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「給食当番の流れ」22の手順|はじめての学級経営⑭|給食の時間その2

この記事は…
✅給食指導がうまくいかない原因が分からない…
✅"いただきます"の時間が他のクラスより遅くなってしまう…
✅他のクラスってどんな給食の流れなの?

こんな悩みや疑問にお答えします。


学級経営の中でも、毎日の積み重ねが見えやすいのが「給食の時間」


「いただきます」から「ごちそうさま」までのあいだ、子どもたちはどんなふうに過ごしているでしょうか。

担任は、何を見て、どこに気をつけていけばよいのでしょうか。


特に「給食が遅い…」という声が出たときには、ただ「早く食べようね」と声をかけるだけでは、根本的な解決にはなりません。


本記事では、「給食が"遅くなる""楽しくない""食べられない"原因をどう見つけ、どう改善していけばいいのか」を具体的な観点を手立てとともに紹介します。


最後まで読むと、給食指導がうまくいかない原因が分かり、子どもたちも先生も心地よく過ごせる給食時間をつくるヒントが見つかりますよ。


この記事を読むと…
✅給食の流れを細分化したリストが手に入る
✅給食が「遅い」「残飯が多い」「楽しくない」原因が分かる


▼「はじめての学級経営」記事一覧はこちら▼


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<目的>

給食のネック(遅い・楽しくない・残飯が多い原因)を見つける


<要約>

★楽しい給食にするためのロードマップ
⑴理想を知る
 ・楽しい給食の3ヶ条(はじめての学級経営⑭その1)

⑵現状を把握する←★今回はここをやるよ!★
 ・「給食の時間」手順の細分化(はじめての学級経営⑭その2)

⑶問題解決する
 ・給食の指導(はじめての学級経営⑭その3)

<楽しい給食の3ヶ条>
①食べる時間が十分にある【時間】
②自分に合った量を食べられる【量】
③仲間と楽しく食べられる【仲間】

※復習:⑴理想を知る(はじめての学級経営⑭その1)

今回は"楽しい給食の3ヶ条"を達成するために、「給食が遅くなる・楽しくない・残飯が多い原因」を探っていきます!!

そして、原因を見つけ、解決していくステップがこちら👇

<素早い!食べられる!楽しい!給食にする5ステップ>
⑵現状を把握する2ステップ
①給食の手順をリストアップする
②ネック(遅れる・食べられない・楽しくない原因)を見つける

⑶問題解決をする3ステップ
③問題解決の手立て(指導方法)を考える
④全体に指導・練習する
⑤価値付け
※⑵現状を把握する(←今回!!)&⑶問題解決をする(←その3)


<関連コンテンツ>

【はじめての学級経営⑭その1】

👆前回の記事はこちら

【はじめての学級経営⑭その2】

👆次回の記事はこちら



1.給食の流れをリストアップしてみよう【22の手順を紹介】

給食ってどんな手順があるの?を知ろう!

ひとくくりに「給食」といっても、"準備""食事""片付け"と様々な過程が含まれでいます。


ここでは、給食の流れの手順をリストアップして、細分化していきましょう。


手順が見えると、給食の時間がうまくいかない原因が見えてきますよ。


⑵現状を把握する2ステップ
①給食の手順をリストアップする👈ここ!!
②ネック(遅れる・食べられない・楽しくない原因)を見つける



⑴ 給食の時間を細かく分けてみよう【紅葉学級の給食手順リストも紹介】

✅「いただきます」が遅い
✅片付けがバタバタする。
✅時間が足りなくて残してしまう子が多い…。

こうした給食時間の悩みの多くは「給食の流れを細分化して見直すこと」で原因を見つけることができます。


まずは、給食準備から片付けまでの流れを一度リストアップしてみましょう。

以下は、私が担任していたときの一例です。


給食準備から片付けまでの流れ(紅葉学級の場合)

<給食準備開始かた片付け終了まで>
①4時間目の授業のあいさつをする(全員)
②机上のモノをゼロにする(全員)
③ランチマットを敷く(全員)
④お手洗いに行く(必要な人)
⑤手洗い・うがいをする(給食当番優先)
⑥白衣を着る(給食当番)
⑦食缶と食器を準備する(ウエイター)
⑧盛り付け準備をする(給食当番)
⑨配膳する(給食当番以外)&盛り付け(当番)
⑩献立を全体に紹介する(ウエイター)
⑪「いただきます」のあいさつをする(日直)
⑫量を増やす(必要な人)
⑬白衣を脱ぎ、袋にしまう(給食当番)
⑭食事を楽しむ(全員)
⑮おかわりをする(希望者)
⑯牛乳パックを洗い、干す(食後)
⑰「ごちそうさま」のあいさつ(日直)
⑱食器・トレイを片付ける(全員)
⑲食缶などをワゴンにのせる(当番・ウエイター)
⑳配膳台を拭き、カバーをかける(当番)
㉑ワゴンを戻す(当番)
㉒掃除の準備をする(全員)


細か!と思いましたか?
思いましたよね(笑)


面倒だと思うかもしれませんが、このように手順を書いてみることで、自分のクラスではどこがネックになっているのかが、手に取るように分かるようになります。



⑵ 給食の流れを書き出してみよう

では、ここからは実際に自分のクラスの給食の流れをリストアップしてみましょう。


ですが、給食の流れは、自治体やクラスによって方法が異なりますよね。

そのため、私(紅葉)のクラスの流れと自分のクラスとを比較しながら、「ここは同じだ!」「これはちがうな~」「あれやってたな」と考えてみましょう。


コツは4時間目の授業の終わりから片付けまでを頭の中でイメージしていくこと。

落ち着いた環境の中、ノートやスマホに、思いつく限りリストアップしてみましょう。


とはいえ、頭の中の記憶だけだと、意外と抜けやズレがあります。

そこで、リストを作った次の日に、4時間目の終わりから、給食準備中の子どもや自分の動きをよく“観察”してみましょう。


リストの抜け漏れがよく分かりますし、この後お話する給食が"うまくいかない原因"も見えていきます。


【まとめ】
<1.給食の流れをリストアップしてみよう>
⑴給食の時間を細かく分けてみよう(紅葉学級の場合)
【準備編】
①4時間目の授業のあいさつをする(全員)
②机上のモノをゼロにする(全員)
③ランチマットを敷く(全員)
④お手洗いに行く(必要な人)
⑤手洗い・うがいをする(給食当番優先)
⑥白衣を着る(給食当番)
⑦食缶と食器を準備する(ウエイター)
⑧盛り付け準備をする(給食当番)
⑨配膳する(給食当番以外)&盛り付け(当番)
⑩献立を全体に紹介する(ウエイター)

【食事編】
⑪「いただきます」のあいさつをする(日直)
⑫量を増やす(必要な人)
⑬白衣を脱ぎ、袋にしまう(給食当番)
⑭食事を楽しむ(全員)
⑮おかわりをする(希望者)
⑯牛乳パックを洗い、干す(食後)

【片付け編】
⑰「ごちそうさま」のあいさつ(日直)
⑱食器・トレイを片付ける(全員)
⑲食缶などをワゴンにのせる(当番・ウエイター)
⑳配膳台を拭き、カバーをかける(当番)
㉑ワゴンを戻す(当番)
㉒掃除の準備をする(全員)

⑵給食の流れを書き出してみよう
<ポイント!>
①紅葉学級と比較する
②頭の中で給食の流れをイメージする
③手順を一つずつ書き出す



2.「給食が遅い・楽しくない・残飯が多い」原因を探ろう

「給食が遅い(時間)・残飯が多い(量)・楽しくない(仲間)」原因を探ろう

✅「給食が遅い…」
✅「残飯が多い…」
✅「楽しくない…」

このように【時間・量・仲間】どれか一つでも欠けてしまうと「充実した給食の時間」にはなりません


そこで、ここでは、遅れる・食べられない・楽しくない原因(=ネック)を見つけましょう!


<素早い!食べられる!楽しい!給食にする5ステップ>
⑵現状を把握する2ステップ
①給食の手順をリストアップする
②ネック(遅れる・食べられない・楽しくない原因)を見つける👈ここ!!


⑴ 素早!食べられる!楽しい!給食にする5ステップ

充実した給食の時間にするために、以下のステップを踏んでいきます。

※復習です!

<素早い!食べられる!楽しい!給食にする5ステップ>
⑵現状を把握する2ステップ
①給食の手順をリストアップする
②ネック(遅れる・食べられない・楽しくない原因)を見つける
👆ここ!!

⑶問題解決をする3ステップ
④全体に指導・練習する
⑤価値付け
※⑵現状を把握する(←今回!!)&⑶問題解決をする(←その3)

ここでは「②ネックを見つける」について解説します。



⑵ 給食のネックを見つけよう!

はじめに「楽しい給食の3ヶ条」を確認します。

【確認】<楽しい給食の3ヶ条>
食べる時間が十分にある【時間】
自分に合った量を食べられる【量】
仲間と楽しく食べられる【仲間】


「①時間・②量・③仲間」それぞれが達成できていない原因を分析していきましょう。


<時間が少ない・食べられない・楽しくない原因は?>
① 食べる時間が少ないのはなぜ?【時間】
② 給食が「食べきれない」のはなぜ?【量】
③ 給食が「楽しくない」のはなぜ?【仲間】


具体的な給食指導の方法は「はじめての学級経営⑭給食の時間その3」で解説します。



① 食べる時間が少ないのはなぜ?【時間】

給食の"準備""片付け"がうまく回ってないから

食べる時間が少なくなる原因”準備””片付け”にあります。


以下のように、自分のクラスの準備、片付けでやっていることを書き出したら、なぜそこで遅くなっているのかを考えてみましょう。

【準備編】
①4時間目の授業のあいさつをする(全員)
②机上のモノをゼロにする(全員)
③ランチマットを敷く(全員)
④お手洗いに行く(必要な人)
⑤手洗い・うがいをする(給食当番優先)
⑥白衣を着る(給食当番)
⑦食缶と食器を準備する(ウエイター)
⑧盛り付け準備をする(給食当番)
⑨配膳する(給食当番以外)&盛り付け(当番)
⑩献立を全体に紹介する(ウエイター)

【片付け編】
⑰「ごちそうさま」のあいさつ(日直)
⑱食器・トレイを片付ける(全員)
⑲食缶などをワゴンにのせる(当番・ウエイター)
⑳配膳台を拭き、カバーをかける(当番)
㉑ワゴンを戻す(当番)
㉒掃除の準備をする(全員)


たとえば、このような原因が考えられます。

<給食の"準備"が遅い原因 例>
✅そもそも4時間目が定刻に終わっていない
✅給食準備の手順がバラバラ
✅誰が何をやるか決まっていない
✅手洗いの順番待ちが混乱している
✅配膳中に立ち歩きが多く、集中していない
✅片付けが遅く、早めにごちそうさまをしている

原因が分かったら、全体指導に入っていきます。

給食指導については次回の記事で解説しますね。



② 給食が「食べきれない」のはなぜ?【量】

正しい食べ方を知らない食事に集中する仕組みがないから

適切な量の給食が食べきれない原因は、

「正しい食べ方を知らない」
「食事に集中する仕組みがない」
「自分に合った量の給食が盛られていない」

などが考えられます。


以下のように、自分のクラスの食事中にやっていることを書き出したら、なぜ食べきれないのかを考えてみましょう。

【食事編】
⑪「いただきます」のあいさつをする(日直)
⑫量を増やす(必要な人)
⑬白衣を脱ぎ、袋にしまう(給食当番)
⑭食事を楽しむ(全員)
⑮おかわりをする(希望者)
⑯牛乳パックを洗い、干す(食後)


たとえば、このような原因が考えられます。

<給食が食べきれない原因 例>
✅間違った箸の持ち方をしている
✅自分に合った量がお皿に盛られていない
✅自分に合った量がわからない
✅食事中に立ち歩きがあり、集中できない
✅友達が笑わせてくるから給食が食べられない
✅食べることにポジティブな意識が持てていない


仕組みを変えるなら、

「普通・少なめ」の2種類で配膳を分ける
「もぐもぐタイム」を設定して食べる時間を確保する

などの方法が考えられます。



③ 給食が「楽しくない」のはなぜ?【仲間】

食事中のコミュニケーション方法を知らない会話が生まれる仕組みがないから

給食が楽しくない原因は、

✅コミュニケーション方法を知らない
✅会話が生まれる仕組みがない
✅一緒に食事をしている人同士の関係性が悪い

などが考えられます。


✅関係性が悪い

この場合に関してはそもそも班編成を工夫する必要があります。

工夫と言ってもやることはシンプルで、

「犬猿の仲同士を同じ班にしない」

これだけです。


結婚式の披露宴をイメージしてみてください。

披露宴のとき、同じ卓を囲む人は同じコミュニティの知り合いや友人同士であることが多いですよね。

あれは、主催者側が楽しく食事ができるようにという配慮です。


安心感が抱けない状況があるのなら、無理に「犬猿の仲同士」を近づけるのではなく、一旦距離を取ることも検討してみましょう。


✅コミュニケーション方法を知らない
✅会話が生まれる仕組みがない

これらについては、

声の大きさの調整
会話内容
・食事中の隊形

などを工夫していきます。



<時間が少ない・食べられない・楽しくない原因は?>
① 食べる時間が少ないのはなぜ?【時間】
給食の"準備""片付け"がうまく回ってないから

② 給食が「食べきれない」のはなぜ?【量】
正しい食べ方を知らない・食事に集中する仕組みがないから

③ 給食が「楽しくない」のはなぜ?【仲間】
→食事中のコミュニケーション方法を知らない・会話が生まれる仕組みがないから



⑶ 「現状」と「理想」を比べてみよう

リストアップした自クラスの給食の流れと、今回紹介した例を比べてみましょう。

・スムーズに動けていない場所はどこか?
・役割が曖昧になっていないか?
・先生が気づかずに止まってしまっている動線はないか?

気づいた点をもとに、

全体にどのような指導をするのか、
どんな練習をさせるのか、
何に気が付かせるのか、

指導方法を検討していきます!


【まとめ】この記事のやることリスト
<この順番で原因を分析しよう!>
1紅葉学級の給食手順リストをみる
2自分のクラスの給食手順リストをつくる
3どこがネックになっているのか、観察する
4観察して分かった「現状」と「理想」を比べる


\システムで楽しい給食になる!/
オリジナル給食当番表


<学習のまとめ>

今回は学級経営の基本である「給食の時間の流れを把握し、ネックを見つける方法」について解説しました。

まとめると、

<素早い!食べられる!楽しい!給食にする5ステップ>
⑵現状を把握する2ステップ
①給食の手順をリストアップする
②ネック(遅れる・食べられない・楽しくない原因)を見つける

【まとめ】
<1.給食の流れをリストアップしてみよう>
⑴給食の時間を細かく分けてみよう(紅葉学級の場合)
【準備編】
①4時間目の授業のあいさつをする(全員)
②机上のモノをゼロにする(全員)
③ランチマットを敷く(全員)
④お手洗いに行く(必要な人)
⑤手洗い・うがいをする(給食当番優先)
⑥白衣を着る(給食当番)
⑦食缶と食器を準備する(ウエイター)
⑧盛り付け準備をする(給食当番)
⑨配膳する(給食当番以外)&盛り付け(当番)
⑩献立を全体に紹介する(ウエイター)

【食事編】
⑪「いただきます」のあいさつをする(日直)
⑫量を増やす(必要な人)
⑬白衣を脱ぎ、袋にしまう(給食当番)
⑭食事を楽しむ(全員)
⑮おかわりをする(希望者)
⑯牛乳パックを洗い、干す(食後)

【片付け編】
⑰「ごちそうさま」のあいさつ(日直)
⑱食器・トレイを片付ける(全員)
⑲食缶などをワゴンにのせる(当番・ウエイター)
⑳配膳台を拭き、カバーをかける(当番)
㉑ワゴンを戻す(当番)
㉒掃除の準備をする(全員)

⑵給食の流れを書き出してみよう
<ポイント!>
①紅葉学級と比較する
②頭の中で給食の流れをイメージする
③手順を一つずつ書き出す

<時間が少ない・食べられない・楽しくない原因は?>
① 食べる時間が少ないのはなぜ?【時間】
給食の"準備""片付け"がうまく回ってないから

② 給食が「食べきれない」のはなぜ?【量】
正しい食べ方を知らない・食事に集中する仕組みがないから

③ 給食が「楽しくない」のはなぜ?【仲間】
→食事中のコミュニケーション方法を知らない・会話が生まれる仕組みがないから

<この順番で原因を分析しよう!>
1紅葉学級の給食手順リストをみる
2自分のクラスの給食手順リストをつくる
3どこがネックになっているのか、観察する
4観察して分かった「現状」と「理想」を比べる

この記事では、現状を把握し、ネックを見つけるところまで取り上げました。


次回「はじめての学級経営⑭その3給食の時間」では、実際に見つけたネックを解消するための具体的な指導方法を紹介します。


給食の準備、食事、片付け。
それぞれの場面に合った声かけや指導の工夫を解説しています。


お疲れさまでした!

この記事を通して、「今更こんな当たり前のこと聞けない…」と困っている先生の力に少しでもなれていたらうれしいです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

お相手はもみじでした。

また次の記事でお会いしましょう👋



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