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Hank Crawford & Jimmy McGriff - On The Blue Side(1989)

ハンククロフォードとジミーマクグリフ。共にジャズミュージシャンとして活躍しましたがどちらもブルースやR&Bよりの音楽を得意とした人物で、ハンクはレイチャールズの楽団で頭角を表しジミーはレイのI Got A Womanで初ヒットを記録するなど何かと縁を感じる2人です。本作はそんな2人の共演盤でブルースやソウルジャズを円熟した職人の技で演奏しています。そんな二人を支えるのはギタリストのジミーポンダー。二人に比べるとやや無名の彼ですがウェス直系のコクのある演奏でとても素晴らしいです。

メンバー
ハンククロフォード:アルトサックス
ジミーマクグリフ:オルガン
ジミーポンダー:ギター
ヴァンスジェームス:ドラム

Any Day Now
バートバカラックの曲ですがリズムこそボサノヴァ風でポップなもののブルース&ソウルフルにしています。ハンクの歌うようなアルト、マクグリフの深みのあるオルガン、ポンダーのウェスのようなギター(指弾き?)ボサノヴァ風のおかずをいれつつもスコンスコンと歯切れのよいドラム。最高のカバーだと思います。

Jimmy's Groove
ジミーマクグリフ作。軽やかなグルーヴにのってブルースフィーリングに溢れた緩いジャムセッションです。この緩さがたまりません。

The Glory Of Love
ジミーポンダーの円熟味溢れるギターが美しいバラードナンバー。比較的初期の頃に録られたルードナルドソンのMr. Shing-A-Lingではブルース由来のシンプルでやや拙いプレイで同じ人物の演奏とは思えませんが、デビュー前にクラブで演奏してるとウェスが足繫く通っていたそうです

You're The One
モータウンのグループであるマーヴェレッツのカバーソウルフルに熱唱するアルトサックスが最高にかっこいいファンキーな一曲。

Tuff
タイトル通りタフな演奏のブルースナンバー。ハンクの無骨なサックスがかっこいいです

Jumpin' With Symphony Sid
レスターヤングのカバー。スウィンギーでノリのいいミディアムナンバーです。ユニゾンのテーマや軽いジャブの打ち合いのようなソロ回しもかっこいいです

Gee Baby, Ain't I Good To You
ムーディーなアルトが印象的な一曲。ギターも低音を使いムーディーな演奏。ジャズとムードミュージックが近かった時代を感じます

Hank's Groove 
ハンク作のブルースナンバー。アグレッシブに跳ねるドラムに乗ってノビノビとアドリブをくり広げています。