薬膳を、もっと日常に。noteからはじめる“食のライフハック”
こんにちは!薬膳スパイス家庭料理研究家のミウラマリです。
2025年元日から本格的にnoteをはじめて、皆さまのおかげでnote創作大賞2025のフード部門で入選することができました。
【受賞記事はこちら🏅】
元看護師で、旅やホームステイなどで17か国を訪れた経験を持つ私。
今は東北の田舎で子育てをしながら、薬膳師としてちょっと変わったスパイスや薬膳料理を作っているのですが、ただ料理を作るだけでなく薬膳を通して「こうしたい!」という私の目標があります!
最後まで読んでいただけたら、きっと薬膳への興味が増しているはず☺︎
受賞をきっかけに新たに見に来てくださった方もたくさん増えたので、この機会にぜひ知ってもらえたらなと思いました。
【※2026/3/20追記】
記事数が増えてきたので、目次記事も作りました。
どのような記事があるのか、パッと見てわかりやすいのでぜひ参考にご覧ください。
薬膳を学ぶ場をnoteで作りたい
目標の一つ目は「誰でも気軽に&低コストで薬膳を学べる場を作ること」
そのために、私はnoteで薬膳を学べるメンバーシップというものをやっています。
2025年春に薬膳のドラマ「しあわせは食べて寝て待て」が放送されて薬膳の認知度が上がりましたが、まだまだ薬膳と聞くと「何を食べたら良いですか?」という質問を頂くことが多いんです。でも、何を食べるかというのは薬膳でも最後の枝葉の部分であることはあまり知られてません。
薬膳は、中国の伝統医学(中医学)をベースにしています。
何千年も前の中国の人たちの哲学や、体と自然のつながりを考える自然観が元になっているので、正直ちょっと難しい学問です。
薬膳の表面だけ見ると簡単そうなんだけど、実はちゃんとやらないと効果がないどころか逆に悪化させることもあるので、できれば中医学から学んでほしい。でも、薬膳を学べる手段ってそんなに多くなくて、私のように学校に通うか、通信講座などが選択肢になるので値段も高額。
もし、値段も手ごろで、気軽に薬膳師に相談できて、さらに自分のペースで学ぶ場があれば、きっと「薬膳で自分自身や家族の健康を守るための知識を得たい!」って思っている人に興味を持ってもらえるのでは!?
私が薬膳の勉強を始めた頃にこんなの欲しかったな、と思うものを形にしたのが、メンバーシップ「てのひら薬膳手帳」なんです。
現在では100名以上の方にご参加いただいていて、薬膳を学ぶコミュニティとして少しずつ共に学べる環境が育っています。
興味がある方はぜひ、ちらっと覗いてみて下さいね。
【メンバーシップ「てのひら薬膳手帳」はこちら⇓】
いま健康な人ほど、薬膳が遠い。
薬膳に関心を持つのは、体を壊してから——。
ほとんどの人がそうだと思います。
2025年10月から臨時講師でしたが、仙台の専門学校で薬膳とスパイス&ハーブの授業を受け持っていて、二十歳そこそこの若い学生さんに薬膳の講義をさせてもらいました。


薬膳を伝えるうえでの一番のハードルが「健康な人に養生することの大切さを伝えても響かない」ということ。だから比較的健康の悩みの少ない若い学生さんに「薬膳は健康に良いよ」と言っても、実感がわかない。
人って、太ると分かってても目の前にポテチがあれば食べたくなるし、体に良くないと思ってもお酒がやめられなかったりしますよね。
健康に不安がなければみなさんそんな感じだと思います。
私が大学病院勤務の看護師だった時も、癌になってから健康のために食事を気にする方をたくさん見てきました。
私の薬膳イベントに来る方やDMでご相談してくださる方のほとんどが、自身やお子さん、ご家族に不調を抱えていて何とかしたいと思っている方。人間って、体調を崩さないと体調管理の大切さに気付けないんです。今この文章を書いてる私も同じです(笑)
「失ってその大切さに気付く…」使い古されたフレーズですが、そのくらい健康なうちに健康を気にすることって難しい。
薬膳は薬のように即効性があるわけではなく、日々の“養生”や“未病ケア”こそが本来の目的。それを今、健康な皆さんにどうやって届けるかが課題だと感じています。
薬膳は食のライフハックだと考えてみよう!
私が薬膳で提案したいのは「薬膳は健康になるための食事」というものではなくて、「人生を楽しみ続けるための食のライフハック」という考え方。
食のライフハックってどういうこと?
って思いますよね!
例えば、あなたは「健康でいるためには自分の欲望に蓋をして、好きなものを我慢しなくてはいけない」と思っていませんか?
自分の好物を「美味しいけど体に悪いんだよなぁ~」って罪悪感を持って食べたくないですよね? 年をとっても、好きなラーメン、揚げ物、アイスクリームや菓子パンとかを楽しみたいと思うんです。
薬膳って「皆さんの“好きな物を食べる自由”を守るための知識」なんです。
どうでしょう?
健康に良いですよ~、って言われるよりも気になりませんか?
私が薬膳をやっていて感じる、薬膳の一番良いなと思うのは「我慢が少ない」という所。
薬膳には食べてはダメな食材は無いんです。どんな食材にも効能があります。大切なのは“今の自分の体に合っているかどうか”だけ。お肉はダメ、小麦はダメ、バターはダメ、とかありません。
ラーメンが好物なら、美味しく食べたあとに消化を促す工夫をすればOK。
そのために、食後のウーロン茶やはと麦茶、味噌汁の具を大根にするだけでも立派な薬膳です。

栄養学が「足りない栄養を補う学問」だとしたら、薬膳には「余分なものを排出したり滞ってるものを巡らせたりする知識」が満載。どちらも体を整えるための食の知識ですが、向いている方向が少し違う。
いわば帳尻合わせやバランスをとるための食のライフハックが、薬膳の知恵の強みなんです。我慢して健康になるんじゃなくって、楽しみを長持ちさせるために使える知識だと思うと、知っておいて損はないと思いませんか?
あなたの人生に満足感と軸を持たせることができる知識
薬膳のイベントをした後に、一人のお母さんからこういうことを言われました。
朝、息子のおにぎりを作りながら、いつも具に入れてる食材を“薬膳”ってワードをつけて調べてみると「へ~、こんな効能があるのか」となりました。
今まで仕事で疲れて帰宅して、すぐに夕食の準備をするのがめんどくさいって思うことがあったけど、生活の中で実は薬膳を取り入れてるんだって思うと、自分の満足度も上がって、ただの作業のようになっていた毎日の料理がちょっと潤うというか、なんか違うものになるなって思いました。
この感想、すごく嬉しかった。
毎日頑張っておうちでお料理をしている方の中には、料理がルーティン化しちゃってる人がいると思うんです。でも、薬膳を学んで食材選びに“理由”を持たせることによって、作業となっていた料理に“意味”を持たせることができるんです。
「昨晩うちの夫は飲み会だったから、朝のお味噌汁の具は大根にしよう」とか「息子、試験前で緊張してるから気を巡らすオレンジをお弁当に入れよう」とか。
これって、別に特別なことではないですよね!?
みなさん、朝のお味噌汁に大根いれることはあるし、お弁当にオレンジを入れることも普通にある。
でも、それが知識に基づいて意識して選ぶことで、自分の料理が家族の健康を守っているという満足感と誇らしさ、普段の料理に意味が生まれて自己肯定感が上がるんです。
私もご飯作るの面倒くさいなぁと思いつつも、こどもが咳をしていたのを見ると「咳止め効果のある食材でポタージュ作ろうかな」と重い腰もスッとあがります。

自分のごはんの力で家族が癒され、それを作る自分の心も満たされるようになる。
薬膳は、いつも台所に立つあなたにもパワーを与えてくれるんです。
薬膳を学ぶメリットって健康以外にもたくさん
私のメンバーシップに参加してくださっている皆さんの中には「健康」が最初の目的だったけど、次第に「自分の行動や選択が、家族の未来にいい影響を与えている感覚」だったり「自分の選択が誇らしく感じたり、心地よく感じたり」するようになって、より薬膳が好きになったという人も多いと思います。
いま、健康に関する情報があふれている中で、薬膳を学ぶと自分の選択に軸を持てるようになります。
「小麦や砂糖は良くない」──そんな言葉をSNSで見かけるたびに、パンを手に取るのをためらってしまうこと、ありませんか。
健康に関する情報を調べるのはとても大切ですが、それがかえってストレスになったり、食べるものを減らして極端な制限になってしまっては元も子もありません。
ひとつひとつの食材に「良い・悪い」のラベルを貼るのではなくて、自分や家族の体質や体調を見ながらその日に作る料理の食材を選ぶ薬膳の考え方は、情報過多で健康トレンドが目まぐるしく変わる中でも、安心して判断できる自分の中の"軸"になります。
ブームに惑わされないで、自分や家族の体の声を聞く力が身につけば、その判断をもとに作られたお料理を食べたご家族の情報リテラシーも向上するんです! あなたの手料理を食べて育ったお子さんは、大きくなってから自分で何を食べるべきか選べるようになります。
ちなみに薬膳ブームが来たとしても、冒頭にお話したように薬膳の中身は何千年も前の古代中国から、考察と検証を繰り返して積み重なった医学の知識だから流行り廃りのある情報ではないのです。
安心して判断の軸にできる知識として持ち続けることができますよ♪
さいごに
ここまで読んでいただいて、薬膳の「体に良いもの」「不調を整える食事」というイメージから、なにかすこし変わったでしょうか?
薬膳は、健康の話だけではないんです。
実は薬膳が響くのは、「健康を目指す人」よりも、むしろ「よりよく生きたい人」です。
食を通して自分を知りたい人。
日々の選択を、自分の感覚で決めたい人。
自然や季節と調和しながら、静かに暮らしたい人。
そして、家族を守りたい人。
そんな人にとって薬膳は、“自分や家族を大切にするための道しるべ”になります。
私は、薬膳が「健康維持の手段」から、もっと大きな「人生を楽しみ続けるための知的戦略」として、それぞれのご家庭の食卓で、料理を作る人、食べる人全員に広がっていくことが私の目標です。
さいごに、ここまで読んでくださった方へお伝えたいことがあります。
【毎日家族のごはんを作っている方へ】
忙しい日々の中でも、家族のことを想いながら台所に立っているあなたへ。
薬膳の知識は、そんな日常の「食材選び」の段階から力を発揮します。
ご家族の体調や体質に合わせて食材を選ぶことで、普段の食事が「整える食事」に変わります。スーパーの野菜コーナーで、気になる食材の効能を少しだけ調べてみてください。そのひと手間が、「美味しいごはん」から「家族の健康を守るごはん」へと変えてくれます。
きっと、いつもの食卓が少しだけ誇らしく、そして楽しく感じられるはずです。
【いま特に健康に不安はない方へ】
薬膳の学校の恩師が「若い頃はいいけど、蓄積した不摂生で消耗した内臓は、壊れるまでにかかった時間以上に治るのに時間がかかるし、治ったとしても決して元通りにはならない」と言っていました。
今、健康でいる人ほど、薬膳は“予防”ではなく“帳尻合わせの知恵”として役立ちます。今好きなものを我慢しなくていいです。薬膳には今を楽しみながら未来を整えるためのライフハックが詰まっています。
自分の好きなものをできるだけ長く楽しむ自由を失わないために、3食の食事でバランスをとる方法を学んでみませんか?
自分の好きを我慢しないための知識は、健康なうちに知っておくとためになる未来への投資だと思って始めてみませんか?
一日3食一年だったら3×365日=1095回の食事。何も考えないで食べるのと、薬膳の知識があるうえで食材を選ぶのとでは、年を重ねるにつれてその差は大きくなっていきます。
薬膳を学んでみたい方へ
薬膳のイメージが「健康に良い食事」から「自分の人生を整え、誇りや自信を持ち、好きなことを自由に楽しむための知恵」へと、少しバージョンアップしてもらえたでしょうか?
薬膳の知識は、不調を整えるだけでなく、“自分の体を理解する力”を育ててくれます。実際に「薬膳を学んでから不調の原因がわかり、心が軽くなった」と感じる方もたくさんいらっしゃいます。
不調が今すぐになくならなくても、その原因が分かると安心することってありますよね。
もし今、
「これから長く役立つ知識を身につけてみたい」
「毎日の料理をもっと意味のある時間にしたい」
「自分の行動・選択に自信を持ちたい!」
と思っているなら、薬膳を学ぶタイミングかもしれません!
私のメンバーシップでは、難しく感じる中医学の知識も分かりやすくお伝えしていますし、質問もいつでもOK。
月500円という気軽な形で、薬膳の本を読むだけではなかなか得にくい「実践的な理解」と「学び合える場」を持てるのも魅力です。
あなたの暮らしに“薬膳の知恵”を少しずつ取り入れてみませんか?
一緒に、自分と家族の“食の軸”を育てていきましょう☺
【メンバーシップ「てのひら薬膳手帳」はこちら⇓】
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