活のバランスを保つために、この仕事を選んだ。

「出社・8時間労働」が前提の社会構造の中で、きっと私は1人分の労働力としてカウントされづらい。

外でフルタイムで働くことが難しい人ほど、この働き方に希望を感じる。でも、その「希望」が皮肉にもこの構造を支えているようにも見える。


辞めた理由を、勝手に想像してみる


本当の理由は分からない。
だからこれは、あくまで私の想像だ。

もしかしたら、辞めていった人たちはこんな気持ちだったのかもしれない。

①「時給制=パートのような働き方」だと思っていた

在宅・時給制・未経験OK。
そう聞くと、「働きたい分だけ働ける仕事」を想像してしまうのは自然だと思う。
でも実際は、作業している時間だけが報酬対象で、仕事がなければ待機していても時給は発生しない。

②思ったより稼げず、稼ごうとすると働き方が重くなる

稼げないなら、稼働時間を増やすしかない。
そうすると、自然とフルタイムに近づいていく。
でも、雇用ではなく業務委託。福利厚生はない。
社会保険も年金もすべて自己負担だ。

③業務内容が、想像より重かった

事務サポートのつもりで入ったのに、いつの間にか社員と同じレベルの判断や責任を求められる場面が増えていく。頼まれた仕事を断れないまま、
気づくとその負荷が積み重なっていくこともある。

④初めての在宅ワークで、相談できる相手がいなかった

相談相手は画面の向こうにしかいなくて、家には誰もいない。
「これって普通なのかな?」と思っても、確かめる術がない。そうやって、誰にも愚痴を言えないまま、誰にも気づかれず、静かにしんどくなっていく人もいるのかもしれない。


なぜ定着しないのか


外から見ると、ここは「働きやすそうな環境」に見える。

それなのに、1〜2年で人が入れ替わる。
この違和感は、やっぱり無視できないと思う。

以前の記事にも書いたけど、この働き方は責任・仕事量と報酬のバランスが崩れやすい。実務の多くを業務委託が担っている構造は、搾取されやすさと無関係ではないと思う。

「じゃあ社員を増やせばいいのでは?」と思ったけど、それも簡単な話ではなさそうだ。

企業のバックオフィス業務を代行するBPO業界×フルリモート。利益率がどれくらいなのか分からないし、IRも開示されていないので外からは見えない。

ただ、構造的に利益を出しづらいのだろうとは想像できる。そうなると、最終的に調整されるのは人件費だ。

これはもう、個人の努力ではどうにもならない部分だと思った。


おわりに


いろいろと考えてみたけど、この環境の中では「搾取されないように、うまく付き合う」という選択肢しかない気がしている。

在宅ワークは、たしかに多くの人を救っている。
でも同時に、静かに人を消耗させながら成立している側面もあると思う。

その両方が、同時に存在している。

この働き方との向き合い方を、もう少し自分の言葉で整理できたらいいなと思っている。





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