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宴会乾杯発声前待ち時間配布資料 その3

 宴会が始まるまでの待ち時間、皆さまがお集まりになり、お飲み物が揃うまでの間に、ちょっとした読み物があればと思い、作成そして配布した資料を再編しました。これは、その宴会に集われる方々にふさわしいと信じる内容をまとめたものです。
「その3」は、2025年12月27日(土)開催のブリティッシュ・スタイル・ブラスバンド宴会に向けて用意しました。(旭川市3条通7丁目セブンビル2F 北の創作料理 貴あじ)


ブラスバンド(British-style brass band)のみんなが大好き !  ベッソン社の歴史

1837年

フランス・パリで グスタフ・オーギュスト・ベッソン(Gustave Auguste Besson)が工房を設立

1857年

ロンドンへ事業拠点を移転し、Besson & Co.(London)の設立

 *1868年

 ブージー社(Boosey)が英国最大金管製造メーカーのディスティン社(Distin & Co.)買収

 *1869年

 日本吹奏楽の始まり(薩摩バンドそして軍楽隊)

1880年代

工場規模拡大で大量生産体制の確立

1891年

英国フルート製造メーカーのルダル・ローズ&カート社(Rudall, Rose & Carte)買収し木管楽器製造開始

 *1930年

 ブージー社(Boosey & Co. )とホークス社(Hawkes & Son)が合併し、ブージー&ホークス社(Boosey&Hawkes)となる

1948年

 ブージー&ホークス( Boosey & Hawkes) の傘下に入る

1974〜75年

 Besson の黄金時代

2001年

 Boosey & Hawkesが経営破綻し、管楽器部門はドイツのシャライバー社(Schreiber Group) に売却

2006年

 クランポン社(Buffet Crampon Group )によるBessonブランドの再建(製造工場のドイツ移転)

ここまでが印刷・配布した内容

 その後の調査により、記述の一部に誤りがあることが判明しました。
具体的には「2001年に管楽器部門がドイツのシュライバー社に売却された」という点です。正しくは、2003年に投資会社ラトランド・ファンド・マネジメント(Rutland Fund Management)が新会社「ザ・ミュージック・グループ(The Music Group)」を設立し、ブージー&ホークス社の楽器製造事業を継承したというのが事実です。
 この経緯を確認する過程で、かつてビュッフェ・クランポン社がブージー&ホークス社の傘下であったという事実も、改めて再確認することとなりました。


ブージー&ホークス社(Boosey&Hawkes)

1792年

 Boosey社創業(輸入販売・出版)

1850年代

 管楽器製造開始

1868年

 英国最大金管製造メーカーのディスティン社(Distin & Co.)買収

1930年

 Hawks社と合併しBoosey & Hawkesとなる
 Hawkes社は、楽器製造および楽譜出版を営む1865年創業のライバル企業でしたが、Boosey社と価格競争を避けるために合併しました。

1948年

 ベッソンを買収

1980年代

 シュライバー(W. Schreiber)を買収(木管楽器メーカ、主にクラリネットやバスーンなどを製造)
1981年 
 ビュッフェ・クランポンを買収

2001年経営破綻

 2001年に米国シカゴの楽器販売部門で会計上の不正が発覚し、多額の損失(約1,300万ポンド : およそ23億円)を計上して倒産寸前の状態に陥る)
 投資会社のラトランド・ファンド・マネジメント(Rutland Fund Management)が新会社「ザ・ミュージック・グループ(The Music Group)」を設立し、ブージー&ホークス社から楽器製造事業を継承しました。

2003年

 楽譜出版と著作権管理に特化した企業として再出発

ブージー&ホークスが手放した主なブランド

• ビュッフェ・クランポン(Buffet Crampon):フランスの木管楽器の名門
• W. シュライバー(W. Schreiber):ドイツのファゴット・クラリネットメーカー
• ベッソン(Besson):イギリスの金管楽器ブランド
• ユリウス・カイルヴェルト(Julius Keilwerth):ドイツのサックスメーカー
• ヘフナー(Höfner):ドイツのギター・バイオリンメーカー

2008年

 オランダのImagem社に買収されました。Imagem(イマージェム)社は、オランダ最大級の公的年金基金(ABP)が独立系出版社のCP Masters BVと共同で設立した音楽出版社です。安定した運用益を求める年金基金が、価値の変動しにくい「音楽著作権」を資産として保有・運用することを目的に設立されました。

2017年

 Imagem社はアメリカの音楽企業コンコルド(Concord)に約5億ドル(約550億円以上)で買収されました。この買収に伴い、ブージー&ホークス(B&H)も現在はコンコルド傘下のブランドとして運営されています。
 コンコルドは主に以下の3つの部門で構成されています。

  • コンコルド・ミュージック・パブリッシング: B&Hを含む世界有数の楽譜出版社を傘下に持ち、130万曲以上の著作権を管理しています。

  • コンコルド・レーベル・グループ: 「コンコルド・ジャズ」や「ファンタジー」など、多くの名門レコードレーベルを運営しています。

  • コンコルド・シアトリカルズ: ミュージカルなどの舞台作品のライセンス管理を行っています。

ビュッフェ・クランポン(Buffet Crampon)

1825

Denis Buffet-Auger(ドゥニ・ビュッフェ=オジェ)と Jean-Louis Buffet(ジャン=ルイ・ビュッフェ) により、パリで木管楽器工房創業

1830–40年代

ビュッフェ一族がクラリネット製作で評価を確立

1843

Hyacinthe Klosé(イアサント・クローゼ) と Auguste Buffet(オーギュスト・ビュッフェ) により、ベーム式クラリネットの改良・普及に貢献

1918–30年代

Buffet Crampon がフランスを代表するクラリネットメーカーとして国際的地位を確立

1935

Buffet Crampon & Cie として企業体制を整備

1940–50年代

クラリネットを中心に、オーボエ、ファゴットなど木管全般へ拡張

1981

Buffet Crampon が Boosey & Hawkes(英国) に買収される

1980–90年代

Boosey & Hawkes 傘下で、欧州の木管・金管ブランド再編が進む

2003

ドイツ金管メーカー B&S(東ドイツ時代の国営・金管楽器製造の中核金管製造社の後継) がグループに統合される流れが明確化

2005

The Music Group(投資ファンド) が Buffet Crampon を買収

2006

Buffet Crampon Group という名称が正式に用いられ始める

2006–2008

以下の主要ブランドがグループに整理・統合:
Buffet Crampon(仏/木管)
B&S(独/金管)
Melton / Meinl-Weston(独/チューバ)
Hans Hoyer(独/ホルン)
Keilwerth(独/サクソフォン)

2020–現在

Buffet Crampon Group は以下を擁する世界最大級の管楽器専業グループとして存続

木管

  • Buffet Crampon(クラリネット)

  • Keilwerth(サクソフォン)

  • Rigoutat(オーボエ)

  • Püchner(ファゴット)

金管

  • Besson(ブラスバンド)

  • B&S(トランペット/トロンボーン/チューバ)

  • Melton / Meinl-Weston(チューバ)

  • Hans Hoyer(ホルン)

  • Scherzer(ロータリートランペット)



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