山の斜面を登る雲《上昇霧》
今回は上昇霧についてまとめます。
上昇霧…山の斜面を登ることによって発生する霧です。
晴れ予報なのに富士山だけ雲があって見えなかった…とかも、だいたいこれが原因だったりします。
あと、山の天気は気まぐれっていうのも、これが原因なことが多いです。
山の上は天気が悪いのに、下山したら天気が良かった…みたいな。
上昇霧って?
上昇霧とは、山のふもとなどでできた湿った空気が山の斜面をのぼるときに、冷やされてできる霧のことです。
山などの地形の影響で空気が上にのぼることでできるので、『上昇』霧とよばれます。
上昇霧の発生メカニズム
①山の下などで空気が湿っている(たっぷり水蒸気をふくんでいる)状態になります。
(雨が降っていなくても、海からの風などでも、湿っている状態になります。)
②この空気が風などで山の斜面を上にのぼっていきます。
③空気は上にのぼると気温が下がります。
気温が下がると、水蒸気が水のつぶ(霧)になります。
こうして、山の中腹や山頂に霧ができるのが『上昇霧』です。
上昇霧による、主な雲海例
•富士山の雲海(静岡県)
地形の特徴:富士山は周囲に遮るものがない独立峰で、風を受けやすい地形です。
霧の発生:太平洋側からの湿った海風が山の斜面をのぼる際に冷やされ、上昇霧が発生します。
•燕岳の雲海
地形の特徴:北アルプスの稜線に位置し、東側から湿った風が入りやすい場所です。
霧の発生:東からの風が山の斜面をのぼるとき、上昇気流によって霧ができることがあります。
場合によっては、この上昇気流が雷の発生源になったりします。(夏の雷多発地点)
関連note
この断熱変化によって発生するのが、『上昇霧』です。
ってことは、この時の撮影狙いは前線特性による雲海でしたが、最終的に滝雲として撮っているのは上昇霧ですかね?
まとめ
上昇霧は、湿った空気が山などをのぼって冷やされることでできる霧です。
空気が冷えると水蒸気が水のつぶ(霧)に変わります。
雲海チャレンジに失敗してホワイトアウトだった…は、上昇霧による影響が高かったりします。
けど、うまく自分の高さギリギリで霧の発生が止まってくれると、大迫力雲海がみれます。
上昇霧による雲海狙いは、どの高さで雲が止まるのか(個人的に)ヒリヒリとギャンブル性が高くて楽しいです。
是非、狙って見てください。
地形と風向きが、重要ポイントです。
ちなみに、上昇霧によるガス(霧)狙い…は、割と勝率高い気がします。
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