【糖質vs脂質】太るメカニズムと危険性を完全解説!
どうもナカハラです。
精密栄養学を学びながら、皆さんに役立つ健康情報をお届けしています!
日に日に蝉の鳴き声が大きくなっているような気がします。
夏真っ盛りという感じですね!
朝散歩をするとより一層感じます。
最近、子供たちはセミ取りとかするんでしょうか?
全く見かけませんが、面白いことが他にたくさんあるから、わざわざセミを取ろうとは思わないかもしれません。
できれば子供たちに頑張ってもらって、鳴き声を少しでも小さくしてもらいたいですね。(どんだけ取るねん笑)
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太るメカニズムを徹底解説

本日は「太るメカニズム」について詳しくお話しします。
ダイエットに取り組んでいる方はある程度ご存知かもしれませんが、この仕組みは本当に興味深い部分。
また、糖質と脂質の違いについても「太る」という観点から見ていこうと思うので、理解が深まるはず!
もちろんわかりやすく説明するつもりなので、最後まで安心してお読みくださいね。
脂肪と中性脂肪の違いとは

中性脂肪は脂肪の材料
まず「脂肪」と血液検査でよく見る「中性脂肪」について整理しましょう。
僕もあまりよくわかっていなかったのですが、明確な違いがあります。
中性脂肪は脂肪の成分、つまり脂肪の元となるものと思ってもらえば一番わかりやすいです。
脂肪は皆さんのお腹周りにあるもの(失礼ですが!)、つまり物質としての脂肪。
血液検査の中性脂肪と脂肪は厳密には全然違います。
中性脂肪の役割
中性脂肪は主にエネルギーに関係します。
エネルギーが必要な時:エネルギーを放出して体や脳を動かす
エネルギーが足りている時:余った分を溜め込む
つまり、この余った分を溜め込むのが皆さんのお腹周りにある脂肪ということになります(しつこい笑)
「中性脂肪が高いと太りやすいんだ」「糖質でもそんな話をしていましたよね」と思われるでしょう。
そうなんです!
糖質も似たような働きをします。
エネルギーを供給するし、貯蔵もする特徴があります。
脂質と糖質:エネルギー源の違い

複数のエネルギー供給パターン
エネルギーは人間に欠かせないものなので、何パターンも供給する方法があります。
脂質:水に溶けにくく油に溶けやすい物質の総称(中性脂肪、コレステロール、リン脂質などを含む)。エネルギー源としても機能
糖質:血糖値と直結するエネルギー源
タンパク質:筋肉の材料だが、エネルギー源としても機能
ここで重要なポイントがあります。
脂質とは「水に溶けにくく、油に溶けやすいもの」を指します。
水と油は混ざらないという性質ですね。
現代人は糖質型エネルギー
僕がよく「脂質からエネルギーを作りましょう」という話をする時、実際にはほぼ中性脂肪をもとにしてエネルギーを作ると思ってもらうとより正確です。
現代人は糖質型で、糖質からのエネルギーばかりになってしまっているのが現状。
どちらでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、以前からお話ししているように血糖値スパイクが問題となります。
脂質の場合、インスリン(血糖値が上がると出る物質)が出ないので、血糖値スパイクが起きないというメリットがあるのです。
糖質と脂質はどっちが太りやすい?

エネルギーが余ると太るということは皆さんご存知だと思います。
では、糖質と脂質ではどちらが太りやすいのでしょうか?
結論:糖質の方が太りやすいです。
なぜかというところが、世の中的に省かれているところなんです。
理由は説明が面倒だからだと思います笑
一般的には結論だけを先に言って「糖質を控えましょう」という対策になっていくのですが、本日はここも詳しくお話ししていきます!
エネルギー変換プロセスの違い
これを説明するには、それぞれのエネルギーになる過程を理解する必要があります。
実際はもっと細かいのですが、簡易的に説明します。
中性脂肪のエネルギー変換
皆さんが糖質を好む理由は、糖質の方が簡単にエネルギーになるからという話をしたことがあります。
中性脂肪の方がエネルギーに変わるのに、たくさんの過程が必要なのです。
ステップ1:分解から開始
中性脂肪は水に溶けにくいため、体で使えるように水に溶けやすい状態に変化しなければなりません。
これを「乳化」と呼び、主に小腸などで行われます。
肝臓で作られた胆汁酸によって分解が始まります。
さらに膵臓が出すリパーゼという消化液によって、脂肪酸というものに変わります。
脂肪酸、これを覚えておいてください。
後でも出てくるのですが、これを言いたいためにこの話をしています!
脂肪酸からリンパ管というリンパを通って血液へ、そして細胞内でエネルギーに変わっていくという流れ。
これが中性脂肪の代謝で、時間がかかります。
糖質のエネルギー変換
糖質も色々な過程があります。
糖質→グルコース→ピルビン酸→アセチルCoAという流れ(名前は覚えなくて大丈夫です)。
段階を経るということだけ理解してください。
そこからエネルギーに変わっていくという流れです。
重要なポイント:エネルギーが余るとアセチルCoAがダブつきます。
そうすると、アセチルCoAが脂肪酸に変わる経路があるのです。
脂肪酸に変わることによって中性脂肪と同じ流れになり、余分なエネルギーが脂肪に変わります。
つまり、糖質の場合は余らなければエネルギーになるだけ。
ただし、現代人は世の中に糖質が溢れすぎているので、だいたい余ってしまう。
なので脂肪酸に変わって脂肪になってしまいます。
インスリンの隠れた能力

血糖値コントロール以外の機能
これだけでは、まだ糖質の方が太りやすいという理由にはなりません。
ここで重要になるのが、先ほど言ったインスリン(血糖値を上げたら下げる物質)。
インスリンには、これまでお話ししてこなかった新たな能力があります:
1. 脂肪の合成を促進
2. 脂肪の分解を抑制
糖質ばかり摂っているとインスリンが、「脂肪を作れ!」「脂肪の分解抑えろ!」という働きをします。
イメージで言うと貯金好きの人。
お金が入ってきたらとりあえず貯金しよう。
さらに貯金は絶対切り崩したくないという人がインスリンです。
糖尿病末期の患者がガリガリな理由
糖尿病末期の患者さんがガリガリなのは、インスリンが全然効かなくなったり、インスリン自体が分泌されなくなるため。
血液中の糖を細胞に取り込めないので、エネルギーとして使えません。
使われない糖は尿から大量に排出されてしまい、体はエネルギー不足状態に。
結果的に筋肉や脂肪を分解してエネルギーにするため、急激に痩せてしまうのです。
つまり、インスリンが正常に働いている間は糖をエネルギーとして使えるし脂肪として蓄積もできますが、インスリンの機能が破綻すると糖質を処理しきれなくなってしまいます。
果糖の特別な危険性
特に注意すべきは果糖。
お菓子や清涼飲料水によく入っている「果糖ブドウ糖液糖」などの成分で、これがさらに危険とされています。
通常のブドウ糖の場合:
全身の筋肉や脳などでエネルギーとして使われる
血液中から各組織に分散して処理される
果糖の場合:
筋肉ではほとんど使えない(筋肉に果糖を処理する酵素がほぼない)7〜8割 以上が肝臓に直行する
肝臓だけに集中的に負担がかかる
つまり、同じ甘いものでも果糖は肝臓に一気に集中してしまうため、肝臓での脂肪合成が促進されやすく、脂肪肝のリスクが高まるということです。
インスリンのもう一つの能力
実は、インスリンは脳に直接働きかけて食欲を抑えるという機能があります。
さらに、脂肪細胞から「レプチン」という満腹ホルモンの分泌を間接的に促進する作用もあるんです。
ところが果糖に関しては、インスリンをほぼ刺激しません。
だから満腹ホルモンを刺激しないため、いつまでも満腹になりにくい状態に。
「スイーツは別腹」というのは、まさにこのこと!
食べてしまうし、しかも中毒性もあるという悪循環。
インスリンの矛盾する働き
「矛盾しませんか?インスリンは溜め込む貯金好きの人と言っていたのに、満腹ホルモンを出すのは変では?」と思われるかもしれません。
僕もそう思って調べたら、フェーズが違うということがわかりました。
食べている時:エネルギーがたくさん入ってきたら、もういらないので「やめてください」という信号
食べた後:入ってしまったら「脂肪を溜めろ、脂肪分解を抑制しろ」という信号
つまり食前か食後かという話。
エネルギーを調整してくれているのがインスリンなのですが、たくさん入ってくると太って病気になるのを防ごうとしてくれます。
でも入ってしまうと、今度はただひたすら貯金好きの人に変わってしまうという仕組みなのです。
太りすぎが引き起こす健康問題

脂肪がつく順番と炎症
太ると見た目が変わりますが、初期のポッチャリ段階と結構太っている方では全然違います。
つきにくい箇所とつきやすい箇所があり、だんだんいろんなところにつき始めるのが脂肪の性質。
赤ちゃんみたいな可愛い手をした人、いますよね笑(笑ったら怒られるか!)
危険なのは肝臓
肝臓にだんだん脂肪がついてきて、これが進行すると脂肪肝と言われるものに。
初期はまだましですが、だんだん炎症を起こしてくるのです。
脂肪が炎症を起こすメカニズム
僕が少し前に知った恐ろしい事実:脂肪は炎症を起こす
太るとパンパンになり、体の至る所にある血管や毛細血管が圧迫されます。
つまり酸素が届きにくくなる状況。
人間と一緒で、酸素が届かないと細胞が死んでいきます。
脂肪細胞が死んでいくと、死体処理をしなければならないため、マクロファージという免疫細胞(お掃除屋さん)が集まってきます。
免疫反応が起こる=炎症が起こるということ。
これを肥満メタボ炎症と言います。
肝臓への深刻なダメージ
肝臓でも同様の炎症が起こり、だんだん肝臓が壊されていきます。
炎症が起こって固くなるぐらいまでだとまだ改善可能。
しかしそこからさらに進行すると、よく聞く肝硬変(肝臓の構造が壊された状態)に。
ここまで来ると不可逆で、もうどうしようもありません。
さらに進行すると肝臓がんになる可能性も。
全身への影響
パンパンになると血管圧迫で高血圧になったり、糖質の取りすぎで血管が内からも外からも中からも痛めつけられます。
血糖値スパイクでもボロボロになっていき、糖尿病にもなっていく。
糖尿病からもがんになったりするので、まさに命に直結する問題。
体中のいたるところでこういう事が起きているのでしょう。
見た目は可愛らしくても、ぽっちゃりしている方は健康面を考えると気をつけた方が良いということです。
まとめ
結論はいつものところに戻ってきますが、太らないようにするには:
糖質を控える
適度な運動をする
炎症を起こさないようにする
太るということは見た目だけでなく、体の中身にすごいダメージを与えているということ。
これがお伝えしたかった最も重要なポイントです!
本日のお話は、ダイエットをしている方はもちろん、太るとはなんだろうと思っている方、なぜ太ってはいけないのかと疑問に思っている方にも、様々な角度から説明できたのではないでしょうか。
難しかったかもしれませんが、これをきっかけに少しでも気をつける方が増えると幸いです。
それでは、今日も健康で!
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参考文献・エビデンス一覧
脂質代謝とエネルギー変換
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