致死量の平成と上半期聴いた曲
YouTubeで突如おすすめされた1本のMV。そこに詰まっていたのは致死量の平成。なんてもの勧めてくるんだ。たぶん何人か死んだぞ。
という話と今年前半で聴いた曲の2本立て。
お察しだとは思いますが,今回最初のテーマはこちら。
ORANGE RANGEの「イケナイ太陽 (令和ver.)」。令和verと言いつつ中身は致死量の平成。どうやら72個ネタが仕組まれているらしい。マジで致死量。もしかしたら一回死んだのかもしれない。とにもかくにも平成一桁生まれにはとても効く。
そもそも(こう言っては何だけど)ORANGE RANGE自体が「平成に流行った枠」みたいなところがある。特に意識して聴いたことはなかったし,CDも持っていなかったけど「イケナイ太陽」だってサビは知っているくらいには耳にした。何なら「花」とか小学校のころどこでも流れていて一周して嫌いになったこともある。
そんな存在自体がそもそも平成を想起させる「イケナイ太陽」に平成あるあるを詰め込んだら,それはもう致死量になろうというもの。赤外線通信とか,シーブリーズのキャップを交換するとか,新着メール問い合わせとかやりすぎ。加減しろバカ。また一人死んだぞ。
そんな感じで終始楽しんで観た一方でちょっと複雑な思いが首をもたげたんです。それは
ついに自分の青春が古典になってしまった……
という思い。サカナクションの「新宝島」とか「忘れられないの」とかのモチーフと同じカテゴリーになってしまった。
それでも曲の馬力があるので楽しさが上回るんですけどね。偶然MVを見た後で同級生と飲む会があったので,話を振ってみたらみんな観ていて笑ってしまった。「どのネタが一番刺さったか」みたいな話でもうひと盛り上がりしましたね。
ところで平成という時代って,「国民的」みたいな接頭辞が存在する最後の時代なんじゃないかって思うことがある。一人ひとりにネットがいきわたった現代では各々が好きなものを個々に掘り下げていくので。この先令和でこういうあるあるを感じる人は減るんじゃなかろうか。
致死量の平成を浴びたのでとりとめのない話になりましたが,何が言いたいかというと
平成は滅びぬ!何度でも蘇るさ!!
続いてはいつものとなりつつある,今年前半で聴いた音楽の垂れ流し。例のごとく「今年リリースされた」的な縛りはなく,ただ単によく聞いた曲という括りです。
Empty old City / Moonian
まずはEoCから「Moonian」。以前勢いのままに1曲だけで記事を書いてしまった曲。依然としてよく聴いている。
こちらのnoteは勢いのまま過ぎてちょっと恥ずかしいですが一応置いておきます。この曲が収録されているアルバムはどの曲もいいのでぜひ。リード曲の「Moonian」に惹かれていましたが,「Lazy and Loose」に今はハマっています。最終的に最初惹かれた曲と別の曲に落ち着くのはアルバムあるある。
Empty old City / Offline Saga (feat. 水槽)
続いてもEoCから最新リリースの「Offline Saga」。ゲストボーカルに水槽を迎えた初のラップ曲です。世界観はいつものEoCという感じ。ゲストボーカルを迎えたことでkahokaのボーカルの魅力が際立つ印象。ここ数週間のヘビロテ曲です。
理芽 / ルフラン feat. 笹川真生
去年聴いた音楽のまとめでも触れた理芽から。
理芽は去年の後半からまんべんなく聴くようになっていて,どれをあげるか迷ったのですが代表曲の「ルフラン」で。ぽつぽつ歩くようなテンポ感が好み。
理芽 × 幸祜 / 素的
続いても理芽から。彼女はVWPというユニットにも所属しているのですが,そのメンバーの一人幸祜とのデュエット曲「素的」。二人の伸びやかな声がたまらない一曲。
タイトルは素敵の別の書き方かと思っていましたが,英語題の「Idyllic(=牧歌的)」からするに「素の状態」的の方だったと気づきました。
ちなみにEoCも理芽(VWP)もKAMITSUBAKI STUDIOというレーベル所属。こういうつながりでYouTube君はおすすめしてくるんだなぁと。それがちゃんと刺さっているので正解なんですが。
サカナクション / 怪獣
次はサカナクションから「怪獣」。まっこと一郎さんは恐ろしい曲を書く。なかなか言語化できていないんですが,初めて聴いたときは「バケモン」という印象でした。
馬力というか推進力というか,そういったものがずば抜けている感じ。この辺りは「プラトー」に通づるものがある。
SuiseiNoboAz / 3020
最後はこれ。何度目だよとのツッコミも甘受しますが,今年の前半のテーマ曲といってもいい気がしている。いろいろ反芻してこの曲に惹かれた理由の言語化もできたし。その時の記事はこちら。
ポストロックっていいよな……。と思いつつも聴く時の精神状態により刺さる刺さらないが大きくぶれるので,積極的に掘ることはしていない今日この頃。ポストロックは刺激が強いのでこのくらいの距離感で接するのがいいかとも思ったり。
というわけで,致死量の平成を浴びた話と今年前半で聴いた曲のお話でした。後半でどんな感じでラインナップが変わってくるのか,という謎の期待をしています。
それではまた。
おまけ。なんか刺激が足りない気がしたので。
