スペシャリスト 専門家もまた大衆であるというオルテガ『大衆の反逆』での批判 リンク

スペシャリスト 専門家へのリスペクト 敬意がなくなっている現在
スペシャリスト 専門家とは
「プロフェッショナル」という言葉の反対語は何か? と。
— 芦田宏直 (@jai_an) November 30, 2012
それは「アルバイト」ではなくて、「スペシャリスト」です。
「スペシャリスト」は、一つ一つの仕事に対して、まるで机の中の引き出しの中に分類・整理されてある文房具のように他人に使われる。それが「スペシャリスト」です。
— 芦田宏直 (@jai_an) November 30, 2012
スペシャリスト 専門家は大衆であるとのオルテガの批判
彼を専門家にするに当たって、文明は彼を自ら閉じこもり、自分の限界内で満足する人間に作り上げてしまった。しかしまさにその自律と自信の内的感覚そのものが、彼を自分の専門領域の外でも支配的位置に立ちたいという願望ももたらすのだ。結果として、彼は有資格の人間の最高点である専門性を持つものとして、つまり大衆化した人間の正反対を代表しながら、生活のほどんどあらゆる局面で無資格の大衆として振る舞うことになるだろう。
以上の指摘は机上の空論ではない。誰でもその気になれば、今日の政治、芸術、宗教、生や世界に関わる全般的な問題において、「科学者」を筆頭に医者、技術者、財界人、教授などがいかに愚かな考えを持ち、判断し、行動しているかについてつぶさに観察することができよう。これまで私が大衆の特徴として繰り返し紹介してきたこと、すなわち上位の要請に対して「聞く耳を持たない」、従わないという条件は、まさにこうした中途半端に資格を持っている人間において頂点に達している。彼らは現今の大衆の支配を象徴しており、かなりの部分で実際にもそれを構成しているのだ。そして、彼らの野蛮性はヨーロッパの退廃の最も直接の原因である。

[大衆の特徴] 専門しか知らない専門家なのに偉そうにする
「それでは、大衆とはどのようなイメージでしょうか。オルテガは意外にも大衆を代表する職業として研究者や科学者などの知識人を挙げます。
それは特定の知識人などを指しているわけではなく、知識人自体が、社会的にそうならざるを得ないと言っている。科学が進んでいくと研究分野が細分化していき、細分化することで、研究者は「熱心に研究している極小部分しか知らない人間(P201)」になるからです。
なのに、何か大発見をすると「俺はなんでも知っている」的な顔をするから、オルテガからは大衆を代表していると感じるわけですね。」
「オルテガは科学者を筆頭に知識人に対してものすごく怒っています。それは「自分たちは優れているから、社会からの問いかけは聞かない」という姿勢を取る人たちが多く、オルテガいわく原始的で野蛮である大衆の代表者であると言っています。
2025.05.01
— 石部統久 (@mototchen) May 30, 2025
COLUMN SOCIOLOGY
オルテガ・イ・ガセット『大衆の反逆』を読む [コラム017]https://t.co/5i6HzNboT6
[大衆の特徴]
専門しか知らない専門家なのに偉そうにする pic.twitter.com/Auc6RDniUn

関連ツイート
【引退した科学者がトンデモ歴史本を書く理由】を図解しました😂
— 古代ギリシャのヘルメス (@kodaigirisyano) May 1, 2024
立派な研究者ですから「よくあるイメージ」で歴史研究に取組まれた印象を持ってしまいますが…歴史という山が低く見えてしまったのでしょうか?
いきなり頂上へ飛び移ろうとしているかのように見受けられます. pic.twitter.com/b2MEEP5IL6
サイエンス史

サイエンスと科学哲学
科学革命においてサイエンスが専門科学と科学哲学に分離しました。
