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「悩みゼロの人生」を私は諦めた。

生きてる限り「悩み」に付き纏われる。

悩みがひとつ消えても、
また次の悩みがやってくる。

やっと安心できると思ったのに、
数日後には別の不安を抱えている。

人間関係に悩んでいた時は、
「ひとりになれたら楽なのに」
と思っていたのに、

いざひとりになると
孤独に押し潰されそうになる。

お金に悩んでいた時は、
「余裕さえあれば幸せになれる」
と思っていたのに、

少し余裕ができたら今度は将来が怖くなる。

結局、
悩みって終わらない。

人生って、
悩みを完全になくすゲームじゃなくて、
悩みと付き合いながら進むゲーム
なのかもしれない。

わたしは昔、
「悩みがなくなったらちゃんと幸せになれる」
って本気で思っていた。

全部解決したら、
心が軽くなって、
毎日笑えて、
不安なんてなくなって、
穏やかに生きられると思っていた。

でも実際は違った。

ひとつ解決しても、
また別の悩みが生まれる。

終わったと思った瞬間に、
次の問題が顔を出す。

まるで人生が、
「はい次」
って言ってくるみたいに。


それに悩みって
「考えないようにしよう」
とすると余計に大きくなる。

忘れようとするほど頭に残るし、
気にしないようにするほど気になってしまう。

夜になると急に思い出して、
もう終わったことまで引っ張り出して、
勝手にひとり反省会が始まる。

「あの言い方まずかったかな」
「嫌われたかな」
「変に思われたかな」

そんなこと、
相手はもう忘れてるかもしれないのに、
自分だけずっと覚えている。

悩みって、
現実より「想像」の中で膨らむことが多い。

でも、
だからと言って、
悩むことが悪いわけじゃないと思う。

悩めるって、
ちゃんと考えてる証拠だから。

人との関係を大事にしたいから悩むし、
失敗したくないから不安になるし、
未来をちゃんと生きたいから怖くなる。

もし何も感じなかったら、
何も悩まない代わりに、
何にも本気になれないのかもしれない。

だから、
悩むこと自体は、
きっと人間らしいことなんだと思う。

ただ、
ずっと悩みの中に沈み続けると、
世界がどんどん苦しくなる。

「なんで自分だけ」
って思えてきたり、
周りがみんな上手く生きてるように見えたり、
自分だけ取り残されてる気がしたり。

SNSを開けば、
楽しそうな人ばかり流れてくる。

将来の夢を叶えてる人。
友達がたくさんいる人。
恋人と幸せそうな人。
毎日充実してそうな人。

それを見るたび、
「自分には何もない」
って気持ちになる夜もある。

でも、
多分みんな、
表に出してないだけで悩んでる。

悩みゼロで生きてる人なんて、
きっとほとんどいない。

明るく見える人も、
強そうな人も、
ちゃんとしてそうな人も、
見えない場所で何かを抱えてる。

それなのにわたしたちは、
「悩まない人になろう」
としてしまう。

でも本当は、
必要なのは
「悩まなくなること」じゃなくて、
「悩みながらでも生きられること」
なのかもしれない。

不安があっても学校に行った日。
苦しくても働いた日。
泣きたくても誰かに優しくした日。

そういう日は、
ちゃんと生きてる。

完璧じゃなくても、
悩みだらけでも、
前に進めている。

人生って、
「悩みがなくなったら幸せ」
じゃなくて、

悩みがある日にも、
小さく笑えたり、
好きな音楽を聴けたり、
誰かの言葉に救われたりするもの
なのかもしれない。

だから最近は、

「悩みを消したい」

というより、

「悩みと少しうまく付き合えたらいいな」

と思うようになった。

今日はちゃんと眠れたとか、
好きなものを食べられたとか、
少し気持ちが軽かったとか。

そんな小さいことで、
十分な日もある。

生きてる限り、
悩みは多分ずっと付き纏う。

未来への不安も、
人間関係も、
自分自身へのコンプレックスも、
完全には消えないのかもしれない。

でも、
悩みながら今日まで生きてきたことって、
それだけですごい。

何回しんどくなっても、
何回心が折れそうになっても、
それでもここまで生きてきた。

だからきっと、
これからもわたしたちは、
悩みながら生きていく。

それは弱いからじゃなくて、
ちゃんと人生を生きているから。



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