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子どもが気持ちを言えないとき。「大丈夫?」じゃなく「悲しいね」と寄り添ったら、息子が涙をこぼした話

夕方の帰り道、5歳の息子が、何も言わずに私の手をぎゅっと握ってきた。その手は少しだけ汗ばんでいて、なんとなく不安げな顔をしている。

「どうしたの?大丈夫?」と聞いても、首を横にふるだけ。そのまま何も話さず、ぴったり私の後ろについて歩いていた。 

夕飯の支度をしながら、ふと顔を見たら、まだぼんやりしたまま。きっと、何かあったんだろうな。でも、どうしたら話してくれるだろう?

なんとなく「大丈夫?」っていう言葉が、届いてない気がした。だから試しに、ちょっと言い方を変えてみた。


「悲しい顔してるね。何かあった?」

 

すると、一瞬ピクリと反応した後、息子がぽつり。

「…○○くんが、ぼくのこと、仲間に入れてくれなかったの…」

 

その言葉が出た瞬間、目に涙がにじんで、ぎゅっと私にくっついてきた。

きっと、「大丈夫?」って聞かれても、「大丈夫じゃない」ってうまく言えなかったんだろうな。でも「悲しいね」って代わりに言ってもらったとき、やっと気持ちが“言葉になった”んだと思う。

 

子どもの気持ちに寄り添う「感情ラベリング」の力

この声かけ、実は脳科学的にもちゃんと意味があります。

私たちが怒ったり悲しんだりしてるとき、脳の中では「扁桃体」っていう“感情の脳”が強く反応しています。でも、誰かに「悲しいんだね」って言葉にしてもらうと、「前頭前皮質」っていう“考える脳”が働き始める。

つまり「感情に名前をつける」だけで、脳の興奮が和らぐんです。たったひと言が、脳にも心にも、ちゃんと届くんですね。

 

子どもが感情を言えないときに使える声かけリスト

子どもが感情をうまく言えないときに、使える魔法の言い換えがあります👇

・「大丈夫?」 → 「悲しそうな顔してるね」
・「泣かないで」 → 「悔しかったんだね」
・「怒らないの」 → 「イライラしてるのかな」
・「落ち着いて」 → 「すごくびっくりしたね」

ポイントは、「感情を否定しないこと」。

今感じていることを“そのまま”受け止めて言葉にするだけで、子どもは安心しやすくなります。

 

子どもが自分で感情を言葉にできるようになるまでのステップ

8歳の娘は、最近「ママ、私ね、すっごく嬉しい気持ち!」とか、「今日はイライラモードだからちょっとひとりでいたい」なんて言うようになってきました。

これも、感情のラベリングを繰り返してきたからかもしれません。

最初は、親が代わりに言葉を添える。
そのうち、自分で「これは悲しい」「これは嬉しい」って気づけるようになる。そしてその感情を、ちゃんと“伝える力”へとつなげていく。

 

「感情に名前をつけてあげる」という魔法

子どもは、まだ自分の気持ちを言葉にするのがとっても難しい。
でも、親が少しだけ立ち止まって、「今の気持ち、こうかな?」って寄り添ってみると、心の中のもやもやが、少しずつ形になっていきます。

今日も私は、息子の顔色を見ながら「どんな気持ちかな?」と考えてみます。そして、ぴったりくる言葉が見つかれば、そっとこう言うつもりです。

「…悲しかったんだね。気づけなくてごめんね」って。

 

よかったら、あなたの「ラベリングエピソード」も教えてくださいね☺️
また次回のnoteでお会いしましょう🌿


「気持ちを言葉にする」って、子どもにとっては大冒険。
だからこそ、寄り添い方をちょっとだけ変えてみたいですね🌱

→ 同じく「感情に寄り添う言葉かけ」テーマ。 ラベリングと相性◎、行動の根っこにある気持ちを見る視点がつながります。

→ 「どうして黙っちゃうの?」の背景にある“発達”の話として深掘り感が出ます。

→ 「共感と言葉のバランス」がテーマで、「悲しいね」と寄り添う話に似ています。

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