看護師が職場の違和感を無視しない方がいい理由|派遣先を4日で辞めた私の体験
新しい職場で、
「なんとなく雰囲気が合わない」
「聞いていた話と少し違う」
「ここで働き続けて大丈夫かな」
そんな違和感を覚えたことはありませんか。
まだ働き始めたばかりだから。
慣れていないだけかもしれないから。
自分が気にしすぎているだけかもしれないから。
そう考えて、最初に感じた違和感を無視してしまうことがあります。
私も以前、顔合わせの時点で感じていた違和感を打ち消し、派遣先で働くことを選びました。
しかし、その職場は4日で辞めることになりました。
この記事では、私が職場で感じた違和感をなぜ無視してしまったのか、働き始めて何が起きたのか、そして現在どのような基準で職場を見ているのかを書きます。
今の職場に「なんとなく合わない」と感じている看護師さんが、自分の気持ちを整理するきっかけになれば嬉しいです。
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顔合わせの時から、職場への違和感はあった
その派遣先には、顔合わせの時から何となく違和感がありました。
うまく言葉では説明できません。
ただ、
「なんか違う気がする」
そんな感覚がありました。
私は昔から、人の雰囲気やその場の空気を感じ取りやすい方です。
良くも悪くも、言葉にされていない空気を敏感に受け取ることがあります。
それでも当時は、その違和感を見ないことにしました。
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なぜ職場の違和感を無視してしまったのか
理由はいくつかありました。
・家から近かった
・また別の派遣先を探すのが面倒だった
・派遣だから、合わなければ契約終了で辞めればよいと思った
・自分が考えすぎているだけかもしれないと思った
今振り返ると、違和感に気づいていたのに、その感覚を打ち消す理由ばかり探していたのだと思います。
「せっかく見つかった職場だから」
「また探すのは大変だから」
「もう少し頑張れば慣れるかもしれないから」
辞めたくない理由があるほど、人は違和感を否定する材料を探してしまうことがあります。
私も、まさにそうでした。
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私は、少し嫌なだけですぐ辞めるタイプではない
私は、少し嫌なことがあっただけですぐに辞めるタイプではありません。
新しい職場に入ると、
「まだ慣れていないだけかもしれない」
「人間関係も仕事も、時間がたてば変わるかもしれない」
と考え、まずは様子を見ることが多いです。
実際に、辞めたいと思いながら1か月以上頑張った職場もありました。
だからこそ、4日で辞めるという判断は、私自身にとっても珍しいものでした。
時間が解決する問題ではないと感じたことと、身体に明らかな反応が出たことが重なったためです。
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働き始めると、違和感は確信に変わった
実際に働き始めて感じたのは、
「やっぱり、何かが違う」
ということでした。
多少の違いなら、どの職場にもあると思います。
事前に聞いていた内容と、実際の業務が完全に同じとは限りません。
しかし、その職場では単なる行き違いではなく、
看護師という仕事の責任を軽く扱っているような空気を感じました。
複数の施設で働いてきた中で、看護師を専門職として大切にする職場もあれば、
単に便利な存在として扱う職場もありました。
その派遣先は、後者に近いと感じました。
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私が注意した方がよいと思う職場の特徴
今振り返ると、その職場にはいくつか気になる点がありました。
⬜︎正社員がいないのに、派遣看護師を一人で配置する
看護師の仕事は、急変対応を含む責任の重い仕事です。
それにもかかわらず、
「看護師一人で大丈夫でしょう」
という前提で、経験の浅い看護師や派遣看護師を一人で配置する職場があります。
問題なのは看護師個人ではなく、
無理な配置を許している組織です。
⬜︎正社員がいるのに、派遣へ責任の重い仕事を押しつける
正社員が勤務しているにもかかわらず、なぜか派遣看護師に責任の重い仕事を任せようとする職場もありました。
中には、リーダー業務まで派遣に任せようとするケースもあります。
派遣か正社員かにかかわらず、契約内容や経験に見合わない責任を一人に負わせる職場には注意が必要です。
事前に聞いていた業務内容と実際の仕事が違う場合は、そのまま引き受けず、派遣会社や責任者へ確認した方がよいと思います。
⬜︎威圧的で、相談しにくいスタッフがいる
・挨拶を無視する
・話しかけにくい
・看護師や派遣職員を下に見る
・質問すると嫌な顔をする
私の経験では、このような態度を取る人がいる職場では、スタッフ同士の人間関係にも注意が必要だと感じています。
相談や質問ができない職場は、働きにくいだけではなく、安全面にも影響します。
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「慣れれば消える違和感」と「無視しない方がよい違和感」
新しい職場では、誰でも緊張します。
すべての違和感を理由に、すぐ辞める必要はありません。
【時間をかけて様子を見てもよいこと】
・初日の緊張
・業務の流れが分からない
・人の名前を覚えられない
・新しい人間関係への不安
・仕事に慣れていないことによる疲れ
これらは、時間がたつことで軽くなる可能性があります。
一方で、次のような違和感は無視しない方がよいと思っています。
【無視しない方がよいこと】
・事前に聞いていた業務内容と実際の仕事が違う
・人員配置に明らかな無理がある
・質問や相談ができない
・経験や契約以上の責任を繰り返し求められる
・スタッフが威圧的で、安心して働けない
・動悸、息切れ、不眠などの身体症状が出る
一つ当てはまっただけで、必ず辞めなければならないわけではありません。
しかし、複数重なっている場合や、相談しても改善されない場合は、違和感を無視しない方がよいと思います。
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本当は、何を守ろうとしていたのか
今振り返ると、私は職場を守ろうとしていたわけではありませんでした。
守りたかったのは、
・派遣会社へ迷惑をかけたくない気持ち
・職場へ迷惑をかけたくない気持ち
・自分のプライド
・自分はもう少し頑張れるという思い
・ここで辞めたら逃げになるのではないかという不安
だったのだと思います。
「もう少し頑張れるんじゃないか」
「ここで辞めたら、逃げになるんじゃないか」
そんな気持ちがありました。
だから違和感を感じながらも、自分を納得させようとしていました。
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辞める決断をした一番の理由は、身体症状だった
私にとって決定的だったのは、身体の反応でした。
動悸。
息切れ。
「行きたくない」
「辞めたい」
そう思ったことは、それ以前にもありました。
けれど、その時は明らかに違いました。
心ではまだ、
「もう少し頑張れるかもしれない」
と考えていました。
しかし、身体は正直に反応していました。
今なら思います。
心はごまかせても、身体はごまかせない。
私はそこで初めて、
「これは頑張る場面ではない」
と思いました。
心身の症状が続く場合は、一人で我慢せず、休むことや医療機関へ相談することも選択肢だと思います。
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今の私が、違和感を感じたときに確認すること
今でも、新しい職場では緊張します。
違和感を覚えても、最初の印象だけですぐに判断するわけではありません。
まず、次の4つを分けて考えます。
・事実として何が起きているのか
・時間がたてば解決することなのか
・相談することで変えられることなのか
・心や身体に症状が出ていないか
「何となく嫌だから辞める」のではなく、違和感の正体を整理してから判断するようになりました。
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4日で辞めた自分を、今は責めていない
今の私は、あの時の自分を責めていません。
今振り返っても、
「もっと早く辞めればよかった」
とも思っていません。
あの時の私には、あの時の私なりの理由がありました。
むしろ、父が亡くなった直後という状況で、よく一日でも出勤したと思っています。
よく4日間頑張ったと思っています。
あの経験があったからこそ、今は職場で感じる違和感に気づけるようになりました。
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最後に
今、
「なんとなく違う気がする」
と思いながら働いている人がいるなら、その感覚を完全に否定しないでほしいと思います。
直感だけで、すぐに辞める必要はありません。
でも、一度立ち止まって確認してみてください。
・聞いていた仕事内容と違わないか
・安全に働ける人員体制か
・質問や相談ができる職場か
・経験や契約以上の責任を負わされていないか
・心や身体に異変が出ていないか
違和感の正体を整理したうえで、続けるのか、相談するのか、離れるのかを考えても遅くありません。
その違和感は、自分を守るための大切なサインかもしれません。
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働き方に悩んでいた頃のことや、自分に合う働き方を探してきた過程も書いています。今の自分と重なる記事があれば、続けて読んでみてください。
